2005年1月6(木) 蒸し殺す大化の改新。武士は包茎。

 

正月に録画していたドラマ、大化の改新を見る。

大化の改新と言えば、有名な語呂合わせ、「ムシコロス(645年) 大化の改新」。 語呂合わせで憶えた一番最初の物かもしれない。

まぁ、それでこの出来事の起こった年を憶えるには憶えたんだが、本当のところ俺はどうもこの憶え方は納得いかなかった。 つか、今でも納得してない。

一番最初は、「ムシコロス」は、「虫殺す」だと思い、違和感を感じた。
後日、「蒸し殺す」らしい聞いたのだが、それだとなにやら蘇我入鹿が蒸し風呂やサウナに閉じこめられて、

「出してくれぇ~」

と腰にタオルを巻いて懇願しているシーンが目に浮かんで離れぬのだ。
まさか、こんな殺され方だとは思えぬのだが、いったいどういう風に殺されたんだろうか。
火攻めで殺したとしても、蒸すというのは「蒸気で加熱する」事だから、水が無くてはならいだろうしな。

と言う事で、このドラマも、蘇我入鹿がどうやって殺されるかに注目していたのだが、普通に斬られて死んでしまっていた。 蘇我入鹿が殺されるシーンだけを楽しみに見ていたのに悔しい。
結局俺の中の大化の改新は、また決着が付かなかったぞ。

しかし、大化の改新に「蒸し殺す」と語呂合わせしたのは誰で、何を根拠に言い出したんだろうか。 歴史上の人物で蒸し殺された人なんか知らないのだが、入鹿オリジナルの殺され方か? そんな殺され方したとは思えぬのだがな。

う~ん、他に考えられるのは「無視殺す」かな?

 「おい、入鹿はムカツクから、みんな無視な。 えんがちょー」

とか、みんなに無視されて孤独死、はたまたイジメを苦に自殺か?

どちらにしろ、あまり良い語呂合わせではないな。
まだ、「納豆(710年)食べ食べ平城京」とか、「イチゴパンツ(1582年)の信長さん本能寺で炎上」の方がマシであるな。

今の中学生は、大化の改新をどうやって憶えているのだろう。 同じく「ムシコロス」だったら、先生に聞いて欲しいのだが。

そう言えば、語呂合わせと言えば元素記号もあったな。

「すいへいりーべ ぼくのふね な まえがあるしっぷすくらーくか」
「H  He Li  Be B C N O F Ne Na Mg Al Si P S Cl Ar K Ca」

この覚え方は、地方によって少し異なるようだが、俺はこう習った。
でも、最後が疑問系なのが当時から気になっているんだよな。 自分の船の名前ぐらい覚えておけ、つか、うろ覚えな事をわざわざ主張すんなよと。

元素記号はその後もまだ続くのだが、Caの次はあまり重要視されず、テストにも出ないので憶える必要もなかったのだが、ある日I先輩が、

 『その後は、「スクチブクルムンフェコニーク」。 こう憶えるんだ。』

と言ったのを今でも憶えている。
ちなみに、この「スクチブクルムンフェコニーク」は、語呂合わせでも何でもなく、元素記号をならべてそのままローマ字読みしただけである。
そんなものに「こう憶えるんだ」も何も無いもんだが、意味がなさ過ぎたからか、逆に俺は憶えてしまったんだよな。
全然意味のない文字の並びでも、妙な出来事が有れば案外憶えてしまうもんだのう。

なんか段々思い出してきたが、周期表の並びだけでなく、その元素記号が何なのかを憶えるのにも語呂合わせがあったな。

憶えているのは、

「武士は   包   茎   」
「B Si = ホウ(素) ケイ(素)」

ぐらいだが。

こんな憶え方している暇があったら、もっと効率の良い憶え方が有ったんじゃないかと思うのだが。

まぁ、俺も結局30歳を過ぎてもこんなのを憶えてるんだから、語呂合わせもなかなかどうして侮れないものやもしれんな。