5月 7 2010
2010年05月07日(金) | インドネシア旅行日記(6)
昨日の催眠効果が効いたのか、いつも旅行先では目が覚めるのが早いのだが、10時頃まで目が覚めなかった。
宿で朝食を済ませ、宿や土産屋が集中している、プラウィロタマン地区へ向かってみる。その途中ブディさんに会った。何か用を済ませて宿に戻る所だったらしい。プラウィロタマン地区に向かう途中だと言ったら、案内してくれるとの事で、まずはバティック工房に行く。
まるで、画商の様なお店である。と言っても、画商のお店ってどんなのか良くしらないがこんな感じだろうというイメージ。
ろうけつ染めと言う手間を掛けてここまでのデザインを作るのは大変だと思う。インドネシアの伝統の図柄とかもあり、眺めているのは中々楽しかった。アンディのデザインも多く売れっ子と思われるが、未だに昨日の人が本当にアンディなのか疑っている俺だ。
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その後、ブディさんのバイクで東の方にある、昔の王宮へ向かう。どうもこの辺りには、いろんな所に昔の王宮があるようだ。その王宮に入るには、正装しなければ入れて貰えないらしい。
その他、この辺りには古いモスクだったり、造りの古い建物が色々並んでいた。
近くの屋台で、ブディさんお勧めのスイーツ(タイのロチョンっぽいもの)を食べた後、ブディさんが日本の観光客と約束があるらしいので、いったん宿に向かう事にする。
宿の近くに、中国の屋台の様なお店が最近出来てお勧めとの事なので、そこで昼食はすませた。
宿では2人の日本人女性がおり、ブディさんと待ち合わせていたのは、この人達らしい。
1人はそのままブディさんとプランバナンへ向かった。もう一人は、夕方のフライトでジャカルタへ向かうらしく、それまで暇だというので、一緒にプラウィロタマン地区を散歩したり、シルバーアクセサリーの店に行って、工房を眺めたりした。
シルバーアクセサリーの店は行く来はなかったのだが、ベチャドライバーが、「ぶっちゃけ、あんた等を連れて行くだけでお店から手数料がもらえるんだ。そのかわり往復でRP.2000で良いから。」と言うのでそれに乗ったのだが、帰りの途中で腹痛を訴えだした。俺は殆ど到着してるし、病気なら仕方ないと思ったのだが、つれの方は「あれは絶対仮病よね」と疑っていた。RP.2,0000に値切ったのも彼女なのだが、旅の女性は逞しいのう。
ジャカルタへ向かうのを見送ったのち、近くの屋台でアヤン・ゴレンを喰う。帰りがけに、夜食にと屋台でポテトチップスみたいな物と、パンケーキのようなロッティバガンを入手して、ホテルの食堂で休憩。
すると入り口の方から誰か入ってきて、俺を見て「おや?あんたは。」というのでよく見たら、昨日のガムラン奏者(自称)だった。別の用で偶々来たらしいのだが、良く俺の顔を覚えてたな。
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5月 8 2010
2010年05月08日(土) | インドネシア旅行日記(7)
今日が最終日。飛行機は夕方なので、本日一日分は充分ここで過ごすことが出来る。
結局まだクラトン(王宮)に行っていないので、まずはそこに向かうことにする。クラトンの入り口がガイドブックを見ても良く解らないので、ベチャに乗って向かう事にした。途中、ブリィさんとすれ違い、昼には戻るから時間があったら街を案内を約束してくれた。
王宮は入り口辺りに土産物屋が並び、バスも止まっている。この前は何度も通過していたが、ちょっと奥に王宮の入り口があって、こんな風に成っているとは思わなかった。完全に観光地と言った風情だ。
王宮のエリアには、内部に博物館があり、王様(スルタン)の家具調度品、写真、肖像画の他、宝物などが展示されている。
中庭には、ワヤン・クリッの舞台と楽器が揃っており、この街でこれをみるにはソノブドヨ博物館か、ここで見物するのが普通である。今日もまだ朝にもかかわらず、演じられていたがやはり周りが明るすぎてあまり面白味がない。王宮は外国人も多く来るので、敢えて朝から演じてるのかも知れない。(でも見てる人も殆どいない)
奥に進むと館が沢山あり、宝物などが分かれて展示されている。それらは外国から贈られた物が多いので、インドネシアならではのものは、建物そのものや家具調度品、王様の衣装というものになる。だいたい何処の国も王宮博物館はそんな感じであるな。
ワヤン・クリッの舞台裏
どうみても、JOJO第二部
王宮はザッと眺めた後、出口あたりで休んでいると、一緒に写真を撮ってと、何組もの現地学生に頼まれる。ここも、ボロブドゥールと同じく、修学旅行で学生が訪れるようである。
王宮から帰って、まずはチェックアウトを済ませ、夕方まで荷物を預かって貰う。ブリィさんはまだ戻っていない様だ。
フロントでひと休みしながら待ってみるが、戻ってくる気配が無いので、また1人でブラブラ散歩しようと宿を出て、少し歩いたらブリィさんがスイーツを買っているのを発見。インドネシアのスィーツで、とても美味しいと言うので、便乗して食べてみる。美味しいけど甘い。暑い国のスイーツっていつも甘い気がするが、これは単に俺が暑い国ばかり旅行しているからかもしれない。
果物の上にアイス
牛肉そば
そこからブリィさんのバイクで、街外れのバティック工房を見学に行くことにする。
その近くで、美味しい牛肉そばのお店があるので、そこで昼食を摂ることにした。このお店は地元で人気のため、スープ切れで開店後は直ぐ閉まる事が多いらしい。今日も時間的にギリギリだったが、なんとかありつくことが出来た。
食事の後は、バティック工房を見学。
これまでも、所々でバティック工房は眺めたが、ここは大規模であった。大規模と言っても大型マシーンが有ったりと言った事ではなく、工房自体が大きく職人(?)も多い。
Youtube:自動再生:音有り
ガラなども細かく、気が遠くなりそうな作業である。
バティックは現代では当然工場での機械生産も有るのだが、それはペイント物として、手作業の物に比べて、格も価値も落ちるらしい。
工房見学の後、何処に行こうかと言う話成り、なにやらスピリチュアルなマッサージが有るとのブリィさん情報。もちろん非エロのもので、身体的なマッサージと共に、不思議な力をもったお婆さんが、病んだオーラ(?)とかを取り去ってくれたりするらしい。将に俺に今必要なマッサージである。
是非それに行こうと言ったら、時間がかかるので1日2,3人しか客を取らず、最低でも前日に予約が必要らしい。一応確認の電話をしてくれたが、やはり今日は予約一杯で無理であった。残念だ。
その後、マリオボロ通りでお手軽なお土産を物色。時間があれば値段交渉などしながら散歩すると楽しそうな場所だった。
その後、近くにあるミーアヤンの屋台へ行く。まだ開店準備の所をブリィさんにねじ込んで用意してもらい、ちょっと早めの夕食となった。ここもブリィさんのお勧めで、いつも行列が出来ているらしい。確かに美味しい。今回の旅行では、多くがブリィさんのお勧めのお店を利用したので、安くて美味しいお店にありつけて助かった。
食事後は宿で荷物を受け取った後、ブリィさんのバイクで空港に向かって、今回の旅は終了。
あっという間の一週間であった。もっとのんびりと旅行したいと思うのだが、勤め人であるので仕方がない所であるが、その縛りの中で、充分楽しめたと思う。
外国への旅行は、『どうせ行くなら違う国』、と考えているのだが、インドネシアは島毎に異なった特徴を持つ国と聞くので、別の島にも行ってみたいと思う。
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By 俺様 • 2010年 インドネシア旅行日記 • 0