2008年06月15日(日)

 

日本とオーストラリアの飛行機は、日本発は夜遅くに出て早朝につくが、オーストラリア発は早朝に出て、夜遅くに日本に着く。

と言うことで、俺の乗る飛行機も早朝に出るので、早起きして部屋を抜け出そうとしたら、オーナーのAM(泰女)が、わざわざ起きて見送ってくれた。

また、KTJ(日男)、TKS(日男)、MU(日女)、YY(韓女)、TTY(日男)、MI(日女)が空港まで見送ってくれると言って集合してくれたので、皆で空港に向かう。他にも数人見送りに来てくれると言ってくれた人がいるが、朝早すぎて起きられなかった様で、お詫びの電話が掛かってきた。朝起きられないって所が、いつもの、彼ら彼女ららしくてとても微笑ましい。昨日夜遅くまで充分語ったし、気持ちだけで充分である。むしろ、YY(韓女)がこんな時間に起きて来た事に驚きを隠せぬ。

空港に着くと取り敢えずチェックイン。
荷物をチェックすると大幅に重量オーバーして、結構な額の追加料金を払う事に。JetStarは安い分、標準の持込できる積載量が少ない。チケットも大阪行きにしたのに、あまり安いのを買えなかったので、やはり成田直行のカンタスあたりの切符を買っておいた方が安かったな。くそう。

20080615-1464 その後、搭乗開始時間まで空港内のコーヒーショップで時間を潰す。
会話の内容は、いつものコーヒーショップと同じく、たわいもない話をして過ごす。まぁ、今の時代、今後もメールでも何でも、幾らでも連絡取る手段はあるし、日本メンバーは半年や一年後にはみんな帰国しているだろうし。

そして、いよいよ時間になり、搭乗口にて、皆とお別れである。

「では…」

と言いかけたら、体調が悪いと下を向いていたMUがなんか大泣きしていて超ビックリ。まさか俺との別れで泣く人がいるとは思いもよらず、

 「ホレてまうやろーっ!!
 これは留学先で出会った人と帰国後に付き合い始めるパターンや!別れ際になって、大事さがわかったってか!」

とか、思って横を見ると、意外にもMIも泣いておりビックリ。その横のYYも泣きそうに成っている。こりゃイカン。これでは誰に惚れてよいのかわからん。女の子が俺との別れで泣くとは想定の範囲外でオロオロしてしまう。

まぁ、MUはクラスの日本人は、俺と彼女しかいなかった事もあり、学級委員長的存在の俺は偶に課題やら教えていたので、

 「これから授業について行けなくなる~、今後誰に聞けば良いのぉ~」

って意味が大きいようだ。そんなもの頑張らんかい。そして、MIは単に雰囲気につられて泣いているだけらしい。
でも、男の二人も泣きはしないが、感極まってみえる。…そんな雰囲気にされると、

 「もしかして、俺これから死ぬのか?」

と心配になって来たぞ。漫画や小説だったらこの飛行機が事故で俺が死に、これが今生の別れになるフラグが立ってるよな。

まぁあれだ、このメンバーはしょっちゅう一緒にいたし、別れるのは俺としても非常に寂しいわけだが、YYはともかく、他の日本メンバーは偶然みんな関東に住んでいるので帰国後はいつでもあえる。MUなんて俺の隣駅に住んでるのである。

既に時間ギリギリなので、もう時間が無く、後ろ髪引かれる思いで皆と別れた。
みんな本当に有り難う。また会う日が本当に楽しみである。

…と、小走りで搭乗口に向かったところ、なんか飛行機が遅れているらしい。急いで損した。
時間があるので、MUに別れ際に渡された手紙を読む。内容は感謝の言葉と共に、

「俺様がいなくても、立派に留学をやり遂げてみせる。」

と言う決意表明が書かれており、ドラえもんの最終回を読んだ気分であり、

 「やっぱり俺、死んじゃうんだろうか?」

と心配が強くなってきたが、遅れてきた飛行機に乗り込んで日本に向かって旅立った。


思いつきに近い形で実行した、今回の留学。大成功と思っている。

英語はまだまだ充分とは言えないが、基本は身に付いたと思うし、半年の成果としては充分満足行くものだ。リスニングスキルが身についたので、これからは自分で勉強することもできるし。
何より、本当に楽しかった。このような時間を過ごすことが出来たのは本当に嬉しい。
この自分の行動には、我ながら拍手を送りたい。さすが俺の判断、間違いがねぇ。

実際いくらかトラブルにも巻き込まれたりもしたが、それらの事も含めて、関わった人達には感謝したい。
…とか、こんな事を書いてしまうのも、今回学んだ英語人の感性の影響かも知れないが、今は本当にそう思うぜ。

20080615-end

Thank you for everything!
I have spent an extraordinary time and enjoyed it.I couldn’t have doneit without you!
I’d like to see you again.
See ya!