2015年06月21日(日)

 

横山光輝の三国志を一気読み。

三国志関係の本は昔いろいろ読んだが、横山光輝の漫画をちゃんと読んだのは初めてだ。
始まりに茶のくだりがあったので、吉川英治の三国志を漫画化して孔明が死ぬ辺りで終わるのかと思ったが、その後の普の統一まで描いていたのか。

三国志の勢いで横山光輝の漫画版の史記もまとめ読み。
史記はなおさらだが、みんな利あれば裏切り放題な世界。
物語としての世界観として受け入れられるが、現代に生きていると現実的には信じがたい世界である。当時はやはりそんなものだったのだろうか。

また、権力者の晩年の猜疑心というものも避けられないものなんだろうか。
秀吉の晩年の狂いっぷりは印象深いが、劉邦もそうだっとは知らなかった。

あと、呂太后とか日本で言う北条政子とかもだが、自分の実の子供より、実家の系統を大事にするって辺りもあまり理解できないのだよな。