9月 14 2013
2013年09月14日(土) 宝泉寺禅センター5日目と京都観光
本日は下山日。
下山後は京都近辺に一泊して観光の予定だ。
いつものスケジュールの朝食までは一緒で、その後片付けを行う。
下山者も希望者するものは夜までの全ての作業に参加しても良いのだが、俺は午前に写経だけやらせてもらい、昼ごろ下山することにした。
写経は初体験である。これもやり方を和尚さんから写経自体を禅で行うやり方を教示される。
ポイントは、「吐くときに書く」と言う辺りのようだ。しかし、吐くときに何か行うと禅に成るのかはまだ良くわかっていない。
写すのは「般若心経」。朝の読経の時にも何回も読んだし、昨年お遍路で88×2回は声にだして読んだので、そろそろこのお経に親しみを覚えてきた。でも半分しか暗記できてない。
しかし「般若心経」は、内容の解釈が自己流なのだが、何故毎回全部読むのかが疑問だ。
般若心経の前半は咒の「羯諦羯諦、波羅羯諦、波羅僧羯諦、菩提薩婆訶」の説明であるので、この咒を音読する事に意味があり、それだけで良い気がするのだけども。意味の失伝をおそれての事なんだろうか。
昨日宿をさがしていたのだが、京都の宿はどこも値段が高かった。丁度3連休と言う事もあるのかもしれない。
色々探していたら、ゲストハウスの一空(いっく)と言う所を見つけた。京都の古い民家を改築して小さい宿にしたらしい。ただ、個室には空きがなかったのだが、その宿は4人部屋のドミトリーもあり2,500円であったので、ここを宿にすることにした。
とりあえず、京都駅では最初の見どころ、ガッカリタワーを見て宿に向かう。
宿は京都の古い民家を改築して小さい宿にしたものとか。
そのため、一見分からない細い道を入った、民家の中に立っている。
全体的にそういった感じもいいし、綺麗に手入れされているしで良かった。ドミトリー以外の部屋もあいていれば、泊まってみたいところだ。
チェックインまでは時間があるので、荷物を預かってもらう事にして、あるいて清水寺へ向かう。
さすが京都、行く途中途中にお寺関係の見どころが沢山あるので、ちょくちょく寄り道。
六波羅蜜寺。これらの有名な像はここにあったのか。
幽霊の子育飴の店。ココが元祖か?
清水寺は以前来たことあると思うが、全然覚えてない。こんな感じだったか。
京都タワーも見える。
清水寺を後にして、銀閣寺へ向かうことにする。
途中、ニシン蕎麦を食す。こんな名物もあるのか。チョット今の季節は暑くて汗だく。
食後、バスで銀閣寺へ。
銀閣寺は以前来た時のことも覚えてる。
相変わらずシックで美しいい。枯山水も超クール。
その後、哲学の道を南下。
真如堂(真正極楽寺)。
京都駅にもどって、京都タワー。
駅の南の東寺(教王護国寺)の五重塔。
五重塔内部は正月しか開放されないので、中は伺えないが、たぶん各階にボスがいて、黄色いジャージを着た人を待ち構えているのだろう。
今日はちょうど音楽のイベントがあるらしい。五重塔にクレーンで撮影機材が動いていたのもそのためか、または別の撮影か。
東寺の辺りに超行列があり、「こんなに並ぶのか!」と思ったら、このイベントのための行列だったみたいだ。
金堂と御影堂も観覧。御影堂の二十一体像は、弘法大師御作なのか?そんなものが残っているとは。残念ならが撮影禁止だ。
金堂の窓からは、先のイベントのリハーサルが、5人組ぐらいのアイドルチックな人がうたっているのが見えた。
あらためて、東寺本堂。
近くにやけに四国八十八箇所巡礼にまつわる説明があると思えば、東寺は四国88箇所の別枠として、打ち始め(巡回始め)に訪れる人もいるのか。最後に高野山と言うのは知っていたが、こちらは知らなかった。と言うか、75番札所の善通寺を打ち始めにするやりかたは知ってたが、色々なパターンがあるのだな。納経帳を持ってくればよかった。
大師堂もネ!
ここで時間切れ。東本願寺へも行きたかったが断念。
京都駅で京都タワーを見ながらバスを待つ。
これにて、本日の観光を終了。
宿に戻って改めてチェックインして、宿に紹介してもらった390円均一の酒場へ行ってみる。
チェーン店とかではなく、しっかりとしたお店だった。祇園の中にあるだけあって、値段安めでもしっかりした料理を出す。京都と言ったら一見さんお断りのお店だが、元々入れないし何喰ってよいのかわからないので、調度いい感じの店だった。
それでも一人で5,500ぐらい飲み食いしてしまった。山を降りたら飲み食い放題たぁ、魯智深の様だな。
最後の締めに、近くの銭湯に行く。410円もするのか、銭湯って。
その後宿に戻ったが、同じドミトリーの人の荷物が増えているのだが、まだ戻ってない様子。
しばらくして階下のラウンジ(?)に人の気配がするのだが、疲れたので、誰とも交流なしで就寝する。
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9月 15 2013
2013年09月15日(日) 京都観光最終日
朝目を覚ますと、同部屋の人の最後の一人が出て行く所で、ほかは既に出払っている様子。
なんともみんな活動的である。
下に降りてロビー(と言うか小部屋)に行くと、外人さんが一人くつろいでいた。
話をしてみると、夫婦で日本旅行を楽しんでいるところらしい。多分ここでは、個室のほうに泊まっているのだろう。
もうすぐ、京都観光を終え、次は九州の屋台料理屋のでる辺りに行きたいとか。かなり(というか俺より)日本の観光地に詳しい。
京都に来るぐらいなのでお寺に興味がある様子で、先日の禅センターを教えると「英語喋れなくても大丈夫か?」とか、「何泊からいいのか?」とか興味津々であった。
荷物を片付けて宿を発つ。
京都観光は昨日でタップリ京都タワーも見たし、荷物を持って歩くのもしんどそうなのでもういいか、とおもったのだが、早まって買ってしまった市バス乗り放題チケットは500円で買ったのに、払い戻しに200円と言われたので勿体無く、このまま少し使っておくことにする。
ということで、バスで金閣寺(鹿苑寺)へ向かう。
てっぺんの鳳凰は、天翔十字鳳の構え
金閣寺はフォトジェニックな事よ。
銀閣寺は渋さが良いか、金閣寺も派手では有るが、下品な派手さではないし。このシリーズは銅閣寺、白金閣寺と続けて欲しい所だ。
しかし、これまで意識してなかったが、金閣寺も銀閣寺(慈照寺)も臨済宗なのか。
今回の禅修行といいタイムリーである。そう言われると、禅を行うのに適してる環境な気がするが、どこがと言われるとわからないので、気のせいだろう。
バスに乗り、「信長の野望」に思いを馳せながら、二条城の横を通りながら京都駅に戻る。
バス停の名前が、「京都御所」とか、その他に歴男に響く単語が多く、思わず何度も降りそうに成りながらも、京都駅に到着。
結局バスチケットの方は、乗り放題なのに2回の440円分しか使わず損してしまった。
最後のシメの京都タワー。
さすがに名所だけ有り、どこから観ても何回見ても同じ感じで、期待を裏切る所が期待を裏切らないガッカリ感。
観光のシメに相応しい。
東海道新幹線にて東京に向かうが、小耳に挟んでいた、名古屋駅新幹線ホームにあるきしめん屋に寄るため、一度下車。
店の名は「住よし」と言う、立ち食いきしめんや。
ここは、確か昔アメトーークでだったか、美味いと言うのでずっと気になっていた。
でも味は普通だった。期待し過ぎたか。ストックを見たら冷凍麺だった。
あとは新幹線で横浜までひとっ飛び。
良い旅行でございました。
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By 俺様 • 2013年 京都禅修行 • 0