2005年8月16日(火) その1 メーサイ→チェンマイ | タイ旅行(17)

 

うるせぇ鶏

うるせぇ鶏

門が閉まっているし

門が閉まっているし

6時頃目が覚める。
覚めるというか覚めさせられた。 何故なら、ゲストハウス前の広場に放し飼いされている鶏が鳴きまくっているからである。
本日は7時頃起きようと思っていたのだが。

日本人故に感じるのかもしれないが、タイの鶏は凄い音痴である。 鳴き声の最初の方は、日本のスタンダードな鶏の鳴き声と似ているのだが、

 「コケコッコーエゥェウエゥオォォコー オェ~ エロエロエロオェ~…」

と、途中からモジョモジョ言い出したかと思うと、そのままノーブレスで大声に戻ったりしていつまでもエロエロ言っている。 凄い肺活量だぜ。 そのうえ、最初のコケッコッコーの声が異常にデカイ
そんでもって、エロエロオェーがフェードアウトしたかと思ったら、今の鳴き声が気に入らなかったのか直ぐに、

 「コケコッコーエゥェウエゥオォォコー オェ~ エロエロエロオェ~…」

と続けるのである。 前の広場にはオスは1羽しかいないようだがひっきりなしだ。 よく近所の人たちは起きないもんだな。

仕方なしに、出かける用意して出口に向かうと、早すぎたのか門が閉まってる。
鍵が閉まっているとかではなく、扉の外側にカーテンがされて、その上外から丸太で抑えられている。 あの子供がそんなパワーを持っていたのだろうか?
隙間から出ようとチャレンジしたが、どうにも上手く行かぬ。 そこでうろうろ様子を伺うと、隣のレストランだかゲストハウスだかの連絡通路の様なものを発見し、そちらの出口から脱出成功。
なんつーか、厳重なんだか、いい加減なんだかよくわからんな。
国境前に辿り着くと、バスターミナル行きのソンテウ(8B)らしきものに乗り込みターミナルに到着。
チェンマイまでのチケットを購入した後、そこらへんで朝食を摂りながら8時の出発を待つ。
飯屋のおばさんは言葉が通じないが、色々よくしてくれて、美味しく頂くことが出来た。 テーブルには色々調味料が置いてあり、色々かけて味を楽しむ。
タイのメジャーな調味料、ナンプラーらしき物もあった。 ナンプラーは魚臭いときいていたが、そんな臭いはしなかった。 この味結構好きだな。 俺に合っている気がするぜ。

             チェンマイ水没中             川に車が突入しているのではない。

チェンマイ水没中
川に車が突入しているのではない。

チェンマイ駅

チェンマイ駅

8時になりメーサイを出発し、9時過ぎにチェンライに到着。
10時まで停車するとのことだが、不安なので乗ったまま待っていた所、9:30で出発してやんの。 アブねぇ。 乗って待っていて良かったぜ。

メーサイでは10人ほどしか乗ってなかったバスだが、チェンセーンでは満員となった。
チェンマイに向かうバスの中、俺は寝たり転けたりしていたのだが、途中で他の乗客は入れ替わり立ち替わり、結構入れ替わっていた。

そのうち1人の青年が俺の横に座った。 なんか本を読んでいるので、チラッと見てみると漫画である。
タイでも漫画は多いのか?と思ってよく見ると、なんか見たことある絵だ。 う、あれは、「ジョジョの奇妙な冒険」じゃねーか。 第三部のジョジョと、ワムウが闘技場で闘っている辺りだ。
俺の視線に気付いたのか、青年が、ん?って感じで俺の方を見るので、「JOJO?」と聞くと、うむ、と頷いていた。 「ジョジョ」で通じるとは。 この漫画のセンスはタイでも通用するんだなぁ。 面白そうだから、どこかで本屋を探して、漫画を物色してみるとしよう。

13:00ちょい前ぐらいで、チェンマイに到着。 2日ぶりだぜ。
このチェンマイバスターミナルは、チェンマイ市街からチョット離れている所にあるので、とりあえず市街に向かう。 つか、目印になるところが解らないので、鉄道のチェンマイ駅に向かう事にする。

タクシーやトゥクトゥクとかが見つからないので、うろうろしていた所、ソンテウ運転手に「50Bで駅まで乗せてやる」と言われ、ちょっと割高だがそれに乗ることにした。 ソンテウ貸切である。

チェンマイ駅に向かう間、街並みを見ていると、所々水没している。
街全体と言うわけではないが、水はけの悪い所などが結構な深さで水没しているのである。 家によっては、中まで浸水しているようだ。
昨日の大雨はこちらでも降っていたのだな。 こっちの方は熱帯雨林気候で、あんな雨は普通にある事なのかと思っていたが、こっちの方でも珍しいぐらいの大雨だったようだ。

駅に着くと、せっかくなので、チケットを予約しておく。
予定では今日、明日とチェンマイを観光し、明日の夜の寝台車で、アユタヤに向かうつもりである。
駅では、当日と明日以降のチケット売り場は別になっており、奥の方にある予約チケット売り場にてチケット購入。 電車も、宿屋、バスと同じく、エアコンか、FANかで料金が違う。 さらに、寝台車はベッドが上か下かで料金が異なる。 下の方が料金が高いのだが、よく解らないが、それだけ良いと言うことだろうと思い、FANの車両の下側のチケットを購入した。
ちなみに、FANにしたは、「タイのACは凍えるほど寒い」との噂を聞いていたからである。

これで明日いっぱいまで、思う存分チェンマイを満喫する事が出来る。
宿を決めて、チェンマイ観光へ行くぜ。