2006年11月4日(土)

 

アメリカへゴー。
今回はお客さんのT部長との2人旅である。

会社の何かの契約らしく、往復ANAを使うと、片方はビジネスクラスにして貰えるらしく、行きはビジネスクラスでの移動である。
うむ、俺はビジネスマンなので、ビジネスクラスこそ相応しい。むしろ気高さではファーストクラスこそ相応しいが、今は精神的に病んでいるし、いつもはエコノミーなので我慢してやる。

とりあえず、ビジネスクラス初体験だな。

ビジネスクラスは、広くて快適である。
足が伸ばせない所か、ほぼ真横にまでリクライニングできてしまうのでステキ。そして映画も自分のタイミングで進めたり巻き戻せたりする。食べ物や飲み物も一般庶民と異なる、特別メニューが用意されている。んもう、寝ている場合ではないな。
ビジネスクラスでコレでは、ファーストクラスはどうなってんだろうか。ライオンの口からお湯が出る風呂とかついてたりするんだろうか。
そして、数人に1人の専属アテンダント(日本語可)がついて、ピッタリマーク状態である。呼び出しボタンを押さなくても、ピクリと動くと、

 「どうかなさいましたか?」

とアテンダントが来るので、迂闊に動けない。小指一本動かすのも気を遣ってしまうぐらいである。

取り敢えず、ビールを頼み、数分仮眠を取って目を開けたら、新しいビールが置いてあったりして、もうワンコビール状態であり、出された物は全て消化するように教育されている俺は、アメリカにつく頃には頭痛ガンガンであり、早くも二日酔いである。

ロサンゼルス空港に到着し、時間を確認すると、同じ日の朝の10時頃である。日本を出たのは15時過ぎの夕方だった。

 「どこかで光速を越えて時空の壁を越えてしまったのかも知れない。ウラシマ効果ってやつだな。さすがビジネスクラス。」

と、酔った頭で考えたのだが、この飛行機は東回りなんだな。極東の国日本から旅立って、単に日付変更線を越えただけであるが、1日得した気分だ。

 「我、日出る国よりまいった。つつがなきや。」

と、イミグレーションで挨拶し、アメリカに入国である。

アルカトラズ島

アルカトラズ島

今日は移動のみであるため、T部長とロス観光がてら昼飯を喰いに北上。
なんとかワーフという海沿いで飯を食って、ウロウロ観光。
アルカトラズ島ってのはココに有ったのか。アル・カポネとかが投獄されていたりしたんだっけ?
脱獄不可能と言われていた割に近い島だな。潮の流れとかもあるらしいが、頑張れば泳げてしまいそうな気がしないでもない。

アメリカには20年近く前にボストンに行って以来だが、やはり日本とは大したギャップがない。
向こうも、日本人を別段珍しいとも思ってないし、アジアに行ったときのように物売りに取り囲まれる様な事もないし、考えが纏まらないうちにトゥクトゥクに押し込まれる事も無い。ただ言葉が通じないだけであるな。

取り敢えず俺は明日以降の準備があって気が気じゃないのでホテルに戻り作業をする事に。
VMWareをつかって、新規のマシンを想定し、明日以降に行うインストールの準備を行うが、やっぱりうごかねぇな。
最後まで動かないのではなく、起動自体が正常にしねぇんだが、やっぱり何かしらの環境に依存している気がする。うわ、やばい。

メールを受信してみても何も届いてないし。
日本ではちゃんと作業進めているんだろうか?