アカタン | あ行 | 俺様万物網羅百科事典

 

花札のアカタンの役に使われる赤札に書かれている文字は、『あかよろし』と読む。 『あのよろし』ではない。
ちなみに『の』に見える文字は、日本には過去数種類のひらがなが存在し、現在使われている1つに統一されたが、その使われなくなった内の1つがあの『の』に似た形の『か』。『可』の草書から生まれたものと思われる。
しかし、『あかよろし』だとして、その意味は不明だ。


■高木一夫からの情報
「あかよろし」ってのは、「あ『可』よろし」と書いてあり、”RED IS GOOD”といっている訳でござんす。
ちなみに桜の「みよしの」の方は、「御吉野」ってこと。桜の名所は、大和の吉野だから。花が見たけりゃ吉野に御座れ。
これは、「赤よろし」よりも古くて、別なカルタの札が入ったものらしい。3枚全部が「赤よろし」の花札もあるもんね。
なんで、松梅桜で「よろしい」のかっていうと、歌舞伎の「菅原伝授手習鑑」がもとだから。主人公の松王丸、梅王丸、桜丸って。で、彼らの名付け親が菅原道真で、だから松梅桜の上札が「菅原」って役なのです。

という事らしい。 しかし、何故赤がよろしいのだろう。 青はよろしくないのか?