2005年8月14日(日) その1 ドンムアン空港→チェンマイ | タイ旅行(7)

 

今日は12:00発のチェンマイ行きの国内線に乗らなければならぬ。
バンコクの空港は、国際線と同じくドンムアンにある。

とりあえず宿をチェックアウトしに向かう途中に張り紙発見。 カオサーン通りからドンムアンまでの直通のバスがあるらしい。 フロントに問い合わせると、前日までに予約が必要だったらしい。 昨日気付いていればな。 チキショウ。
一般のバスでもドンムアンまで出ているはずだが、バンコクはバスが多すぎて、一体どの番号のバスに乗れば何処に行くのか不明である。 仮にどの番号か解っていても、そのバスはどこから乗ればいいのか全然わかんない。
仕方なしに来るときつかった鉄道を使おうと、ホアランポーン駅に向かう。

駅にフラフラ入っていくと、余程頼りなさ気に見えたのか、わざわざ遠くからツーリストインフォメーションの人が呼んでいる。 寄ってみると「何処に行きたいのか?」と聞くので飛行機のチケットを見せて、「これにのりにドンムアンまで行くんだ」と告げる。 すると、なんかしきりに「バスに乗れ」と勧めてくるのである。
どうも俺が予め時刻表でチェックしていた列車は、一等車両しかなく異常に料金が高いし、バスなら凄く楽で安いし、かかる時間も大差ないため、なんでわざわざ列車を使おうとしているのか、俺の行動が理解出来ないらしい。

日本だったら、バスと言っても高速バスと名が付く物でないと、この距離は走らないと思うが、タイは一般のバスが何処までも走っているのである。 その為タイ人の感覚だと、まずバスを使うのが当たり前という考えっぽいな。

バス車内

バス車内

「そこら辺から出ている29番に乗れ。2時間ぐらいで着く。」と言われそっちを見ると、丁度目の前を29番バスがドアを開けながら走っていたので飛び乗った。
飛び乗ってから、「向きは有っているんだろうか?」とかなり不安になるが、一応向かう方向があっているっぽいし、「きっとホアランポーン駅はターミナルがデカイから始発駅だろう」と思いながら、気にしない事にする。

どちらかというと、それより気になるのは、降りるバス停が解らないという事である。 どうもタイのバスは、バス停についても、そこがどこだか言ってくれないようだ。 頼りは2時間ぐらいという時間の目安のみで非常に不安である。

タイのバスは、宿と一緒でエアコンとノンエアコンという設備の違いで行き先が一緒でも料金が異なる。 このバスはノンエアコンと言う事もあり、値段は6Bと激しく安い。 列車の一等だったら300B近い料金がかかる所だったぜ。

とりあえず乗って少し経った頃に、後ろに座っている青年に、「ドンムアンに行く。ドンムアンで降りたい」と言う旨を伝えておくと、「わかった、任せろ」と言ってくれたので、安心して任せるていた。
しかし、1時間ぐらい乗った頃にどうも景色が一昨日見たドンムアン付近に似ているので、近づいている気がする。

だが、2時間と言われた誤差にしては早すぎるので違うのかとも思うが、一応「そろそろか?」と青年に確認すると、ギクゥッ!とした表情で、現在地を確認すべく景色をキョロキョロしながら確かめる青年。 彼は俺の事をすっかり忘れていたっぽい。 幸いまだ通り過ぎていなかったようで助かった。

再び「任せろ」と言っている青年の事はあまりあてにせず、自分で景色や看板で判断していたところ、丁度次の駅がそれっぽい。 バスが止まった時、「ここじゃないか?」と青年に言うと、「あ、う~ん。そうだ。」と、周りの景色を見ながら答えた。 自分で言い出さなかったら通過していたに違いないぞ。
それにしても2時間と言われていたが、1時間しか掛からなかった。 なかなか油断ならぬ交通手段である。

せっかく空港に着いたので、長く心配事となっている、帰りの国際線のリコンファームを行っておこうと思ったが、今日はまだ日曜なのでまたダメだった。 なんて間が悪い曜日だ。

空港では、「ボディーチェック」と言われたので、「存分になされい!」とウェルカム状態で待っていたら、「ボーディングチケット」と言っていたのだったり、飛行機の中では案内された席が間違っていたりと言う、程良いミスを繰り返すも、乗ってしまえばこっちのもんである。 12:00にバンコクを飛び立った飛行機は、問題なく13:10にチェンマイに到着した。 1時間でこんな所まで来れるのだったら、もう10分も乗ればチェンライにたどり着けたろうに。 残念である。