2013年08月13日(火) まさに「本末転倒」であって、意味を説明すると、Putting the cart before the horse. というか、The tail wagging the dog.

 

【映画】

BROTHER
2001年 日本 ビートたけし(出演),北野武 (監督) ★☆☆

日本独自のアウトローな出来事で、それぞれの出来事は面白い。海外ウケも良さそう。
ただ、全体のストーリーでみると、なんかツギハギ感がする。


【本】

伝える力2
2011年 池上彰(著) ★★☆

前作に続き、「伝える力」について。
今回は後半で、昨今の日本語の乱れを気にして言及している。「バイト敬語」や「二重敬語・過剰尊敬語」あたり。あ、あと「ことわざ」や「故事成語」についても、間違った意味で使っている人が多いとかの話。

「二重敬語・過剰尊敬語」については、”微妙なラインのもの”は、俺も違うとわかっていても使ってしまう。というのは、こっちは「二重だ」とわかっていても、受け取り側が知らずに「無礼だ」と思ったら嫌であるからだ。
ということで、相手を無知と思っての、それこそ無礼な話なのだが、相手がちゃんとわかっている場合は、「あいつ二重敬語使ってるよ。」と思われるだけなので、「無礼」と思われるよりましだから。
相手の知識レベルを低く見るがゆえに、過剰に敬語を使うという、「面従腹背」の様な情況である。まぁ、あいてに敬意を払っていないわけではないのだが。

「ことわざ」や「故事成語」の他に、漢字の読み方とかも、間違った意味の方が市民権を得てるものは扱いに困るよな。
と言うか、特に間違った意味で広まっているわけでもない、普通のことわざでも知らない人が多いのが困る。会話に使うと、意味が通じなくて説明が必要になってしまうのだ。俺は小学生の頃、「ことわざ博士」の称号を得たほどで、いまでも得意なのだが、もう面倒で全面的に使わないようにしてる。

これも、簡潔に話すために「故事成語」があるのに、使うならその意味を説明をする必要があるというこの「本末転倒」ぶりよ。