2003年4月20日(日) 雨

 

基本情報技術者試験日。
今日の会場は、鶴見大学だ。 こんなに近い会場は初めてだ。

受験票にある地図によると、鶴見駅からちょっと行ったところにあるらしい。
だいたいの方角に向かって歩いていると、同じく受験者っぽい人が歩いている。 彼らも受験票の地図を見ながら歩いているので、自我を放棄してカルガモの様に奴らについて行く事に。

「思ったより駅から遠いな」

と思い始めた頃、カルガモ軍団の先頭がクルリと向きを変えてこちらに向かって歩いてきた。 どうやら奴ら道を間違えたらしい。 俺の信頼を裏切るとは。
しょうがないので俺もクルリと向きを変えると、俺より後ろにいた奴らもクルリと向きを変える。 みんな先頭つられて進んでいた模様だ
先ほどまで最後尾だった連中も後ろを振り向いた所、今度は自分が先頭になってしまった事に戸惑い、慌てて鞄から受験票を取り出していた。
俺はもう奴らをあてにする事はやめ、自分で地図を見る事にする。

自分で道を探して解ったのだが、ここ解りづらい。
通りから鶴見大学へ入る道には、「鶴見女子大学」、「総持寺」と言う看板はデカデカ出ているのだが、何故か「鶴見大学」と言う看板は無いのである。 この3つは全てそこから入るのにもかかわらずだ

その為、『鶴見大学は別にもうちょっと行った所に道があるのか?』と思ってしまうのだ。
鶴見大学が不親切なのか、女子大学と、お寺が親切なのか解らぬが、中途半端な事はやめて頂きたい。

試験開始。
いつもは電卓忘れるのだが、今日はバッチリ持ってきている。 Nみたいな事はしていない。

 「俺ってばさすが猛勉強しただけはあって抜かりがないぜ!」

とか思って順調に問題を解き進んでいたところ、試験監督歩み寄ってきて、

「電卓をしまってください」

と言われる。
あれ? 情報処理の試験ていつから電卓の持ち込み不可になったんだ? 確かに受験の注意に書いてあるな。 今までは持ち込み可なのに持ってきてなかったのに、なんで俺が持ってくると禁止になるんだ! ちきしょうめ。

一応、追い出される事はなかったのだが、既に1問目は電卓を使って解いてしまったのだが。 試験監督に目をつけられてしまったか。
更に注意書きを読んでみると、「注意を守らない場合、採点されない事があります」とか書いてある。 どうせ採点されないのなら先に退出を命じられた方が良いんですが。
あれか? 楽に殺さず、「やるだけやらすが、その労力は無駄」と言う罰か? この悪魔め! もうダメかもしれない。

でも一応最後まで参加しておこう。
・・・と気を取り直して、試験を続ける。 しかし何故か突然頭の中を、

 「クログロ フサフサ アートネーチャーッ!
あなたにー! あなたにー!! あなーたにー!!!

と、アートネーチャーのCMにおける、乙葉のヤケクソ気味な歌がエンドレスに鳴り響き始める。 こうなるともう頭からこの曲が離れず止まらない。
いったい何だろうか? 特にハゲの人を見たわけでも無いのだが。 いよいよもうダメかもしれない。

他にも隣に座った人の、激しく頭を掻く妙な癖とかに悩まされながらも何とか最後まで参加。 漢らしく落ちるを目的に来たからには最後までやらないとな。

しかし、何だかんだそこそこ解けた気がする。 非常に微妙だ。 いっそ受かってしまいたいが。

そう言えば、先の電卓もそうだが、今回は問題まで回収された。
なんか今回からシステムの見直しでもあったのだろうか? しかもそれは、基本情報技術者試験だけの様子。 自己採点もできぬのな。

鶴見駅は何か知らないが、石材屋が多い。 石の産地なのだろうか。
やはり石材屋は多いだけ有って、他店との争いが激しいのか、サンプルを彫って見学自由になっていた。

おもしろいので、色々見て回る。
しかし、墓石や阿吽の獅子やら龍やらは当然あるのだが、他にピングーや、たれぱんだ、キティちゃんや、ネズミーマウスまで彫って展示してある。
ネズミーマウスなんてこんなに堂々と彫って飾って良いのだろうか? しかも2体も有るうえに、メスネズミと、アヒルまであるぞ。 石材屋の心意気か?

つか、あの版権って奴はどうも良くわからないんだがな。
デジカメで色々撮ったのだが、これらをここに掲載するもいけないんだろうか?