2005年5月30日(月)

 

最近、かなり有名な格闘家の方と、微妙に知り合いになった。

しかし俺は、K-1とか、プライドとかその他、格闘技をよく知らない。 どの大会がどういうルールかさっぱり解らないし、TVでやっている大会も見ないので、その方がどのくらい有名人かよくわかんないのである。
まぁ、あまりお互いミッチリと語り合う事は無いと思うのだが、これから何度も会う事に成るので、少しは知っておかないと今後会話に困る事が出てきそうだ。

そこでレンタル屋で格闘技のコーナーを眺めていたところ、その方が出ている大会のDVDを発見。 早速借りてみたところ、決勝戦に残る程の実力じゃないか。 こいつは凄いな。

何かの折りに戦う事があったら、真っ向から勝負に挑まない方が無難だな。

しかし、レンタル屋で格闘技のコーナーって、今回マジマジ見たがいろいろあるんだな。 プロレスぐらいしかないかと思っていたが。
フト見ると、「骨法の祭典」というビデオも発見。 そう言えば、このビデオにも出演している知り合いがいる事を思いだした。

その人は、部署とか全く違うが、会社の同期で寮が一緒の人である。 彼は常々、

 「俺は『骨法の祭典』に出演している!」

と言っていた。
骨法とは俺も未だに良く知らないのだが、その人が言うには日本の古武道の一種らしい。 そして、

 「骨法が最強の格闘技だ!」

と、よく言っていた。
「そんな事大声で良く言っているからには、余程自信があるのだろうな」、と思い、何で骨法が最強だと思うのか尋ねた所、

 「骨法は脳しんとう系だからだ!」

とか。
しかし、「脳しんとう系」と言うジャンルが良く解らない。 それは頭部への衝撃の与え方次第だろうし、別に骨法だけじゃ無いんじゃないだろうか。 つか、骨法は脳しんとうしかか狙わないのか謎だ。

兎にも角にも、「骨法は最強」と言いまくっているので、ある日「ちょっとどんなもんか見せてくれ」と言ってみたところ、

 「いや、俺は習ってないから」
 「だって『骨法の祭典』ってビデオに出てるんだろ?」
 「あの骨法の祭典の大会を見に行った折りに、客先で後頭部が写ってるんだ。 アレは絶対俺だ。」

とか。

…そんなんで出演してると言いまくるのもアレだな。
それより、自分はやらずに辺り構わず「骨法が最強」なんて言いまくっていたら、そのうち喧嘩売られると思うが。

現在、彼は知らぬ内に会社を辞めてしまい、今どうなっているかは謎である。
もしや、誰かにやられてしまったんではないかと心配であるな。