2005年8月13日(土) その4 バンコク(ムエタイ観戦) | タイ旅行(6)

 

戦いの前の踊り

戦いの前の踊り

20050813-23

一人一人の写真に応じる勝者

一人一人の写真に応じる勝者

KOを決めたチャンピオン

KOを決めたチャンピオン

その後部屋に帰り、ガイドブックを見ながら休息を取る。 すると、ムエ・タイが目に付いた。

バンコクでは、ルンピニー・スタジアムと、ラチャダムノン・スタジアムの2つのスタジアムが有るらしい。
それぞれ、ムエ・タイ界を二分する団体のもので、対立意識が強く、採点方法やルールも若干異なり、チャンピオンも別々に立てており、両団体間での試合は行わないとか。
そして、試合も毎晩どちらかのスタジアムで行われていて、今日はルンピニー・スタジアムで試合があるようだ。 ラチャダムノンは、ここからも近いのだが、ルンピニーは結構遠くのホアランポーン駅の更に向こうにあるようだ。
今日を逃すとムエ・タイをみる機会が取れなくなりそうなので、見に行く事にした。

ムエ・タイ会場では外人は無条件で1等席にされてしまう。 しかも、1000Bとエライ値が張る上に、今日は偶々チャンピオンシップだったしく、値段はどの席も倍になるらしい。ついているんだかついてないんだかわからん。  2等席にしてくれと言っても聞き入れて貰えないので、仕方なしに大枚(2000B)はたいて一等席に着く事になった。
ちなみに、このスタジアムでは、日本が特別扱いされている様子である。 パンフレットも日本語版が有るのはもちろん、時々に流れる解説なども必ず日本語でも流れ、英語での解説より詳しく説明しているぐらいである。

ムエ・タイと言えば、試合もそうだが、なんと言っても会場での賭けの様子が有名だ。
一応賭博は法律で禁止されているようだが、ここでは誰も取り締まらないようで公然と賭け事が行われているようだ。 当然2等席以下でである。
最初は、2等席以下の席はまばらだったのだが、試合が進むに連れて会場は徐々にヒートアップし、知らない内に2等席以下はギュウギュウの人混みで熱狂しだしていた。 賭らしいやりとりも見えるが、賭け方などは全く解らない。 いつお金のやりとりをしてるんだろうか?

試合も後半に向けて盛り上がっていき、1試合だけだがKOも見る事が出来た。
気付くと24時を過ぎており、また宿の閉まる時間を聴くのを忘れていた事を思い出た。  しかたなしに、最後まで見ずに帰る事にした。 高い値段払ったのに勿体ないぜ。

帰りはタクシーを拾おうと思ったが、ムエタイ帰りの客を狙いで高額を吹っかけてくる。 値段が固定で安心であるメータタクシーも、メーターを使わずに200Bだと言ってくるし(行きに乗ったタクシーでは40B)。
そんなに払いたくないので、数台値段を聞いて回っている内に、ちゃんとメーターを使うタクシーを捕まえる事が出来た。 最後まで試合が終わった時間だったら無理だったかもしれない。

宿にたどり着いてみると、まだまだ入り口を閉める気配は無かった。 どうも24時間態勢のような気がする。
これだったら、試合を最後まで見て、さらにスタジアムの近くにある有名なパッポン通りでも歩いてみたかったな。 残念である。