3月 1 1998
折り紙クラブ | 俺様について
中学の時クラブ活動(部活とは別)という時間が、週に一回あった。
体操クラブ、サッカークラブ、野球クラブ等の体育系の他文化系も様々有り、中には折り紙クラブというのもあった。クラブには当然定員があるため、年度の頭に希望を取り抽選となる。
第5希望まで書く項目があり、だいたい4以降は何を書いていて良いかわからず適当に書いてしまう。
Tはサッカー、野球等を書いていき、第5希望にはネタがつきて 、
『折り紙クラブ』
と書いておいたら見事に『折り紙クラブ』に当選した。
Tは渋々ながら、折り紙クラブの教室に行くと、意外にも運動バリバリの連中だらけである。 皆、サッカーや野球等人気のあるクラブ書いて、第5希望に折り紙クラブを書いたTと同じ間抜けどもである。
当然彼らは、折り紙など得意ではなく、
「さあ、皆さん。 好きな物を折りましょう」
と先生の号令と共に、唯一知っている検尿のコップを折り始める。連中は体力だけはあるため、凄い量の検尿のコップが毎週生産されていった。
折り紙クラブの教室は、毎週その時間が終わると、検尿のコップが引き出しやロッカー等から発見される。 連中のささやかな抵抗だろう。
Tもクラブの時間が終わると、ゲッソリしながら検尿のコップを
「やる」
と周りに配っていた。いらねっつーの。
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3月 1 1998
宴会芸 | 俺様について
宴会で一発芸をしなくてはならず、同期の奴らに相談を持ちかけたところ、
「わさびを鼻につけて『青っぱな』はどうだ?」
「肛門に割り箸さしてから抜いて、『ポッキー』はどうだ?」
「おめー それは箸に血が付くよ」
「それはそれで、『イチゴポッキー』でええやん」
などと、白熱した議論になる同僚に
感激するあきれる。—
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