4月 7 2013

2013年04月07日(日) ラオアグ(2)　サン・オウガスチン教会(パオアイ教会) | フィリピン旅行(12)

朝、6時には起きて活動しようと思ったら、なんか眠りが浅くてベッドでゴロゴロしただけになった。前日昼寝しすぎたせいか。

とりあえず6時頃まではバスもなかろうし、そのまま布団でゴロゴロを決め込んでいたのだが、5時過ぎ頃に突如雷鳴が鳴り響き、バケツをひっくり返したような大雨が降りだした。セブにいた時は、今のシーズンは乾季でスコールなども降らないと聞いていたが、ルソンのこの辺りとは気候が違うのか。

雨はもうこのまま外に出たら息ができなぐらいの勢い。傘さしても壊れそうで、まさに滝の様だ。こういったスコールは久しぶりにあったが、すぐに止むかとおもいきや、予定の6時を過ぎても一向に止む気配がない。今日の朝から活動、昼移動は計画断念し、今日の宿をこのまま予約し直す。

8時過ぎに少し雨足が弱まってきたので、傘をさして朝食を食べに出かける。昨日見つけた食堂街が朝もやっていたので、ここにしよう。

食後、天気をうかがうと、雨はだいぶおさまり、小雨が降ったり、時々止んだりするぐらいになった。

歩きながらジプニー乗り場をウロウロして、どれに乗ればサン・オウガスチン教会に行けるのか眺めてみる。
ジプニーは側面に行きと帰りの目的地名が書いてあり、通常走っているジプニーを素早くチェックし、乗りたかったら手を上げて停めて乗る。走っているものの行き先を見るのは、超難易度が高い。
しかし、今いる所は、ラオラグの停留所、ターミナルなので、色々な行き先のものがあるが、皆停まっているのでジックリ行き先確認できるので良い。しかし、行き先の地名がわからないのが困るな。運転手に教会のことを聞いても、わからないと言われてしまうし。

そういえば、サン・オウガスチン教会の説明に、「パオアイにあるので、パオアイ教会とも言われている。」とあったので、『LAOAG-BATAC-PAOAI』と書いてあるジプニーの近くにいる人に、「これ、パオアイ教会に行ける？」と聞いたら行けると答え、「いけるから乗れ。早く乗れ。どうした。」と急かされてしまう。行き先の確認だけで良かったのだが、勢いに負けて乗ってしまう。朝飯だけのつもりで出かけてきたので、傘だけ持ったほぼ手ぶらで、お金もPhp200ぐらいしか持ってないのが心細い。とりあえずジプニーの料金はphp34なので、往復分は足りるのだが。

ジプニーに乗り込んで見ると、あまり他の客が居ない。基本ジプニーはそういうものなのだが、満席になるまで出発しないのだ。結局乗り込んで30分ほどしてようやく出発。こんなに時間が有るなら一回宿に戻りたかった。

・セブのジプニーよりチョット大きい

パオアイまでは、ラオラグから40分ほどで到着。運転手が俺の行き先を先のおじさんから聞いていたらしく、教会の目の前で「ここだ。」と教えてくれておろしてくれた。フィリピンで感心したのはこの辺りの心配りと確実度である。違う人に話していたのに、行き先とかちゃんと伝わっていて、しっかり教えて降ろしてくれる。
他のアジア圏では、なんども念をおしても（悪気なく）忘れられて行き過ぎるのを繰り返しているので、乗っていても油断できないのだが。

サン・オウガスチン教会(San Agustin Church)　は、世界遺産に登録されているバロック様式の教会。マニラでも同名で同じく世界遺産の教会が有って紛らわしい。
こちらの教会は、加工珊瑚とレンガで作られており、ICOのゲームに出てくるお城の様な雰囲気だ。パオアイにあるので、パオアイ教会とも呼ばれている、と言うか、パオアイ教会じゃないと通じなかった。

ここは現役の教会で内部も綺麗。
正面には、サン・オウガスチンだと思われる像が黄金聖衣をまとっていて、小宇宙（コスモ）を燃やしている。

教会を見学した後、パオアイの町には他に見どころがないので戻ることにする。ジプニー乗り場でまた早々に乗り込み、１０分ぐらいまって出発。行きと同じく４０分ほどでラオラグの町に到着。

宿に帰りがてら、明日のために次の目的地ビガン行きのバスを探してみる。
すると、「ビガン」の文字が書いてあるバスが溜まっているバス停を発見し、詳細を確認。朝の7時から10分間隔で出ているとか。そんな間隔で出るほど乗客がいるんだろうか。値段はPhp100也。また、さらにその近くにツーリスト・インフォメーションを今更発見。こんな所に移動してたのか。今日も休みのはずだが人がいるので、営業中の様ではあるが、今更なので入らなかった。

部屋に戻り考える。天気も晴れたし、サン・オウガスチン教会にも行った。現在11:30である。今からでもビガンに向かってしまおうか。
ただ、いまいち移動に掛かる時間も分からないし、宿が取れるか等リスクが有る。と、モンモンとしていたところ、考えるのが嫌になり、そのまま昼寝。

目覚めると18時。昼食抜きになってしまったし、早めの夕食がてら夜の町を眺めに出かける。