2010年05月05日(水) | インドネシア旅行日記(4)

 

朝、一昨日のヘンドロにちょっと電話をしてみたら、電話代がRp.14,000と結構高かった。ホテルマンに話を聞くと今の時間が一番高いらしく、深夜などは半額ぐらいになるらしい。何処の国に行っても思うのが、電話代って高いと言うことだ。旅行者ならまぁいいかと思うのだが、アジア圏の現地の生活費と比較して異様に高いと思うのだが、現地の人も結構使っているから不思議である。
そんな事を考えながら、ホテルの前にあるランドリーに洗濯物を出したら、1kgあたりRp.2,500で安いぜ。

今日は、プランバナン寺院に行く事にした。宿の日本人に話を聞くと、バスが出ていてお手軽に行くことが出来るらしい。で、バス乗り場だが、「盛り上がって透明になっているのがバス停だ。」と良くわかない事を仰るのだが、隣にいた人も「そうそう。透明で盛り上がっている。」と言うので、良く解らないまま取り敢えずバス乗り場があるところに向かうことにした。
そこは宿から少し遠く、まだ市街を眺めてなかったので、ベチャにのって市街を長めながら、バス乗り場へ向かう事にした。

王宮南広場

王宮南広場

王宮への門をくぐる

王宮への門をくぐる

トランスジョグジャ乗り場

トランスジョグジャ乗り場

王宮関係の建物を東回りにぐるりと回り、聞いたバス乗り場に到着。…あぁ、あれか確かに見れば解るが、「盛り上がっていて透明」と言う表現はどうなんだろうか。
この乗り物はトランスジョグジャと言い、その名の通りジョグジャカルタ中心に走る、最近導入されたバスである。その為俺のガイドブック(’08~’09年向け)には載っておらず、なんか他の人の言ってるページに情報が載っていなくて話が合わないと思った。料金も、Rs.3,000とリーズナブルで、ボロブドゥールまでも同じく行けるようで、コンチクショウな気分だ。
このトランスジョグジャのバス乗り場は他の道に比べて高くしてある小屋のようなもので、その周りはガラス張りと成っていて、入り口も自動改札チックな物になっていた。

また、バスで毎度の行き先不明、乗換の要否不明の状態で、来るバスも上りなんだか下りなんだかすらも不明。路線図も公開されているんだかいないんだか解らない状態で、知っている人だけ知っている、と言う状況は何処のローカルバスでも一緒ですな。聞く人や係によって言う事も違うので、もう乗るだけ乗って何となく方向が合っている事だけ確認して、なんとかプランバナン寺院最寄りのバス停に到着。
そこから歩いて向かおうと思ったら、「ここからは遠いぞ」と言うバイクタイプベチャの運転手に騙されて、5分弱で寺院に到着した。

                   プランバナン寺院(ロロ・ジョングラン寺院)                   youtube自動再生音有り

プランバナン寺院(ロロ・ジョングラン寺院)
youtube自動再生音有り

プランバナン寺院はヒンドゥー教の寺院である。
9世紀のジャワ島は、北部のシャインレンドラ王朝、南部のサンジャヤ王朝支配下のマタラム朝によって支配されていた。前者は仏教でボロブドゥール寺院を、後者はヒンドゥー教でこのプランバナン寺院を建立した。なお、この二つの王朝は王族同士の婚姻で友好関係にあったのだそうだ。

プランバナン寺院は、プランバナン寺院遺跡公園を中心にいくつか寺院が点在している。またその公園の中心的な寺院が、ロロ・ジョングラン寺院である。ここのシヴァ神殿北側に祀られたドゥルガ像が見所の1つなのだが、どうやら現在はシヴァ神殿は修復中で入れないようであり、ガッカリ。

                   いかにもヒンドゥーな感じだ。                   空が綺麗。(でも雨が降る)

いかにもヒンドゥーな感じだ。
空が綺麗。(でも雨が降る)

壁画も修復中。                   どうやってパーツを見つけてきてるのだろう。

壁画も修復中。
どうやってパーツを見つけてきてるのだろう。

                  ルンブン寺院

ルンブン寺院

また、公園内のいくつかの寺院も、大半が修復中の物である。観光客も閑散としており、全体的に残念な感じだ。ボロブドゥールと比べると賑わいに格段のがあるな。
プランバナンは頑張んないと、ボロブドゥールぐらい頑張らないと。岐阜ぐらい頑張れよ。

アヤン・ゴレン

アヤン・ゴレン

屋根のあるベンチで横になりながら雨宿りして、小一時間ほど眠ってしまったが、まだ雨降っているので諦めて濡れながら出口へ向かう。
出口にあるお店で、アヤンゴレンを食べ、宿に戻ることにした。

戻りも当然トランスジョグジャだが、行きの時以上に係の人のに良く解らない説明を受け、乗換も必要になり非常に困惑。乗っている間、下手すると正反対のSOLOに行ってしまうのではないかと不安に駆られる。
最終的に「ここだよ」と降ろされた所も全然解らない場所である。俺のガイドブックの地図には、トランスジョグジャの乗り場情報が無いので、あたりもつけられぬ。さらに、ひと気も無い上に真っ暗であり、こう言うときに限って、ベチャも見つからない。

迷いに迷いながら何とか宿に到着してぐったり。今回の旅行で方位磁石を忘れていたのが痛い。方位磁石さえあれば、だいたいの方角ぐらいは分かるのにのう。

おやつに、謎のもの

おやつに、謎のもの

(クレボン・ロティクスか?)

(クレボン・ロティクスか?)

宿に戻り、他の日本の旅行者と情報交換してたのだが、日本から持ち越しの謎の胸痛と、疲れからか頭痛とダブルアタックを受けてダウン。

本日は終了して眠る。