2007年11月10日(土) ラオス(デット島):タヴァンデンゲストハウス

 

朝、コーンパペンの滝へ向かう。

俺の隣の部屋に、隣のベルギー人カップルが泊まっており、彼らも一緒である。カンモックのところのツアーで、60,000Kip。
コーンパペンの滝は、手前から公園のようになっていて、入場料が10,000Kipかかるらしい。これは先のツアー料金に含まれていないと聞き、ベルギー人カップルが、「そういうことは先に言わないとだめだ」と抗議して、カンモックは自腹を切ったようで可哀想である。もちろん、カップルの言い分も正しいのだが、俺は入場料をくらい払おうとしたのだが、俺からだけ取るわけにならないからか、断られた。

コーンパペンの滝は、昨日のソンパーミットの滝とタイプは同じだが、規模が違う。川幅、水量ともに桁違いであり、落ちたくない滝である。「ラオスのナイアガラ」と呼ばれたりする様だが、そこまではでかくないと思う。でも迫力満点である。
あの広大で長大なメコン川の大半がここを通過するので当たり前ではあるが、どこからこんな大量の水がくるのかと不思議な気分になってくる。それにしても、なんと無駄なエネルギーだ。水力発電にでも使って、デット島の道に街灯をつけて欲しいぞ。ここも自己責任で何処までも滝に近づけるのが恐ろしいのう。

コーンパペンの滝から帰ると、またすること無いのでコン島をぶらぶらサイクリング。今回はサドルがグネグネ動くやつじゃないので快適ではある。
小さい島とはいえ、結構広く感じるな。やはり道がガタガタだし、坂もあったり、道なき道を進んだりするから余計そう感じたのかもしれない。
おそらく島の南端に、デット島とは異なる、別の島に行ける橋があった。ここの下も川がゴウゴウと荒々しく流れている。橋はつり橋で、見たところ案外しっかりしているし、手すりのロープもある。んだが、下を流れる川の勢いに対しては、この程度のしっかりっぷりでは全く足りず、渡ってみようとチャレンジしたものの、恐ろしくなって途中で引き返した。「こ…このおれが 退くとは…」とひとりごちる。つか、そう簡単に落ちるものではないとは思うが、万一でもこんな人気の無いところで、落下したらマジに命にかかわる。やっぱり一人でいると、よほど大丈夫と思っても警戒してしまうぜ。落ちるなら、みんなの前で、ベンメリアの川へである

今日も懲りずに夕陽にチャレンジ。少し早めに、デット島の北端に向かう。
この夕日が売りの川に突き出た宿もあった。その名も、サンセット。ここに泊まれば、部屋から眺めることができそうだな。
俺は適当な場所を見つけて、ボーっと水面を眺めているうちに、徐々に日が落ち始めた。雲が多くて、夕陽自体は何処にあるのやらわからなかった物の、雲にあたる夕陽が変化していく様が美しい。
このまま日が落ちきるのを待っていたら昨日の二の舞なので、少し早めに切り上げて、帰途につく。今日のルートは、初日に上陸で使った中央縦断の道。こちらは一本道であるし、橋も無いので安心だ。しかし、こちらも街灯は全く無いので、懐中電灯が相当頼りになった。

また宿で飯を食ってたら、なにやら今日はコン島でフェスティバルがあると聞いたので行ってみる。会場をしばしうろうろしていたのだが、なかなか始まらない。やっと何やら始まったのだが、ちょっとつまらない感じのフェスティバルである。70年代の日本の歌謡曲のような感じ。歌っている人がスターなのかもしれないが、俺には良くわからない。適当に飲み食いして引き上げる。

明日は、ラオスの首都、ビエンチャンに向かって旅立つ予定だ。
カンモックのところでも、ビエンチャン行きのチケットを扱っているようだったので、それを手配してもらう。他の所よりちょい高めだったが、220,000Kip也。