3月 1 1998
FFさんは車で名古屋旅行に行った。 観光を済ませて高速道路に乗ろうと思うのだが、どうも道がよく分からない。 仕方なく、近くを歩いている人に声をかけ、聞いてみる。 するとその人は、名古屋城の方を指さし、
「ああ、それだったら、あの名古屋キャッスルの横を・・・」
と説明を始める名古屋人。
『地元では名古屋城を名古屋キャッスルってよぶのか。』
と思いながら話を聞き、お礼を言って教わった通りに探してみるFFさん。 しかし、一向に言われた目印が見つからない。 きっと、『名古屋キャッスル』という言い方に気を取られたせいかもしれない。 再び近くの人に聞いて見ると、
「ああ、名古屋キャッスルの横を・・・」
『やっぱり名古屋キャッスルと呼ぶのか』
と思いながら、言われたとおりに目印を探して車を走らせる。 しかし目印が見つからず名古屋城付近をグルグル回るFFさん。 しかしどーしても見つからず、もう一度今度は名古屋城の真横で聞いてみる。
「ああ、それだったらあの名古屋キャッスルの・・・」 「あの、この名古屋城の事ですよね?」 「はあ? 名古屋キャッスルっつたらホテルに決まっておるがや」
と言われる。 どうやら、名古屋城の近くに、名古屋キャッスルというホテルがあるらしく、言われたとおり道を探すとあっさり見つかる。
後でFさんは、
「ホテルなら最初からホテルと言え! 当たり前の様に言うな!」
と怒ってたが、なんか、どっちもどっちだと思った。
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寮にいた時、みんな自分の肉体の衰えを嘆いていた。 そのためみんなでマラソンをしたりしていた。 中でもSは自分の体の衰えを深く嘆いており、
「俺は今日から、腹筋をメチャクチャ鍛える。」
と宣言した。
「俺の腹筋の目標はセミだ」
と訳の分からない表現までしていた。
MとYと3人でスキーに行った。
2人乗りリフトを待っていると、後ろの女の子がとてもかわいいとMが言い出した。
「俺あの子とリフト乗ってお近づきになってくる。 2人で先に乗ってくれ」
と言ったので、Yと俺で2人で先にリフトに乗った。 しばらくして何かにつけて後ろを振り向き、Mと女の子の様子を見てみたがなんか気まずそうにしている。 結構長いリフトだったけど、結局何も話をしていないようだ。
「相手が実はブスだったりして」
とYが言ったので、リフトを降りてから次の2人が降りてくるのを待った。 リフトを降りるなり、女の子はサーッと滑って行ってしまった。 見たところ、やはり問題なくかわいい子だった。
「おいM、どうしたんだよ」
と俺が聞くと、
「リフト乗るなり、屁こいちゃった」
とMは答えた。 俺とYは気の毒で口が利けなかった。
「音がしたときあの子”ピクッ”としたから、絶対聞こえた」
とMは言った。 俺たちはそれでも無言だった。
3月 1 1998
FFさん
FFさんは車で名古屋旅行に行った。
観光を済ませて高速道路に乗ろうと思うのだが、どうも道がよく分からない。
仕方なく、近くを歩いている人に声をかけ、聞いてみる。 するとその人は、名古屋城の方を指さし、
「ああ、それだったら、あの名古屋キャッスルの横を・・・」
と説明を始める名古屋人。
『地元では名古屋城を名古屋キャッスルってよぶのか。』
と思いながら話を聞き、お礼を言って教わった通りに探してみるFFさん。 しかし、一向に言われた目印が見つからない。 きっと、『名古屋キャッスル』という言い方に気を取られたせいかもしれない。 再び近くの人に聞いて見ると、
「ああ、名古屋キャッスルの横を・・・」
と説明を始める名古屋人。
『やっぱり名古屋キャッスルと呼ぶのか』
と思いながら、言われたとおりに目印を探して車を走らせる。 しかし目印が見つからず名古屋城付近をグルグル回るFFさん。 しかしどーしても見つからず、もう一度今度は名古屋城の真横で聞いてみる。
「ああ、それだったらあの名古屋キャッスルの・・・」
「あの、この名古屋城の事ですよね?」
「はあ? 名古屋キャッスルっつたらホテルに決まっておるがや」
と言われる。 どうやら、名古屋城の近くに、名古屋キャッスルというホテルがあるらしく、言われたとおり道を探すとあっさり見つかる。
後でFさんは、
「ホテルなら最初からホテルと言え! 当たり前の様に言うな!」
と怒ってたが、なんか、どっちもどっちだと思った。
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