2000年07月30日(日)~2000年10月27日(金) - 休憩中の俺様の動向 -

 

- 休憩中の俺様の動向 -
◆外人と打ち合せ◆

仕事で外人(英語圏2人、中国語圏1人)のお客さんを交えた打ち合せ。
 アイアムアペーン! ユーアーアンアップル! ヒーイズアノートブック!
と、俺様のバイリンガルっぷりを発揮しようと思ったが、相手の方が日本語しゃべれるので日本語で良いらしい。 一人はその会社のアジアを統括している人らしいので、日本語ペラペラ。
打ち合わせがおわり、遅ればせながら名刺交換。 ずっと日本語で喋っていたので、その時も完全に日本語で、
 「俺様エンジニアリング株式会社の俺様です」
と言ったら、Kさんに
 「ちったぁ英語使えよ」
と注意される。 でも、先の挨拶でも”の”と”です”以外は英語で言っても変わらないんだから良いじゃんと思った。
しかし、そのくせ中国人のお客さんには、
 「我姓俺。 我叫俺様。 多々看照」
とギリギリ憶えていた中国語で挨拶してみたりしたもんだから、余計「英語も使えよ」と言われてしまった。
英語圏のお客さんは、
 「ン? 今なんてイーマシタカ? トウトウ? 何でスカ?」
と、中国語に興味を覚えてしまったらしい。
俺様の今までの外人運は悪いからだろうが、英語圏の人が、他の言葉に合わせようとするのを見るのは初めてな気がする。 とても良いことだ。 それならこっちも努力して英語を喋る努力もしようってもんだ。 まあ、お客さんなのでそうでなくても努力しなくてはいけないんだけどもね。


◆ドラクエⅦ◆

何とか終了。 およそ50時間弱かかった。(裏世界除く)
それにしてもフリーズしすぎ。 Windowsとかのアプリケーションなら、他に起動しているアプリとの兼ね合いとかを考えて少しはあきらめがつくが、ゲーム機であれは無いだろう。 あまりに多くて憶えてないが、少なくとも10回はフリーズした。 カジノで5000枚儲けた後にフリーズした時には泣けた
それにしても、『このゲームやっていた時間を自分の仕事の工数に換算すると凄い値段になるな』、何て思ったりした。


◆雨◆

出かけようと、我が居城の階段を下りていたら雨で滑る
踏み出した右足が滑ったが、俺様のナイス反射神経でそのまま右足で下の段で踏みとどまろうとしたのだが、その足も滑った。 そのまま左足を折り畳んでスライディング状態。

階段の角の部分にスネがあたり、そのままスネだけで体重を受け止めながらその場に停滞したので、下まで落ちることはなかった。 しかし、滑らなかった分勢いがめり込んだようで超ダメージ。
 「ぬごぉーっ!! うひひぃ」
っとその辺を、泣き笑いしながら足を引きずって歩き回る。 こういう時ってジッとしてらんねー。 当面歩いて気を紛らわすしか為すすべ無し。

それにしても怖い。 傷口を見るのが恐い。 だんがっ、村一番の勇者俺様としては確認せねばならない。
 「俺がやらずに誰がやる! うおうりゃ!」
と気合い一閃ズボンをめくると、予想以上の広範囲のダメージ。 大惨事。
 『うぉー見るんじゃなかった。 見なかったことに』
と、びっこヒキヒキ部屋に退却。

見てしまった物はしょうがないので、じっくり観察。 スネに広範囲に渡り皮膚が剥けて血が出ている。 幅5センチ、長さ15センチと言ったところか。 被害は幸いスネの外側だったため、肉がカバーして骨に影響無しっぽい。

なんとかせねばと部屋の救急用具をあさる。 中身を確認すると、
 バンドエイド、テーピング、メンタム。 以上。
傷口に施すような物なし。
 『怪我なんか唾つけとけばなおっちまわぁ ぺぺぺいっ!』
とでも言いたげな、非常に男らしい救急用具だ。 赤チンとかねーのかよ。

しょうがないので水道で傷口を洗う。 しかしこのままではズボンなどに血が付いてしまうため、バンドエイドでも留めようかと思ったが、一番大きな物をつかっても残念ながら大きさがあと15倍は必要。
やむなくティッシュを折り畳んで傷口にあてるが今度は留める物が無い。
 「ガムテープで・・・」
と思ったが、そいつは剥がすときあたりのすね毛にダメージを与えてしまうので却下。 テーピングを細くちぎって使う事に。 唯一テーピングだけ役だったな。
しかし、これってテープを剥がすのは良いが、あとでティッシュを剥がすのが大変なんだけど。 まいったぜ。 まあそんときゃそん時だが、とりあえず『傷につかないような生地の、あてがう何か』と言う名前の分からない物だけは購入しておこう。


◆コーチョー会◆

出張で岩手の北上へ泊まる。 なにやらその日の前後にコーチョー会と言う集まりがあり、宿を取るのに苦労する。 コーチョー会とか言っているので、講聴会とかそんな物かと思ったのだが違う。 では好調会で、
 「おれは今日絶好調でよー、100mなら10秒切るぜぇ」
とか言い合う集まりでもなく、たんなる校長会という校長の集まりらしい。 ネーミングをもうチョットどうにかしてほしいもんだ。

で、仕事がその日の内に終わらず、宿を取ろうと思ったが、その日こそまさにコーチョー会の日らしく、宿がとれない。 夜9時頃から2時間ぐらい、ホテルを求めて彷徨う。
それにしてもどのくらいの規模のコーチョー会だったのだろうか? あたり一帯酔っぱらいコーチョーだらけ。

バレリーナかっ! って感じで足をクロスさせて立っている校長がいるかと思えば、いきなり俺様に敬礼する校長もいる。 ドコがギャグで笑えば良いのかわからぬ。
フロントで、「今日は満室でして申し訳ございません」と頭を下げる人の後に、あわてて「申し訳ございませんっ!」と頭を下げる校長。 『何だこいつ?』と思ってお辞儀している顔を見てみると、
 『どう? このギャグ。 オレって最高』
とでも言いたげな、半ニヤケのしてやったり顔しているし。 ちなみに違うホテルのフロントでも同じ事する校長がいた。 これって校長同士で流行っているのか?

10件ほどホテルを回って次のホテルの前で、会社のKさんから電話有り。 宿のとれない理由を話していると、またそのホテルから4人組のコーチョーカルテットが出てきたので、

 「えー。 だからコーチョーカイとか言うのがあって泊まれないんですよ。 辺り一面酔っぱらいのコーチョーだらけですよ。 酔っぱらいコーチョーに2回ほど絡まれましたよ。」

とカルテットに聞こえるように話す。 しかし、奴らも既にできあがっているようで、
 「そいつぁーとんでもねー」
 「誰だぁそいつは」
 「コーチョーの風上にもおけん」
 「そいつはタジマか?」
と奴らの中で盛り上がって去っていってしまった。 タジマというお調子者校長でもいるのだろうか?

一通り酔っぱらいコーチョーを見たが、タチ悪いのが多いな。 酔いまくっていて逆に面白ければそれもよいのだが、中途半端で邪魔なだけ。 毒にもくすりにもならん。 つまらないぞコーチョー。 ろくなもんじゃねーぞコーチョー。

結局何処のホテルもとれなかった。 校長だったらもっと良いとこ泊まれってホテルまで埋まっている。 結局カプセルホテルを見つけたのでそこにする

カプセルホテルは初めて泊まるが、思ったより広いのだがやはりイヤだな。 宿泊費も会社からは実費しか出ないので、2,900円と安くても嬉しくない。 それどころか歯磨きセットとかタオルとかを自分で購入しなくてはならないので、個人負担は増えるんだよね。


◆赤い羽根◆

今年も、赤い羽根募金が始まっている。 会社のある川崎駅でも、ボランティアの人たちが大きな声で募金を呼びかけている。
しかーし、そのすぐそばで、例の選挙で当選したらしい田中カズノリがいる。 でーたー。 やつは拡声器を使って『自分は田中カズノリと言う名前であって、どんなに一生懸命市民の為に必死に働いているか』を演説している。 奴の声で募金を呼びかける声なんてほとんど聞こえない。
どうしてキミは、する事なす事配慮が足りないのだろうか? キミとは友達になれそうもないよ。 次の選挙でも絶対投票しません


●カナブン●

俺様の前を歩いていたFさんが、いきなりマトリックス状態に。
前方から飛んで来たらしいカナブンは、Fさんの仰向けに倒れた胸をギリギリかすめ、俺様の横を歩いていたNさんの顔面にぶち当たる。
Fさんは、地面すれすれでクルッとうつぶせに反転し、片足を前に出して踏みとどまる。 仰向けから踏みとどまる間に、着ていたスーツの上着を脱ぎ去り腕に持つと言う芸当までこなしている。

Fさん:「いやぁ、胸元から服の中に入ったら困ると思ってな。」

・・・無駄に良い反射神経だなと思った。


●新居を探す●

現在、会社借り上げのワンルームに住んでいる。 月額4万弱だ。 まあ、会社の寮にしては高いが、一般的に借りることを考えると安い。 場所などの環境も良いし。
しかし、30歳を越えるとそこを出るか、または寮費が倍になる。 なので、まだ数年あるが『のんびり探す事で掘り出し物に巡り会わないもんか』との期待を込めてのんびり探している内に1年以上経ってしまった。 まだ、1年以上残っているが、そろそろもうチョット本腰で探してみる。

希望としては、京浜東北線沿い(川崎付近)の駅迄歩ける距離。 古くても良いから広い(25平米は欲しい)。 管理費込みで7万まで。 バイクを置けるところがある って所だな。
で、条件としてはそんなに厳しくないので、古くても良ければ物件は結構ある。 しかし、実際に何件か実際に見て回ったが余り良いのが無いんだよな。

1件目
 新築、広い等かなり条件が良い。
 急いで問い合わせてみたら、「来年の6月に出るのが条件」とのこと。 俺様は今はともかく、まさにそのころは出ることをかんがえなきゃいけねーんだっつうの。 却下。 だいたいそんな1年以内に出なきゃいけない所なんて、住むやついるのか? 敷金礼金もそれなりにかかるし。
2件目
 まあまあだが、取り立てて良いところもない。
 部屋のポストを見ると、なにやらいろいろな名前の外国人宛手紙がたくさん入っている。 怪しい。 前住んでいた奴って、複数人の外人が共同で借りていたのか? そう思って周りを見てみると、なんか怪しい感じの表札が多いな。 特に一階入り口付近の部屋が相当怪しい。 ドア開けっ放しで中が見えるが汚い。 却下。 この程度なら、後でぎりぎりになって探しても充分あるだろう。
 関係ないが駅まで歩いて、近くの環境を見ていたらスケボー少年がずっと俺様の後をついてまわった。 理由がわからんが奴は暇だったのだろうか? 特に話しかけても来ないで、俺様が止まれば奴も止まり、俺様の速度が上がれば奴の速度が上がる。 まあ、実害がないのでホッておいたが、炎天下の中、俺様が駅までの道を間違え、数十分彷徨いながら坂を登ったり降りたり彷徨いまくっている内にゼエゼエ言いながらついて来れなくなり消えていった。
3件目
 同じマンションで2部屋空いている物件発見。 築年数が古いがその分安いし、リフォームしているとの事。
 フォーム済みって書いてあった割には、すげえ汚れている。 古さの問題じゃないな。 足の裏真っ黒だよ。
 30平米ほど有って広いのが良いが、1DKの間取りで、DKに9.5畳使っていて、部屋は6畳だ。 そんなんじゃ今の広さとかわらんわい。 DKじゃなくてKで3畳、部屋に9畳位、または全部一部屋で15畳とかだったら良かったのにな。 とりあえず通常生活する空間が広くないとイヤだ。

 ・・・で、だんだん面倒くさくなってきた。 チョット間をおこうかな。
 掘り出し物ってどうやったら見つかるんだろう?なんて都合の良い事を考えてしまう。 仮に見つかるなら1年ぐらい待っても良いのに。 誰か掘り出し物教えてくれ。
『君だったら○円でいい』と言った、俺様を見込んで安くしてくれる大家も歓迎
俺様を一匹住まわせると色良い事あります。 例えば、

  • その建物に女ばっかしか住んでなかったら、俺様が一匹住み込む事で治安度アップ。 『犬がいます』とかより、『俺様がいます』と貼った方が効果はあるでしょう。
  • 大家の息子が虐められっこだったら、喧嘩のやり方教えてやろう。 また宿題を見てやろう。 中学校ぐらいの勉強までならオーケー。(塾の講師の経験あり)
  • 力仕事手伝います。 こう見えてもパワー型のスタンドです。
  • パソコン教えます。 Windowsの再インストールプロ級です。
  • ゲームの相手とかします。 一般的にどんなゲームもやり混むとかなり強く成長します。
  • 歴史談義に付き合います。 ただし、日本史、中国史に限ります。
  • ことわざとか故事成語を良く知ってます。 使い道は無いです。
  • 人が知らない知識を結構持っていると言われます。 滅多に使い道は無いです。
  • 煙草すわないから結構綺麗に住みます

ただし、値段相当の部屋だったら、当然そんなサービスは無し


●鈍器のような物●

って事でもめた。 そのうち『どうでもいい話』でね。


●お灸●

HPを休むほど、仕事やなんかで色々あったので、精神から来ているのか、何処って訳ではないのだが、体調がすこぶる悪くなった
そしてある日、背中全面に筋違いをしたような痛みが走る。 痛みの質は腰痛の様な感じ。 寝返り打った時、痛みで息が止まるかと思った。 それでも会社は休まず出社していたが、幸い日を追う毎に痛みは和らいで消えていった。

気分は完治だったのだが、東洋医学の心得のある先生と、鍼灸医で見習いをしているKさんにその話をした所、ちょっと看てくれる事に。
見立てによると、まだまだ身体が弱っているそうな。 原因はストレスなどから来ているんだろうとの事。 まだストレスの原因は取り除かれていないので、不調は続くのだろうな。

また、痛みは背中だったのだが、原因は、首の裏側あたりと腰のあたりが弱っている為、背中全面に痛みが及んだらしい。 そこでその部位からお灸をすえてもらう事に。

お灸はその部分を暖めることにより、血行を良くするのが目的らしい
そして、される側はある程度の熱さに耐え、耐えきれなくなったらその箇所を終了し、違う場所(ちゃんと左右対称等、順番があるようだ)にすえる。
で、この熱さというのが身体が弱っている時は反応が鈍いため、長時間耐えられその箇所が赤くなり(健康な人はあまり赤くならない内に耐えられなくなる)すぐ分かるのだそうだ。

俺様の場合やっている間中、「まだ耐えられるの?」とか聞かれるぐらい反応が鈍く、場所によってはいつまで経ってもギブアップしないため、火元の線香が燃えて遠くなってしまう程だった。

 先生:「う~ん、これは相当悪いな。 こんなの見た事ある?」
 Kさん:「無いですね。 良く生きてますね。」

と迄言われ、

『もの凄く酷い状態なのに元気に生きている=俺様って凄い

と思われようと、よけいにガッツを出して熱さに耐える
結果、背中に大量の赤い跡が残り、「特に右半身が死人のようだな」とまで言われる。 鏡を見ると背中が赤いお灸の跡だらけになっており、それだけでも何か怪しいの病気にかかってんじゃないか?と思えるほどだった。

もしや、俺様が頑張り過ぎたのかと思いたずねる。

俺様:「これは私が我慢強いだけでは?」
先生:「健康な人はこんなになるまで耐えられないんだよ。ちょっと、Mこっち来て」

と、近くにいたドロップキックMさんが呼ばれる。

先生:「お前健康だよな?」
M :「はい」
先生:「じゃあ、お灸あててみるから出来るだけ耐えてみて」(ジュッっとお灸をあてる)
M :「アチッ!!」

0.3秒ぐらいでギブアップして飛び退くMさん。

M :「うぉ。 アッチ。 アチッす。 アチッすよ。」

と、お灸の跡をスリスリしながら言っているMさんを見ると、やはり俺様が我慢強いと言うよりも、体が弱りすぎているようである。 Mさんは辛抱なさ過ぎる気もするが。

結局、首のあたりは3カ所ほど水膨れの火傷をしてしまった。 「ふつう火傷するまでは耐えられないんだけどな。」と言われながら、火傷の薬を塗ってもらう。 先生も俺様があまりに長時間我慢しているので、面白くなってずっと様子を見ていたようだ

まあ、俺様が超我慢強いか、こんなに弱り切っている体でも日常生活を行っているのだから、どちらにしろ俺様はすげぇと言う事が判明した。

しかし、あまりに『酷い状態の身体』と言われ続けたため、気分的にもそんな気分に。 フラシーボ効果ってやつだな。


●お見合いその後●

書き忘れていたがお見合いの結末
こっちも相手側も、会った感じでは相手に文句は無く、むしろ好感を持った(と相手も言っていた)のだが、話し合ったすえ、『元よりこの話には無理がある』との合意に達し無かった事に。 まあ、残念でもあるがホッともした。 曲がりなりにもお見合いという形式の元で会ったので、色々やっかいだった。