クムドールの剣 | か行 | 俺様万物網羅百科事典

ブラインドタッチ練習ソフト。 RPG形式になっているので遊びながら覚えられる。
俺様はこれでブラインドタッチを覚えた。 なかなか良いソフトだと思う。 ストーリーも面白かった気がする。
大学4年の時、研究室では全員ブラインドタッチとは程遠い実力しかないくせにスピードを争っていた。 ある日、誰かがこのゲームを持ってきた為、みんな研究そっちのけで己を鍛えることになり、メキメキ実力を上げていったな。
最初はスペースキーと、左右のホームキーF、Jの3つしか使わない。確かスペースキーが90度の方向転換で、Fが前に進むで、Jが”OK”を意味するキーだった気がする。 コレはハッキリ言って移動しづらく、腕がつりそうになったり、壁にガンガンぶつかったりと、生まれたての子鹿のような移動をしていたが、慣れとは恐ろしい物で後半は

「おりゃ~、進め進め進めぇ!FFFFFFFF! 方向転換だ、おりゃぁ!回転回転スペース!」

と、フィールドを縦横無尽に怒濤の如く歩きまくっていたな。
他のキーは敵を倒すなんかでたまったお金で買ったり、フィールド上に落ちているものを拾ったりして、一つ一つ集めていく。 一つずつしか増えないので、あまり無理せずに覚えられる。
敵に遭遇すると敵はキーの羅列を言ってくるので、それを間違えずに打ち込むことで倒すことができる。 よって、自分の持っていないキーを喋る敵が出現する所へは進めないのだ。
最初の方ではしばらくすると左手の4つFDSAのキーがそろう。 とりあえずスタート直後の近場の敵は、これらの言葉を「fadasfadas」といった風にしか言ってこないので、近くをうろうろしながら左手の練習をしまくることになる。
ある日遅れて研究室に行ったところ、みんなして猫背になりながら

「ふぁだすふぁだすふぁさださ・・・」「ふ、ふふぁだ・・さだ」「ふさだfff」

とブツブツ取り憑かれた様に言いながらキーボードを打っていたのが印象深い。
たしか後半はキーが揃ってくるのにあわせて、意味のある言葉を打ち込むようになったと思う。

ちなみにこのゲームはみんなやっていたが、クリアしたのは俺様だけ。 しかし今となってはどんな終わり方をしたのか記憶にない。
PC-98で遊んだが、Mac用も有るらしい。 DOS/VやWindows版は無いようだ。 ちょっとやってみたいのだがな。 今やるとしたら、PC-98のエミュレータとか使わないとダメか。
このゲームでは数字キーまでも練習する。 PC-98のキーボードとDOS/Vのキーボードって数字キーの並びが異なることが多いので、現在では数字キーに限って必要以上に入力が遅いと言う因果な体となってしもうた。おかげで、「激打」で数字が出てくるとやられまくっちまうぞ