フルメタル・ジャケットを見ても、ガンダムを見てもだが、どうも軍人の階級が良く解らない。
もちろん大中小が付いていれば、その階級内の上下は解るが、大佐、大尉と並べられると、どちらが上か解らなかったりする。
そこで調べてみる。
うーむ、だいたい一緒だが、海軍、空軍、海兵隊等の種類によっても違うし、もちろん国によっても違うんだな。 Oの話では日本の軍隊も、世界大戦時と、今の自衛隊では異なるらしい。
こまかく覚えていても切りがいないで、佐の方が尉より上だという事だけ覚えておこう。
とりあえず、フルメタル・ジャケットの該当する、海兵隊の階級をつらつらと眺めると、
大将 |
General |
中将 |
Lieutenant General |
少将 |
Major General |
准将 |
Brigadier General |
大佐 |
Colonel |
中佐 |
Lieutenant Colonel |
少佐 |
Major |
大尉 |
Captain |
中尉 |
First Lieutenant |
少尉 |
Second Lieutenant |
上級准尉 |
Chief Warrant Officer |
下級准尉 |
Warrant Officer |
士官候補生 |
Cadet |
特務曹長 |
Sergent Major,Master Gunnery Sergeant |
一等曹長 |
First Sergent,Master Sergeant |
二等曹長 |
Gunnery Sergent |
三等曹長 |
Staff Sergeant |
軍曹 |
Sergeant |
伍長 |
Corporal |
上等兵 |
Lance Corporal |
兵 |
Private First Class |
新兵 |
Private |
とある。 新兵の事をPrivateと呼ぶのか。
ん? するってーと、映画の『プライベート・ライアン』のプライベートって、新兵という意味だったのか!
てっきり、なんか個人的な理由で助け出されるから「プライベート・ライアン」と言うのかと思ってたぞ。 無理矢理だがそうとしか取れなかったからな。
これを調べている時に横にいたOとTさんも、共に同じように思っていたと言っていた。 この二人は軍事物が何かと好きなのに知らなかったみたいである。
なんか、日本人の大半が同じ勘違いをしているのではないだろうか?
あの映画はあまり良い邦題ではないのう。
—
宮沢章夫の『茫然とする技術』と言う本を読む。
二つ目に、『ハロー。』と言う題のエッセイがあった。
「ハロハロハロー」と挨拶された筆者が、これについて色々考える。 早い話、「ハロー」はともかく、二度反復すると軽薄な感じになるのに、三度も繰り返すと、ばかものにしか感じられない、と言っているのである。
そのまま読み進めていたところ、筆者は、
ところで、「ハロー」、つまり、「hello」を手元にある、研究社『新英和・和英中辞典
CD-ROM版』でひくと、
1「遠くの人への注意を引くのに用いてお(-)い!もし!」
2「あいさつに用いて」やあ! よお! こんにちは!
3「【電話】もしもし!」
4「驚きを表して」おや! あら!
と言う事になっている。
あの三度はいったいどの用法なのだろう。 ・・・・ |
と続く。
俺も丁度同じ辞書が有るのでひいてみたところ、
1 [遠くの人への注意を引くのに用いて]お(ー)い!,もし!
2 [あいさつに用いて]やあ!,よお!,こんにちは!
3 【電話】もしもし!
4 [驚きを表わして]《英》おや!,あら!
Hello ,hello ,hello ! 《英》おやおや!,やややっ《何か異常なものを発見した時にいう言葉》.
say hello to… [通例命令法で]…によろしくと言う: |
と、しっかり「ハロハロハロー」について載っているぞ!
同じ辞書であるしわざわざ調べるためにひいたのなら、絶対筆者もこれを見たハズである。
しかし、いまさらそんな用法があるとすると、この回の話が成り立たなくなってしまうので黙殺したに違いないな。
まぁ、気持ちもわかる。
俺も身の回りで変な表現とか見つけたと思い、日記に書きならが調べたら、実はそれが正しかったりして、書くのをやめた事が何度か有った。 書いてしまって、後日間違っていた事に気が付いたら、その地点で、「あの時のあれは俺が間違ってやんの」と言った事を書いた事もあった気がする。
しかし、宮沢章夫はこういった物書きに生活がかかっているので押し切ったのだろうなぁ。
もしかして、散々「ハロハロハロー」について述べた後、話の最後に、
「良く辞書を見たらハロハロハローの用法を見落としていた」
ってオチが有るのかとも思ったのだが、それも無かったぞ。
—
10月 8 2003
2003年10月8日(水)
フルメタル・ジャケットを見ても、ガンダムを見てもだが、どうも軍人の階級が良く解らない。
もちろん大中小が付いていれば、その階級内の上下は解るが、大佐、大尉と並べられると、どちらが上か解らなかったりする。
そこで調べてみる。
うーむ、だいたい一緒だが、海軍、空軍、海兵隊等の種類によっても違うし、もちろん国によっても違うんだな。 Oの話では日本の軍隊も、世界大戦時と、今の自衛隊では異なるらしい。
こまかく覚えていても切りがいないで、佐の方が尉より上だという事だけ覚えておこう。
とりあえず、フルメタル・ジャケットの該当する、海兵隊の階級をつらつらと眺めると、
とある。 新兵の事をPrivateと呼ぶのか。
ん? するってーと、映画の『プライベート・ライアン』のプライベートって、新兵という意味だったのか!
てっきり、なんか個人的な理由で助け出されるから「プライベート・ライアン」と言うのかと思ってたぞ。 無理矢理だがそうとしか取れなかったからな。
これを調べている時に横にいたOとTさんも、共に同じように思っていたと言っていた。 この二人は軍事物が何かと好きなのに知らなかったみたいである。
なんか、日本人の大半が同じ勘違いをしているのではないだろうか?
あの映画はあまり良い邦題ではないのう。
—
宮沢章夫の『茫然とする技術』と言う本を読む。
二つ目に、『ハロー。』と言う題のエッセイがあった。
「ハロハロハロー」と挨拶された筆者が、これについて色々考える。 早い話、「ハロー」はともかく、二度反復すると軽薄な感じになるのに、三度も繰り返すと、ばかものにしか感じられない、と言っているのである。
そのまま読み進めていたところ、筆者は、
CD-ROM版』でひくと、
1「遠くの人への注意を引くのに用いてお(-)い!もし!」
2「あいさつに用いて」やあ! よお! こんにちは!
3「【電話】もしもし!」
4「驚きを表して」おや! あら!
と言う事になっている。
あの三度はいったいどの用法なのだろう。 ・・・・
と続く。
俺も丁度同じ辞書が有るのでひいてみたところ、
2 [あいさつに用いて]やあ!,よお!,こんにちは!
3 【電話】もしもし!
4 [驚きを表わして]《英》おや!,あら!
Hello ,hello ,hello ! 《英》おやおや!,やややっ《何か異常なものを発見した時にいう言葉》.
say hello to… [通例命令法で]…によろしくと言う:
と、しっかり「ハロハロハロー」について載っているぞ!
同じ辞書であるしわざわざ調べるためにひいたのなら、絶対筆者もこれを見たハズである。
しかし、いまさらそんな用法があるとすると、この回の話が成り立たなくなってしまうので黙殺したに違いないな。
まぁ、気持ちもわかる。
俺も身の回りで変な表現とか見つけたと思い、日記に書きならが調べたら、実はそれが正しかったりして、書くのをやめた事が何度か有った。 書いてしまって、後日間違っていた事に気が付いたら、その地点で、「あの時のあれは俺が間違ってやんの」と言った事を書いた事もあった気がする。
しかし、宮沢章夫はこういった物書きに生活がかかっているので押し切ったのだろうなぁ。
もしかして、散々「ハロハロハロー」について述べた後、話の最後に、
「良く辞書を見たらハロハロハローの用法を見落としていた」
ってオチが有るのかとも思ったのだが、それも無かったぞ。
—
By 俺様 • 俺様の日記 • 0