2002年04月29日(月) エジプト旅行(第五回):とりあえずスフィンクスも見る

 

スフィンクス              ピラミッドと並ぶ、ギザのシンボル。 全長57m(コンバトラーVと一緒か)、高さ20m。古代エジプトでは沢山のスフィンクスが作られたが、このスフィンクスが最大にして最古の物。              古王国時代に建設されたため、新王国時代には砂に埋まっていた。              トトメス四世がまだ王子だったころ、夢にスフィンクスが現れて、「砂から出したら王にしてやろう」と言われたと伝わっている。スフィンクスの前足部分には、その物語を記した「夢の碑文」と言う物が残されている。

スフィンクス

ピラミッドと並ぶ、ギザのシンボル。 全長57m(コンバトラーVと一緒か)、高さ20m。古代エジプトでは沢山のスフィンクスが作られたが、このスフィンクスが最大にして最古の物。
 古王国時代に建設されたため、新王国時代には砂に埋まっていた。
 トトメス四世がまだ王子だったころ、夢にスフィンクスが現れて、「砂から出したら王にしてやろう」と言われたと伝わっている。スフィンクスの前足部分には、その物語を記した「夢の碑文」と言う物が残されている。

気を取り直して、スフィンクスに向かう。

ちなみにスフィンクスと言う名前もピラミッドと同じくイギリス人が名付けた名前であり、エジプト人には通じないらしい。

スフィンクスはラクダを降りたところの直ぐ側にあった。
スフィンクスは溝の下にあるので、首の高さほどの縁の上から眺める事になる。

スフィンクスは結構ボロが来ており、風化により目鼻立ちが結構曖昧である。
目鼻立ちつっても、鼻は完全にもげているのだが。 イギリス人が銃の練習の的にしたそうだな。
あご髭も既にもげており、現在は大英博物館に展示されている。
あと、首もいつモゲるか解らないほど老朽化しているらしい。 満身創痍であるな。

スフィンクスの近くには、河岸神殿というものがある。 この神殿自体は大した見所は無い。
ただここは観光客が通る事が出来、ここを通るとスフィンクスの側まで行く事が出来る。

他に俺が印象深かったのは、河岸神殿には所々四角い溝みたいな物があった事である。 深さは俺の身長ほどあるし、柵があるので落ちる心配はない。
んだが、その底に幾らかのお金が置いてあるのである。

この溝の目的が元々何なのかわからない。 単なるデザインかもしれない。
しかしハッサンによると、現在はこの神殿の管理人が予めいくらかのお金を底に置いておくようだ。
すると、日本人等が習性でお金を投げ込むので、管理人の良い稼ぎになるらしい。

管理人は夜にはお金を回収し、朝にはまた幾らかの金を置いておく。 どのくらい置いておくと、釣られてお金を入れやすいかを調整するのが管理人の腕の見せ所であるな。

それにしてもスフィンクスは、辿り着く前にチラチラ見えていたので余り感動はない。 大きさも想像通りだし、胴体の作りも結構適当に思える。 んが、せっかくエジプトに来たのなら見ておかねばな。

まぁ、スフィンクスを見るというこの旅の目標の一つを達成だ。 順調である。