2003年4月23日(水) 時々雨 23人目集まると同じ誕生日のいる人の確率の方が高い

 

中途半端なマッチョの人をみた。

まだ少し肌寒いこの時期に、その人は上半身はTシャツである。
恐らくご自慢の筋肉ボディを見せつけるのが目的っぽい。
しかし、ケンシロウがシャツを破る瞬間のようなポーズで、不自然に胸を張り腕をこわばらせ続けて歩いているのである。 見ていてかなり無理がある。 その上、上半身に気を取られすぎているのか、下半身が隙だらけで出っ尻なのも格好悪い。

何よりダメなのが、彼は確かに肉太ではあるのだが、そんなに引き締まったムキムキという訳ではなく、なんかミスタードーナッツのポンデリングみたいな筋肉をしているのだ。
でも顔は誇らしげにあたりを睥睨しながら歩いている。 ダメ度100%

あの表情から察するに、本人は自分の肉体は凄いと錯覚していると思われる。 これは俺の勝手な思いこみではない自信がある。 あの誇らしげな顔、勘違いだけに実に憎々しい。 写真を撮れなかったのが残念だ。

 ナイスポーズでーす

とか声をかけながら、写真撮れば良かったかな。

「誰々と誕生日が一緒だ。 すごーい偶然!」

と言う事を良く聞く。
確かに誕生日が同じ日だというのは凄い偶然のような気がするが、実は思っているほど低い確率では無いという話をどこかで聞いた。
そのときは、ふ~んと思っただけなのだが、どの程度の確率か計算したくなったのでしてみる。

1年を365日として、仮に誰か2人捕まえて同じ誕生日で”ない”確率は、364/365=0.997だな。
もう1人捕まえて、3人が同じ誕生日で無い確率は、(364/365) * (363/365)=
0.991だ。 あり? あんまり変わらないか?
でも、その調子で計算を続けると、

ここはJavaScriptで計算しておる。

である。
すると、23人目で同じ誕生日である確率の方が上回るのだな。
さらに、41人目で全員が異なる確率は10%を切る、つまり同じ誕生日の人がいる確率は90%を越えると言う事だ。

中学とか高校とかでは、1クラス40人ぐらいいたから、90%の確率で同じ誕生日と言う人がいる事になるな。
うーむ、これはひと儲けのチャンス。

 「このクラスで誕生日が同じ人っていると思う? 俺はいる方に1000円」

とか賭けをすれば凄い儲かったに違いない。
まぁ、あくまでも確率なので負けるかもしれないが、毎年クラス替えの度にやっていればトータルでは勝てるであろう。
ビックビジネスを逃して残念だ。