3月 1 1998
KKの引っ越しを手伝う。 荷物の運び込みも終わり一息ついていると、床に付いた塗料が目に付く。 おそらく運び込むときに何か擦れて付いたのだろう。 KKが一生懸命雑巾で擦ってみるものの、なかなか落ちない。 俺様が代わってフルパワーで血管が切れそうになるぐらい擦ってみても落ちきらない。 所詮洗剤など無いと綺麗には落ちきらないだろうと判断し、
「これ以上は薬品の力を借りなくては無理だな」
と俺様が言うと、KKが『ちょっと買ってくる』と言って出ていった。 しばらくするとKKが袋を持って帰ってきた。 中を見ると『オロナミンC』が入っていた。
『”オロナミンC”を付けると、汚れが落ちると言う裏技でもあるのか?』
と混乱していると、横でそれを飲みだすKK。 そして、
「ぬぉりゃーっ!!」
と気合いを入れて床を磨き出す。 どうやら、 『薬品の力』とは薬を飲んで自分がパワーアップする事だと思ったらしい。
「ダメだぁ。 やっぱり落ちねぇ」
と言っているKKに、俺様の分のオロナミンCを飲ませて、フルパワーで洗剤の買い物に行ってもらった。
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By 俺様 • 俺様について • 0
Kが終電を逃し、深夜にタクシーで家に向かっていると、運転手が
「死んで何年になるの?」
と聞いてきたそうだ。 死んでないし、なんて答えていいのかわからず、怖いのでその後ずっと黙っていたそうだ。
「後々考えると、『住んで何年になるの』と言っていたに違いない」
とKは自分を励ましていた。
Kが新宿を歩いていたら、いきなり外人が寄ってきて、Kに向かって
「香港人?」
と聞いて去っていったそうだ。
3月 1 1998
KK(その1) | 俺様について
KKの引っ越しを手伝う。 荷物の運び込みも終わり一息ついていると、床に付いた塗料が目に付く。 おそらく運び込むときに何か擦れて付いたのだろう。
KKが一生懸命雑巾で擦ってみるものの、なかなか落ちない。 俺様が代わってフルパワーで血管が切れそうになるぐらい擦ってみても落ちきらない。 所詮洗剤など無いと綺麗には落ちきらないだろうと判断し、
「これ以上は薬品の力を借りなくては無理だな」
と俺様が言うと、KKが『ちょっと買ってくる』と言って出ていった。
しばらくするとKKが袋を持って帰ってきた。 中を見ると『オロナミンC』が入っていた。
『”オロナミンC”を付けると、汚れが落ちると言う裏技でもあるのか?』
と混乱していると、横でそれを飲みだすKK。 そして、
「ぬぉりゃーっ!!」
と気合いを入れて床を磨き出す。 どうやら、 『薬品の力』とは薬を飲んで自分がパワーアップする事だと思ったらしい。
「ダメだぁ。 やっぱり落ちねぇ」
と言っているKKに、俺様の分のオロナミンCを飲ませて、フルパワーで洗剤の買い物に行ってもらった。
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