バラン | は行 | 俺様万物網羅百科事典

 

お寿司の詰め合わせなどに入っている、ギザギザの緑の仕切り。
一応味が移ったりしないように仕切るなどの役割は解るが有ってもなくても良いものため、

「どうせ俺なんかどーでもいいんだよ。あの寿司に入っている緑のギザギザだよ。」

等とすねる時によく意味と訳がわからないものの代表の様に使われるが、その通りどうでも良く思っている人が多いので、名前はあまり知られていない。
これは、『バラン(葉欄)』と言う。昔は蘭の葉を用いていたことによる。
尚、これを読んで、北斗の拳の光帝バランを思いだしたやつが絶対いる。


貴様(奈良県)よりバランと言う名前は問題ないが、由来について見解を異にするメールがあったので紹介。

葉欄とは「蘭の葉」 ではないと思います。
「葉欄」という植物があり(もちろん現在でも)我が家の改築前には庭にもあった。 田舎に行けば自生している。
長さ30~40Cm 幅10~15Cm
大型の笹の葉のようなのが地面からすぐ葉っぱで群生します。

そうなのです、「葉欄」はあるのです。
バラン、地方により、バレン(和歌山県)、又はハラン(高知県、石川県?)等と言うようです。
元々の用途は単なる飾り物だけでなく料理と料理の仕切りとして味の転移を防ぐものです。 (特に、高知の皿鉢料理などには必需品)
(皿鉢料理とは;宴会用の大皿盛りのことです)

とのことである。
一応調べてみたのだが、そのまま使うには大きすぎる気がする。 これを今のギザギザの様な形に切って使っていたのかもしれない。

また、現在でも調理師学校では「葉欄細工」として重要な技術として学習し、コンテストもあるとのこと。
ただし、このコンテストで使われるのは笹の葉であり、おそらくこの「葉欄細工」と言う単語内の”葉欄”とは、元々の葉っぱの意味ではなく、現在寿司の区切りを”葉欄”と呼ぶことが先に定着した後の物だと創造する。

と言うことで、バランと言う呼び名であると言うことは間違いないのだが、その由来については、『こんな話しを聞いたことがある』程度に思っておく方が良いかもしれん。