2005年6月20日(月) 訪問販売の残していく暗号メモ

 

何となく、詐欺についてどんなもんがあるのか、「あなたを狙う詐欺の手口77―ウマイ話には“裏”がある」を読む。

うむ、まぁ聞いた事有るような物ばかりだ。
んでもって、こうして読むと、

 「こんなのに引っかかるわけない。」

と思う。 んだが、実際そう言う状況に陥ると、あんがいスンナリ填ってしまうんだよな。

と言うのは、俺も絵画商法みたいなのに捕まった事があるからだ。
今から10年ほど前、現在川崎のミスタードーナッツが有るところに、以前は絵画商法をやっている所があったのだ。

店の前で、絵はがきみたいな物を配っているので、ティッシュ感覚で受け取ろうとしたところ、店に入れと執拗に迫られた。 まだウブだった俺は、「見るだけで良い」という言葉に従い店に入った。

まぁ、おきまり通り、頃合いを見てボス的キャラクターが参戦。 そして、じっくり時間を掛けながら、

「見るだけで良い」→「気に入ったのはどれ?」→「それは、ちょっと高くて●●万円です」→「そっちならもっと安くて●万円」→「分割なら●円」→「日割りにすればコーヒー一杯」

みたいな型にハメられつつ話を聞かされ、軟禁状態に陥った。
幸い、俺を引き込んだ担当が不慣れっぽく、こちらになかなか強く言えない感じだったので、ボスがちょっと席を外した隙に脱出した。 んだが、途中

「この状況から抜け出せるのなら、もう良いか。」

と、何度も思いそうになり、その気持ちを打ち消すのに苦労したんだよな。 当時、そう言う絵画商法なんて話も余り知られてなかったので、今思うと危なかったな。

この話を、幼なじみの友人にしたところ、こいつは思いっきりこの商法にハマッテ60万円ぐらいの、ラッセンのシルクスクリーンを買わされていた事を知って笑った。
彼は、騙されたという事を心の奥底では理解しているのだが、それを認めたような事を口にしたくない様で、

 「いや、確かに高いが俺は満足して買った」
「本当は80万円だったのをまけさせた」
「照明器具までサービスされた」
「これはサイン入り」

等々、色々買った理由を述べるのだが、何度か話を聞いている内に、

 「今思うと何で買ってしまったのかと思わないでもない。でも絵は悪くない。」

と言う所に落ち着いている。 暗に騙された事を認めだしているようだ。 今でも彼の部屋に遊びに行くと、大きくこの絵が飾られている。

まぁ、一度遭遇してみないと、買ってしまう心境はわかんないだろうな。
最近、秋葉原の駅を出た辺りに、同じように絵はがきを配っている女がいるので、どんな感じか知りたかったらついて行ってみれば良く解ろう。

本には、詐欺と言うか、訪問販売関係の話も見かけた。

訪問販売と言えば、「訪問した家の玄関、ポスト、ガスメーターなどに暗号やシールを貼り付けていく」と言うのが有名である。
その暗号内容が何か知りたかったのだが、残念ながら本には載ってなかった。 そこで、ネットで探したところ、悪徳業者の闇の暗号一覧を発見。
それによると、

契約が成立した
話を聞いてくれる
いける
あと、一押し
押せば何とかなる
AP アポあり(見込みあり)
X 1度断られた。ダメ。聞かない
XX 2度断られた。
K 玄関で戸を開けずに断られた
怖い
F 住人はファミリー(家族)である
住人は老人である
M 住人は男性である
F 住人は女性である
S 1 住人は独身である
D 大 住人は大学生である
住人は学生である
住人は外人である
20 住人は20代である
SS 住人は土日休みである
R、とか ル 住人は留守が多い
空家

との事だ。 ほー、そうだったのか。

そう言えば、以前のTの家にも、部屋番号の札の所に鉛筆で記号が書かれていたな。
Tに聞くと、

 「あの記号、いつから有るかわかんないんだけど、消してるつもりなんだが、いつの間にか有るんだよな。 ハテ?」

なんて言っていたのを覚えている。

その当時は、何の事だったか解らなかったが、今思うとあれ、訪問販売の暗号だったんだな。 Tが消しても、次の販売者がまた書いていたのだろう。

ちなみにその記号は、「☆」で、上の表によると、「押せば何とかなる」

…まったくだ、T相手なら押せば何とかなるだろうな。 さすが本職、見る目があるぜ。