2007年11月16日(金) ラオス(ルアンバパーン):コールドリバーゲストハウス

 

20071116-1 今日は、まずワット・シェントーンに向かって歩いてみる。街並みを見るために、一度西の方に出てから、Sisavangvong通りを北東に向かって歩いてみる。この道沿いに見所が色々あるようだ。

ルアンパバーンは街並みが世界遺産である。確かに、ノンビリとした良い街である。
街並みが世界遺産というと、ベトナムのホイアンを思い出す。あそこは当時の古い建物を保存していこうとしている感じがしたのだが、ルアンパバーンはあまり、統一感無く新しい建物なども混ざっているな。何処かちぐはぐな感じが否めない。

所々流し見しながら歩き、街の端にあるワット・シェントーン(Wat Xieng Thong)に到着。
ここは、1560年に建てられた、ルアンパバーンで最も有名で美しいと言われている寺院である。仏像が安置されている祠には、1950年代の生活風景を描いたモザイク画が施されている。
確かに美しい寺院で、ノンビリ眺める。そういや、ラオスで見た絵はがきは、必ずと言っていいほど、この寺院の写真の物があったなぁ。
モザイク画も素晴らしい。しかし、1560年に建てられたのに、1950年代の生活風景を描いてあるというのは、どういう事なんだろうか?

今日は、こんな感じで散歩したり、戻って昼寝したりして過ごし、夕方になったので、恒例の夕陽を眺めに行く事にする。聞くところによると、ルアンパバーンでは、プーシーと言う寺院が、夕陽スポットと成っているそうだ。何故なら、プーシーは高さ100mほどの高さの丘の上にあり、頂上からははルアンパバーンの街や、メコン川が一望でき、夕陽を見るにはもってこいであるのだ。
しかし、この丘の階段が結構急であり、この俺でも途中一回休憩を入れた程である。ガイドブックによると、200段を越える階段で、歩くと約30分はかかるそうな。

何とか日没に間に合って頂上に到着した。すると、同じ宿の日本人の人々が、ほぼ全員いた。毎日いるのか、それともたまたまだろうか。どちらにしろ、ここは夜景スポットとして外人もいっぱいであり、完全にサンセットショーである。アンコールワット近くの、プノン・バケンと同じだな。そんなに良いポイントなら仕方有るまい。
と言う事で、俺が到着したときには既に結構な人がいたのだが、その後も続々と集まりだした。場所的に余り広くもなくギュウギュウである。あと、最も西端の位置は、それこそタタミ一畳ほどの広さに、多くのカメラマンが群がっており、彼らのせいでよく見えない。
俺は適当なところに陣取ってサンセットを眺めたが、夕陽はメコン川に落ちるかと思ったら、山があってその裏に落ちていったのでチョット残念である。
う~ん、ルアンバパーンの夕陽は有名なので、ここなら良い夕陽が観れるかと思ったのだが、思ったほどではないな。出来れば、メコン川の水平線が見える様な所を探したい。

…しかし、何で俺はこんなに夕陽に拘ってるんだっけ?たぶん、漫画のアジアのディープな歩き方を読んで、 帯に、

「オレはメコンの夕陽を見たぞ!」

とあって、主人公が凄い良い夕陽を見たと言うシーンがあったからだったと思う。
たしか、あれもルアンバパーンの街だったと思うのだが、どこか良い場所が有るのだろうか。ただ、あの漫画を思い返してみるに、タイも、カンボジアも、ラオスも、だいぶ想像していた雰囲気と違うな。ここ数年で結構変化したのだろうな。

日が落ちると早々に外人の人はいなくなるのだが、俺も含めて日本人は、その後もしばし留まって余韻を楽しんでいる様である。国民性の違いだろうか。

その後丘を降り、昨日も行ったレストランで晩飯を食う。
昨日は、牛肉のステーキを喰って美味しかったが、少し堅かった。今日は鳥のステーキを喰ってみると、これがスゲェ美味い。何でこんなに美味いのだろうか。そういや、ラオスの鳥は何処で食べても全部放し飼いの地鶏なので美味いという話を聞いた事があるな。だからかもしれないが、これは美味すぎるぞ。
地鶏ってこんなに美味いとは驚いた。