4月 26 2012
2012年04月26日(木) タイ(バンコク) 2日目 | タイ,マカオ,香港旅行(2)
今日はタイは平日なので、TTは仕事へ。
俺は借りた奥の部屋のベッドを乗っ取り、TTが出掛けたことも気付かず10時頃まで寝てた。
今日の予定は、昔アンコールワットのツアーで一緒になったKNM(日・男)に会う予定。彼はあのツアーの後、そのまま世界旅行をした後にタイに舞い戻り、そこで就職、さらにタイで転職をして、今もバンコクで生活している。連絡を取って、今日の夜に会う約束となったので、夕方まではバンコク市内をプラプラ見て回る事にする。
取り敢えず昼食は部屋の近くの食堂へ向かう。
昨日いくつかの定食屋を聞いていたので、その中のチキンライスのお店に決定。40Bほど。
その後、バンコクの中心地Siam(Central Station)にMBKショッピングセンターと言う、大型のショッピングセンターが出来たので見てみたら、と勧められたので行ってみた。
なるほど、大きなショッピングセンターである。ここに来れば何でも揃うな。
お店も綺麗で近代的な感じの物ばかりだけど、服売り場に関しては、まるで外の市場のようになっていた。
DVDショップでは、AVの様な物も売っていた。タイでもこんな感じで公に売ってよく成ったのだろうか?AV女優は日本人女優の物ばかり出回っているのだが、それは外人物なんらOKと言う事なのかも知れない。でも、西洋ものは無かった。
ちなみに、女優は「蒼井そら」が人気のようだ。中国で大人気とは聞いていたが、タイでも(そう言えば、韓国でも人気らしく、「ブルースカイ」とか呼んでたな)なのね。彼女はアジアウケするAV女優なのかも知れない。あとで聞いたが、AM(泰・女)の彼氏も、AV女優の中で一番好きだと言って憚らないらしく、やっぱり、タイでもAVは公になっているのだろう。
取り敢えず、ショッピングセンターにて、
①タイでもAVは流通。
②日本のAV女優が人気。
③中でも蒼井そらがナンバーワン。
と言う3点を理解した。
まだ、バンコクの中華街に行った事がなかったので行こうと思い、ファランポーン駅までバイタクで40Bと言われ、高いと思って歩くことにしたが、これが大失敗。充分その値段の距離であり、そのうえ道も間違えて大きくオーバーして、良く解らないところにヘトヘトで辿り着く。
そこに迷子になった中国人のおばさんに中華街までの道を聞かれ、俺も解らんので一緒に調べながら中華街へ歩く事に。
地図から現在地を確認するとまだ結構距離があり、俺はここからタクシーを拾って行こう思い、お代は出すから一緒に乗っていかないか?と提案したが、道を覚えたいから歩きたいらしい。なんか行きがかりじょう、放っておけず一緒に歩いていくことに。
おばさんは中国人で、ロスか何処かに長年住んでいて英語がペラペラな様子だ。タイの前に日本を旅行していたらしく、「なぜ、日本人は若者も英語が喋れないのか?」と心底不思議に思っているとか。確かに、旅行していれば何処の国でも若者は誰かしら(その人がどんなレベルでも)英語に反応してくれるのだが、日本はカタコトでも喋ろうとしないから不思議なんだろうな。
何とか目印にしていた中華街入り口に辿り着いた。
そこから近くのワット・トライミットを見学して、おばさんとは別れた。
つか、ここまで歩くのに結構つらく、一度宿に戻りたいんだとか。俺も近くなら一度部屋に戻りたいところではある。
ワット見学にはどこかでお金を払う必要があったようだが、支払場所を求めて階段を上っている内に、とうとうそのまま黄金仏像をみてしまった。
その後、中華街の中心のヤオワラート通りやら横の小道に入ったしながら観光。
寄り道したり品柄、結構な時間歩き回って中華街の西側まで突破した。
KNM(日男)との約束の場所に向かうため、バイクタクシーでファランポーンの地下鉄駅へ行く。待ち合わせ場所のChitLom駅というのがここからだと上手く乗り継げない場所場所にあり、電車だが大回りとなり、危うく待ち合わせ時間に間に合わないかと思った。
ChitLomで連絡のため、公衆電話を使うが、電話はいつものように海外での強敵。電話でのコンタクト自体もさることながら、公衆電話機の使い方自体が良く解らず、だいたい壊れてるのかどうかすら判別が難しい。
と言うことで、四苦八苦してKNMに目印となるハーゲンダッツの前に来てもらい何とか合流成功。
本来の待ち合わせ場所は、チットロムセンターという大きなデパートの1Fと言っていたらしい。「待ち合わせ場所には大抵ココ。ここを知らないヤツはモグリ」と言われるが、旅行者にはそこまで求められるのは辛い。KNMはChitLomの近くのビルで働いているようだ。ちょっと覗いたが、入り口にセキュリティの為の、駅の自動改札がついており、立派なビルだった。(このビル自体がほとんど日本企業で埋められているみたい)
KNMに連れられジグザグ道を歩き、どこか場所を見失った所のレストランでタイスキを食べる。
タイスキは初めて食べた。タイ風すき焼きの事かと思ってたが、全然違った。でも鍋は日本のすき焼きに似ている。タイ人はスキーと呼ぶ。
そもそもこの名称のスキヤキは、日本のすき焼きと直接の関係性はないらしい。昔、「上を向いて歩こう」(英語での題名「スキヤキ」)が世界的に流行した際に、その知名度にあやかって料理形態が似ていることからこう呼ばれるように成ったらしい。
なので、肉を焼いたりシャブシャブしたりはなく、麺と野菜が中心である。とりあえずうまい。1000Bぐらいであった。
その後、夜の観光と言うことで、ナナと呼ばれる地区のゴーゴーバーへ向かう。なんか、ゴーゴーバーというと団塊世代のディスコみたいだ。
俺があまり夜の観光に興味がない事を知ってるKNMは、エロ目線ではなく、純粋に話のネタに成りそうな場所と言う事で、ナナに連れてきてくれたようだ。「ナナは男が可愛い」と言っていたときには、「む、そっちのケが有るのか?」と少し疑ったが、ゴーゴーバーは通常は女の子が水着姿で踊るのだけど、男バージョンが有ると言う事で面白いという意味なのだろう。タイはゲイがオープンだし。
ナナに辿り着くと圧倒された。俺は、そのエリアのどこかにゴーゴーバーが何件か有るのかと思ったのだが、エリア全体がゴーゴーバーの集合体だった。
3,4階建ての建て物が、コの字型に成っていて、各階に何件もお店があり、それぞれ特色が違うそうな。
KNMと二階の奥の一店に入る。
この地区はさすがに多くの店が競合してるだけ有ってか、中央ので踊っている娘は、どの子も若くて美人だらけである。しかも水着であり、「うむ、見るだけならこういのもまたよし」とジロジロ見ているのだが、目が合うと向こうからアピールして来るのであまりじっくり見れないジレンマに陥る。
と言うのは、このゴーゴーバーでは、ダンサーはアレが前提であり、踊っている娘で気に入った娘がいれば呼んで、別料金を払って奥の一室で、エロイ事をするシステムなのだ。一時期、日本のオッサンが女買いツアーでタイに押し寄せたってのも、多くはこのゴーゴーバーに来たって事のようだ。
俺は高いコーラ(200B)を飲んで眺めるだけである。気に入った娘と話すだけなら、その娘のコーラ代を出せばそれで問題ないのだが、その後に続く気がないのに、興味本位で呼んで時間取らせて邪魔をするのも申し訳ないので、目が合わないように、首から下中心をジロジロ眺める。みんなスタイルええのう。
それにしても、舞台のダンサーは時間経過と共に入れ替わるのだが、例のこの店の特徴である、男のダンサーが現れない。はて?と思ってKNMに聞くと、彼はニヤリとして、
「さっきから踊ってるダンサーは、全員男ですよ。」
と衝撃の発言。なに!男色的な話ではなく、ニューハーフって意味だったのか!
しかし、そういわれて改めてダンサーを見ても、男に見えぬ。答え合わせ後にも理解できない悔しさよ。日本のニューハーフなんか、どんなに綺麗でも「そう言われればそうか。」と納得し、野太い声や腕の太さ、股間の膨らみその他あら探しは出来るのだが、この店の漢は一人残らずそうは思えぬ色っぽさ。見かけだけならパーフェクトに女性だ。
こりゃあ、よく「タイでホテルに持ち込んだら男だった。」と言う笑い話があるが笑えない。この店数十人娘がいるが、誰一人として男と言われても信じられないレベル。そしてさっきまで、男の水着姿に喜んでいた自分がショック。
はるな愛とか、タイのニューハーフの大会でグランプリとか聞いたが、本当だろうか。タイならその手の企画が沢山ありそうだが、この店の誰にも勝てないと思うのだが。顔だけならどうか分からないが、スタイルとか総合では絶対かなわないのではないか。
ショックがさめやらない中、違う店(こっちは全員女)にも入ってみることに。う~ん、おもしろくない。つか、さっきの店の方が、女性的な外見的にも上な気がするんだけども。女性のアピールやらも少ないし、なんか、面白みに欠ける。単にさっきの方にびっくりしすぎたせいだろうか。
KNM曰く、「ダンサーは女ってだけで安心するが、男ダンサーは更に色々努力するから」って事らしい。こちらは、高いコーラを飲んだ後、早々に立ち去る。
ナナのエリア近くの大通りには立ちんぼが沢山いる。もうこの一帯そんな感じで、お店も一杯だ。
その中の援助交際バブにも入ってみる。…凄いなこの店のアングラ感。店の中央にカウンターがあり、客はそこで飲み物を飲むのだが、壁をグルッと隙間無く、その手の女性が立って並んでいるのである。
客は見たところ、日本人の旅行者も多く、何処でこんな店の情報を知るんだろうかと、思わなくもないが、ネットやそこらでその手の人はみんな知っていて、ここを目当てにタイに来る人も多いらしい。
KNMからは、TTの様に純粋なタイ人じゃなく、タイに住んでいる日本人だからこそ知っている事が聞けたので、楽しかった。まぁ、本人がそういう遊びが好きと言うこともあるのだけども、夜の遊びに限らず、タイの生活全般において話が聞けたし。
俺は案外、男のゴーゴーバーが楽しめた。カルチャーショックでもある。
それにしても、男と解っていても胸とか見えたらドキッとしてしまう自分に気付いて、なんか嫌だったが、そう言う自分もいるんだだなぁと、思わぬ自分探しの旅となった。
—
4月 27 2012
2012年04月27日(金) タイ(バンコク) 3日目 | タイ,マカオ,香港旅行(3)
また昼頃まで部屋でごろごろした後、昼飯に出掛ける。TTはとっくに会社だ。
今日も近くの食堂だが、昨日「ケチャップって日本のラーメンか何か?」とTTに言われて、何のことか解らなかった食べ物にしてみる。
ソンテウ
クェチャップ
なんか発音はクェチャップって感じだったが、麺はラーメンと言うより、うどんかきしめんのような材質で、太麺がロールしたような感じ。少なくとも日本のケチャップとは関係なく、中華の一種か変形物だろうか。少なくとも、タイの麺類では無いらしいのだが。
駅に向かう道すがら、果物の屋台でおきまりのパイナップルと、ついでにメロンをを購入。20B。
果物の屋台は、その場でざくざくに切って袋に詰めて渡されるのだが、タイのパイナップルは甘くておいしい。やめられん。ついでにメロンも買ったが、こっちは堅くて余り甘くなくておいしくない。毎度期待をこめてメロンを買う物の、毎回キュウリのようで期待はずれである。後で聞くと、TTもタイのメロンは選ぶのが難しいと言っていた。
きょうは取り敢えず、タイ伝統マッサージ(非エロ)にでも行こうと思い、Sala
Daen駅へ向かう。
駅には、ダイソーがあった。こちらでは60Bと日本の倍額近い。確かダイソーの工場はタイにあるはずだが、その分輸送費とか削れてもっとやすくてもよい気がするのだがなんで高いのか。パッケージも完全に日本向けのままで、何も手が加わっていないのに。一度、日本に送ってタイに送り直しとかしているのか、はたまた、曲がりなりにも日本ブランドって事で高くても売れるのか。
また、この駅には、1000円カットみたいな、100Bカットの床屋があった。
金額的には日本と同額な金銭感覚なのかな。つか、通常のカットもタイだとどのくらいなのか知らないが、取り敢えず日本の床屋って高いので1000円はお得感があるが、タイの100Bは床屋としてどうなのかは解らない。
駅を出ると、日本通りとして有名なタニヤ通り。有名なとおり、日本語だらけ。そして、真っ昼間から日本語を喋る、ソープランドの客引きが多い。
取り敢えず観光がてらタニヤ通りを通過し、ワット・ファラムポーンへ行き、お参りがてら木陰で涼み、ウツラウツラと昼寝したり一休み。俺は生まれながらに涅槃の寂静の心境にあるのかもしれん。それにしてもこの寺は猫が多いな。そのうえ人なつっこい。
戻りの道は、パッポン通りをとおる。このパッポン通りは、ゴーゴーバーで有名なとおりであるのだが、昼間だから閑散というレベルではなく、廃墟のようだ。本当に夜はあのナナのエリアみたいになるんだろうか。工事中みたな所も多いのだが、昼の間に突貫工事を行うのか?
昼間には夜の面影無し
あの看板は有名な店で間違いなく夜はやっているハズ
Sala Daen駅にもどり、タイ伝統マッサージの店を探す。
駅前と言えどもエロマッサージが多すぎて、非エロのマッサージなのか区別がつかない。仕方なしに、ガイドブックに載っている店から一店選ぶ。それにしても、ガイドブックもこのあたりにはこの一件しかマッサージ店が載ってないのだが、ほかはエロマッサージなんだろうか。載る載らないは、ガイドブックとの契約なのかな?店にはいると、案の定日本人の客が多いが、俺と同じような理由で選んでる人も多かろう。1時間250Bなので2時間のコースを選択。トラディショナルのフルマッサージ。
マッサージを終えて18時過ぎに部屋に戻ると、TTも直後に帰ってきた。
そしてTTが言うには、マンション(32階)の屋上の屋根に出られるように、管理人と話を付けたらしく、俺もついていく事にした。
屋根の上は、柵が無くて危ないが、とてもよい見晴らし。
そのまま日が落ちるまで写真を撮ったりして屋上で過ごす。
陽が落ちて夜景になると、バンコク中心はビルの明かり、道路は車の明かりで美しい。人工的な物は自然の美しさに敵わないとおもうが、夜景に関してはその限りではないよな。
日暮れまで屋上で過ごした後は遅くなったが晩飯に向かう。
こっちにいる間は、よくTTに「何が食いたい?」と聞かれるのだが、そんなにタイの食べ物を知らないので、お任せと答えることが多い。しかしそうされるとTTも困り、「もてなそうとすると日本料理になってしまうんだよな。」とよく困っている。
基本的に俺は、外国でわざわざ日本食なんか食べる気がないし、ローカルフードを色々食べたいのだと答えると、TTの会社の近くのレストランに行くことに。
Asok駅からしばらく歩く。この駅近辺は各国の大使館が多く、日本の大使館もある。TTもその内の1つの大使館で働いているようだ。大使館のエリアが終わる頃、目的のレストランに到着。
この店のターゲットは、タイ人向けであり、安くて味も美味しい代わりに店の見た目が旅行者向けではない。近くにはほかにも見栄の良いレストランもあるようだが、そっちには逆に外人が好んで行くらしいが、地元のタイ人はみんなこっちの店の方が美味しいからこっちに来るとか。
普段は行列まで出来るようだが、今日はタイミング良く直ぐ席に着くことが出来た。
確かにおいしくていろいろなメニューが食べれておいしい。
1人で旅行するとそんなに量が食べられないし、メニューも良く解らないので1,2品が限度だが、今日みたいにTTが一緒だといろんな物が食べれて嬉しい。やっぱいこうでなきゃな。
目一杯食べた後は、タクシーで帰宅。この時間なら渋滞がないのでタクシーでも安上がりですな。
—
By 俺様 • 2012年 タイ,マカオ,香港 旅行日記 • 0 • Tags: タイ旅行