2007年11月17日(土) ラオス(ルアンバパーン):コールドリバーゲストハウス

 

今日は早起きして、托鉢を見に行く。

5:45頃に道に出てみると、既にお坊さんを待ち構えてる信者の人々が、道のあちこちに座っていた。そのまま待つことしばし、お坊さんの行列が通り、信者の前に次々に壷を差し出し、それに対して信者が食べ物やら、なにやら入れていく。食べ物は一人につき、つまみ程度のお米だったり、お菓子だったりまちまちだ。壷は坊さん一人一人が持っていて、受け取るお布施(?)もそれぞれで、量や質にバラつきがでそうだが、あれらはお寺に帰ったら等分に分配されるらしい。
ひとつの坊さんの列が通過してしばらくすると、また違う坊さんの列が登場する。周りを見渡していると、坊さんの列がザッザッザと道をあっちこっち行き来している。さすがお寺が多いだけあるな。多分縄張りもあるのだろう。
托鉢は、5:50頃に始まって、6:00には終わって信者の人々は引き上げて行った。毎日の作業だけあって、非常に手際が良い。

托鉢を見た後は、寝なおしてまた街を散歩に出かける。
昨日大体の見所は見たので、今日は夜に劇場の出し物を見ようと思い、予約をしに王宮博物館へ行く。席は、$10か$8の二種類で、前方か後方か決まるようだ。まだ、ほとんどの席が空いていて選び放題であり、せっかくなので前方の席のチケットをゲットする。

また街をぶらぶらし、ネットカフェに入りネットに繋いだら又停電。なんか停電が多いな。しかも俺が繋いだタイミングで。
仕方なしに、そのまま店を出て部屋に戻り、本読んだり、昼寝したり、夕方までのんびり過ごし、今日はメコン川沿いに夕陽を見に出かける。

川沿いで、西のほうが見えるポイントに行ったところ、同じ宿のKSKとMSの二人の日本人に遭遇。ちなみに昨日もプーシーで遭遇した。彼らもこのルアンバパーンに限らず、色々な場所で夕陽を見るのを楽しみにしているらしい。各地で撮った写真やら、良かったポイントを色々教えてもらう。

ここは、周りに人があまりいないし、夕陽は昨日より見やすく良い感じ。KSKとMSも、

 「ヤバイっすよ。マジ、ハンパネーっすよ。」 「ヤベーよ。これヤベーよ。」

を連発していた。いまどきの若者は、本当に「ヤバイ」をこういう風に使うんだな。

俺は王宮劇場での舞台を見に行くので、早々に切り上げる。とりあえず、明日はここから少し離れたところにある、クアンシーの滝を一緒に見に行こうと約束する。

舞台の始まる少し前に王宮劇場に到着。
部屋は小さく、前のほうの$10でも、後ろの$8の席でもあまり変わらない感じだ。
開始前に、ここでもミサンガを両手にして貰った。ここのは編みこまれていないのだが、10本以上の糸を寄り合わせた物で、相当の期間切れないと思われる。まだ、カンモックたちににつけてもらったミサンガもあり、この調子では、ひと月も旅行していたら、両手がミイラ男のようになるかも知れぬ。
ここでの踊りも、クメール舞踊なんだろうか?カンボジアで観たものと同じ雰囲気の集団でのダンスもあったが、京劇のようなストーリー仕立てのものもあった。
カンボジアでは、ポル・ポト時代にほとんどの踊りが絶えてしまい、生き残った小数の方から復元していると聴くが、ラオスなら良い状態で伝わっていそうだな。

今日は、YSを見かけなかったが、体調は大丈夫だろうか?