今日も、早朝(6:15)から活動開始。今日もウォーキング。
虎の足跡再び
歩き出して直ぐの、俺の小屋(宿泊施設の一番外れにある)から、少し歩いたところに、虎の足跡を発見。
うぉ、やっぱり夜には、こんな近くまで虎も来るのか。やっぱり、アブねぇんじゃないだろうか。それとも、ガイドがサービスで夜な夜な、こんな足跡を残しているんだったりして、とチョット疑ってしまう。
実は昨日の夜、窓の外に大きめの動物の気配が暫く有ったのだが、あれが虎だったりして。折角なので、そう言うことにしておこう。
他にも大蛇が通った跡もあったので、きっと昨夜の窓の外には大蛇もいた事にしておこう。
朝食を食った後、8:00にいよいよ船で島を離れ、カトマンドゥへ向かう。
—
行きと同じ様に、バスに乗ったり降りたり、行き先別にバスの再配置を行いながら、15:30頃にカトマンドゥに到着した。
アンァ~ カミング トゥギャザ~ イン カトマンドゥ~
カトマンドゥの宿は、国立公園で一緒だった、イギリス人とアメリカ人女性にひっついていき、ロンプラで紹介されているらしい宿に行くも、満室。そこで隣の宿を紹介されるので、そちらに。
値引き交渉を彼女らに任せて聞いていたのだが、やはり自国語で話せるだけ有ってスムーズである。羨ましいぜ。結局、1泊500Rsで落着した様なので、「俺も」と便乗して宿をゲット。(もちろんそれぞれ個室である。)
ようやっと、夢の国カトマンドゥに本拠地をさだめ、しばし腰を据える事になった。
—
少し休んだ後、街の散策を開始。
ツーリスト向けの店の並ぶ道
カトマンドゥの見所はダルバール広場。
ダルバールというのがネパール語で「宮廷」を意味する。その名の通り、宮廷とそれを取り巻く広場である。また、宿はそこから北の方に広がるタメル地区に密集しており、俺の宿もそこである。
宿からダルバール広場へ向かって、南下しながら街並みを楽しむ事にする。
街は、ポカラ異なりごみごみして、ツーリストもネパール人も含め人が多い。
メインストリートは、ツーリスト向けのお土産屋やレストランが多いが、少し横に逸れれば、活気溢れるネパールの人達の世界であり、ちょっとした広場には、露天で店も多く出ている。
開けたところには露天商
至る所に歴史的建造物などが
少し歩けば、直ぐに趣のある寺院や歴史的建造物を目にすることが出来る。
恐らく相当古い物なのだが、観光のためではなく、今も変わらず現地の人のお祈りに使われている模様だ。
ネパールはインドと比較されることが多いが、インドはヒンドゥー教だが、ネパールは仏教国なので、趣がかなり異なる様に感じた。むしろ、他のアジアの仏教国の街の雰囲気に近く感じられた。
露天の出ているところはもちろんだが、道での人々の密集度はかなりの物で、歩くのが大変である。
細い道をぬけると、ダルバール広場に到着した。
ここも、旧王宮があったり、寺院があったりと見所は一杯だが、個人的にはクマリの館を楽しみにしていた。
細い道をぬけるとそこはダルバール広場
見えるのは王宮
クマリの館の外観
ダルバール広場には
シヴァ像といったヒンドゥー教も有り
クマリとは、ネパールの生き神様である。
時々中庭に向けて顔を出すので、運がよいとお顔を拝む事が出来るのである。
さっそく、中庭に入ってみると、中の彫刻が素晴らしい。大量の彫刻があるのだが、どれも手を抜いていないというか、細かい所まで丁寧に見えた。さすが、神様の住居であるな。
そこで、写真を撮ろうと思ったら、日本語を喋るネパール人おじさんに撮影を止められた。クマリの撮影は禁止なのは知っているので、「俺は彫刻を撮影するのだ」と告げた所、「これからクマリが顔を出すから、今はダメだ」との事である。
なんでそんな事が解るのか?と疑問なのだが、他のガイドのような人々も、周りの人に同じように言っており、暫くすると、本当にクマリが顔を出した。
今回のクマリは、最近代替わりをしたらしく、とても幼かった。また、クマリに選ばれるには、”美しい”事も条件の1つらしく、とても可愛らしい顔立ちの娘であった。
少しすると、スッと奥に引っ込んでしまった。その間1分ぐらいだろうか。
それにしても、ガイドのおじさんには何故、クマリの出現が解ったのか聞いたら、ウヤムヤにされたのだが、どうも、写真撮影を止めさせるために、ガイドには解る合図が有るらしかった。
なお、クマリは有る程度は定期的に顔を出すらしいのだが、団体客などが入ったりすると顔を出す事も多いらしい。なかなかサービス精神のある女神である。
その後、そのオッサンに彫刻の説明を受けたが、仏教の話でなかなか難しく、なんちゃって仏教徒の俺には殆ど理解できなかった。
—
ダルバール広場を出ると、別ルートで宿に向かって北上する。
ガイドブックに乗っている、「切手になった窓」、「コインの木」など見たり、細い道に入り込んで、子供に絡まれたりしながら、カテシンブー・ストゥーパに辿り着く
カテシンブー・ストゥーパ
マニ車
四方を見渡す
俺様の知恵の目
ここのストゥーパ(仏塔)は、街の中にある小型のものであるが、デザインは他のものと同様に、ドームの上にとんがり頭の小屋が建っており、その四方には例の妖しい目が描かれている。
この目だが、ネパールと言えば必ずこの目が描かれており、「トレッキングの途中にある何処かの有名な小屋にこんな目が書いてあるのだろうか?」なんて思っていたのだが、全く違った。
これは、「四方を見渡すブッダの知恵の目」と言って、ネパールに沢山あるストゥーパは、大抵このようなデザインと共に、この目が描かれている。他の仏教国にはないのだが、なんでネパールだけなんだろうか。
また、ストゥーパの周りには、マニ車がぐるりと取り囲んでいる。
マニ車とは、チベット仏教の宗教用具で、中にロール状のお経が詰められている。これを回すことで、回転させた数だけお経を唱えるのと同じ功徳が有るとされている。エコであるな。
チベット仏教というと、信者は熱心なイメージがある。五体投地の様なお参りがあると思えば、マニ車のようにお手軽な省略もあったりして面白い話だ。
晩飯には宿の近くのタメル・ハウスと言うレストランで、中庭でダンスのショーを見ながら、ダルバート・タルカリを食べ、本日の観光は終了。
—
5月 1 2009
2009年05月01日(金) チトワン国立公園→カトマンドゥ | ネパール旅行(7)
今日も、早朝(6:15)から活動開始。今日もウォーキング。
虎の足跡再び
歩き出して直ぐの、俺の小屋(宿泊施設の一番外れにある)から、少し歩いたところに、虎の足跡を発見。
うぉ、やっぱり夜には、こんな近くまで虎も来るのか。やっぱり、アブねぇんじゃないだろうか。それとも、ガイドがサービスで夜な夜な、こんな足跡を残しているんだったりして、とチョット疑ってしまう。
実は昨日の夜、窓の外に大きめの動物の気配が暫く有ったのだが、あれが虎だったりして。折角なので、そう言うことにしておこう。
他にも大蛇が通った跡もあったので、きっと昨夜の窓の外には大蛇もいた事にしておこう。
朝食を食った後、8:00にいよいよ船で島を離れ、カトマンドゥへ向かう。
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行きと同じ様に、バスに乗ったり降りたり、行き先別にバスの再配置を行いながら、15:30頃にカトマンドゥに到着した。
アンァ~ カミング トゥギャザ~ イン カトマンドゥ~
カトマンドゥの宿は、国立公園で一緒だった、イギリス人とアメリカ人女性にひっついていき、ロンプラで紹介されているらしい宿に行くも、満室。そこで隣の宿を紹介されるので、そちらに。
値引き交渉を彼女らに任せて聞いていたのだが、やはり自国語で話せるだけ有ってスムーズである。羨ましいぜ。結局、1泊500Rsで落着した様なので、「俺も」と便乗して宿をゲット。(もちろんそれぞれ個室である。)
ようやっと、夢の国カトマンドゥに本拠地をさだめ、しばし腰を据える事になった。
—
少し休んだ後、街の散策を開始。
ツーリスト向けの店の並ぶ道
カトマンドゥの見所はダルバール広場。
ダルバールというのがネパール語で「宮廷」を意味する。その名の通り、宮廷とそれを取り巻く広場である。また、宿はそこから北の方に広がるタメル地区に密集しており、俺の宿もそこである。
宿からダルバール広場へ向かって、南下しながら街並みを楽しむ事にする。
街は、ポカラ異なりごみごみして、ツーリストもネパール人も含め人が多い。
メインストリートは、ツーリスト向けのお土産屋やレストランが多いが、少し横に逸れれば、活気溢れるネパールの人達の世界であり、ちょっとした広場には、露天で店も多く出ている。
開けたところには露天商
至る所に歴史的建造物などが
少し歩けば、直ぐに趣のある寺院や歴史的建造物を目にすることが出来る。
恐らく相当古い物なのだが、観光のためではなく、今も変わらず現地の人のお祈りに使われている模様だ。
ネパールはインドと比較されることが多いが、インドはヒンドゥー教だが、ネパールは仏教国なので、趣がかなり異なる様に感じた。むしろ、他のアジアの仏教国の街の雰囲気に近く感じられた。
露天の出ているところはもちろんだが、道での人々の密集度はかなりの物で、歩くのが大変である。
細い道をぬけると、ダルバール広場に到着した。
ここも、旧王宮があったり、寺院があったりと見所は一杯だが、個人的にはクマリの館を楽しみにしていた。
細い道をぬけるとそこはダルバール広場
見えるのは王宮
クマリの館の外観
ダルバール広場には
シヴァ像といったヒンドゥー教も有り
クマリとは、ネパールの生き神様である。
時々中庭に向けて顔を出すので、運がよいとお顔を拝む事が出来るのである。
さっそく、中庭に入ってみると、中の彫刻が素晴らしい。大量の彫刻があるのだが、どれも手を抜いていないというか、細かい所まで丁寧に見えた。さすが、神様の住居であるな。
そこで、写真を撮ろうと思ったら、日本語を喋るネパール人おじさんに撮影を止められた。クマリの撮影は禁止なのは知っているので、「俺は彫刻を撮影するのだ」と告げた所、「これからクマリが顔を出すから、今はダメだ」との事である。
なんでそんな事が解るのか?と疑問なのだが、他のガイドのような人々も、周りの人に同じように言っており、暫くすると、本当にクマリが顔を出した。
今回のクマリは、最近代替わりをしたらしく、とても幼かった。また、クマリに選ばれるには、”美しい”事も条件の1つらしく、とても可愛らしい顔立ちの娘であった。
少しすると、スッと奥に引っ込んでしまった。その間1分ぐらいだろうか。
それにしても、ガイドのおじさんには何故、クマリの出現が解ったのか聞いたら、ウヤムヤにされたのだが、どうも、写真撮影を止めさせるために、ガイドには解る合図が有るらしかった。
なお、クマリは有る程度は定期的に顔を出すらしいのだが、団体客などが入ったりすると顔を出す事も多いらしい。なかなかサービス精神のある女神である。
クマリ出現後の館
その後、そのオッサンに彫刻の説明を受けたが、仏教の話でなかなか難しく、なんちゃって仏教徒の俺には殆ど理解できなかった。
—
ダルバール広場を出ると、別ルートで宿に向かって北上する。
ガイドブックに乗っている、「切手になった窓」、「コインの木」など見たり、細い道に入り込んで、子供に絡まれたりしながら、カテシンブー・ストゥーパに辿り着く
カテシンブー・ストゥーパ
マニ車
四方を見渡す
俺様の知恵の目
ここのストゥーパ(仏塔)は、街の中にある小型のものであるが、デザインは他のものと同様に、ドームの上にとんがり頭の小屋が建っており、その四方には例の妖しい目が描かれている。
この目だが、ネパールと言えば必ずこの目が描かれており、「トレッキングの途中にある何処かの有名な小屋にこんな目が書いてあるのだろうか?」なんて思っていたのだが、全く違った。
これは、「四方を見渡すブッダの知恵の目」と言って、ネパールに沢山あるストゥーパは、大抵このようなデザインと共に、この目が描かれている。他の仏教国にはないのだが、なんでネパールだけなんだろうか。
また、ストゥーパの周りには、マニ車がぐるりと取り囲んでいる。
マニ車とは、チベット仏教の宗教用具で、中にロール状のお経が詰められている。これを回すことで、回転させた数だけお経を唱えるのと同じ功徳が有るとされている。エコであるな。
チベット仏教というと、信者は熱心なイメージがある。五体投地の様なお参りがあると思えば、マニ車のようにお手軽な省略もあったりして面白い話だ。
晩飯には宿の近くのタメル・ハウスと言うレストランで、中庭でダンスのショーを見ながら、ダルバート・タルカリを食べ、本日の観光は終了。
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By 俺様 • 2009年 ネパール旅行日記 • 0