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日本語における、東京弁、標準語 共通語は全て違う物である。


東京弁 : 東京地方の方言。尚、東京方言の中でも多種有った。
標準語 : 明治政府が、東京弁(の中でも教育ある層に使われていた)を元に「標準語」を作った。学校教室で普及を計った。[人工的に作られた]
共通語 : 戦後、国立国語研究所が東北地方を調査したところ、東北方言とも標準語ともいえない、その中間にある言葉が有る事が判明。それなら全国共通に意志を通じ合えると考え、「全国共通語」略して「共通語」と名付けた。 その後メディアの普及により、全国に広がった。[自然発生的に誕生した]

現在全国に普及しているのはこの共通語で、今も言語的接触をする事で変化を続けている。

俺の周りの関西人は、話の中で「共通語」や「標準語」と言う単語が出ると、

「共通語? ああ、東京弁の事やな。 関西で共通語なんて言ったら笑われるで。」

と、毎回わざわざ言い直すが、それは間違いである。共通語には関西弁も含めた方言の要素が含まれている。
なので、その発言こそ笑われてもおかしくない所であったりするが、俺は面倒なので黙っている。

– 2006年2月5日