何となく、詐欺についてどんなもんがあるのか、「あなたを狙う詐欺の手口77―ウマイ話には“裏”がある」を読む。
うむ、まぁ聞いた事有るような物ばかりだ。
んでもって、こうして読むと、
「こんなのに引っかかるわけない。」
と思う。 んだが、実際そう言う状況に陥ると、あんがいスンナリ填ってしまうんだよな。
と言うのは、俺も絵画商法みたいなのに捕まった事があるからだ。
今から10年ほど前、現在川崎のミスタードーナッツが有るところに、以前は絵画商法をやっている所があったのだ。
店の前で、絵はがきみたいな物を配っているので、ティッシュ感覚で受け取ろうとしたところ、店に入れと執拗に迫られた。 まだウブだった俺は、「見るだけで良い」という言葉に従い店に入った。
まぁ、おきまり通り、頃合いを見てボス的キャラクターが参戦。 そして、じっくり時間を掛けながら、
「見るだけで良い」→「気に入ったのはどれ?」→「それは、ちょっと高くて●●万円です」→「そっちならもっと安くて●万円」→「分割なら●円」→「日割りにすればコーヒー一杯」
みたいな型にハメられつつ話を聞かされ、軟禁状態に陥った。
幸い、俺を引き込んだ担当が不慣れっぽく、こちらになかなか強く言えない感じだったので、ボスがちょっと席を外した隙に脱出した。 んだが、途中
「この状況から抜け出せるのなら、もう良いか。」
と、何度も思いそうになり、その気持ちを打ち消すのに苦労したんだよな。 当時、そう言う絵画商法なんて話も余り知られてなかったので、今思うと危なかったな。
この話を、幼なじみの友人にしたところ、こいつは思いっきりこの商法にハマッテ60万円ぐらいの、ラッセンのシルクスクリーンを買わされていた事を知って笑った。
彼は、騙されたという事を心の奥底では理解しているのだが、それを認めたような事を口にしたくない様で、
「いや、確かに高いが俺は満足して買った」
「本当は80万円だったのをまけさせた」
「照明器具までサービスされた」
「これはサイン入り」
等々、色々買った理由を述べるのだが、何度か話を聞いている内に、
「今思うと何で買ってしまったのかと思わないでもない。でも絵は悪くない。」
と言う所に落ち着いている。 暗に騙された事を認めだしているようだ。 今でも彼の部屋に遊びに行くと、大きくこの絵が飾られている。
まぁ、一度遭遇してみないと、買ってしまう心境はわかんないだろうな。
最近、秋葉原の駅を出た辺りに、同じように絵はがきを配っている女がいるので、どんな感じか知りたかったらついて行ってみれば良く解ろう。
—
本には、詐欺と言うか、訪問販売関係の話も見かけた。
訪問販売と言えば、「訪問した家の玄関、ポスト、ガスメーターなどに暗号やシールを貼り付けていく」と言うのが有名である。
その暗号内容が何か知りたかったのだが、残念ながら本には載ってなかった。 そこで、ネットで探したところ、悪徳業者の闇の暗号一覧を発見。
それによると、
◎ |
契約が成立した |
○ |
話を聞いてくれる |
い |
いける |
△ |
あと、一押し |
☆ |
押せば何とかなる |
AP |
アポあり(見込みあり) |
X |
1度断られた。ダメ。聞かない |
XX |
2度断られた。 |
K |
玄関で戸を開けずに断られた |
こ |
怖い |
F |
住人はファミリー(家族)である |
口 |
住人は老人である |
M |
住人は男性である |
F |
住人は女性である |
S 1 |
住人は独身である |
D 大 |
住人は大学生である |
学 |
住人は学生である |
外 |
住人は外人である |
20 |
住人は20代である |
SS |
住人は土日休みである |
R、とか ル |
住人は留守が多い |
空 |
空家 |
との事だ。 ほー、そうだったのか。
そう言えば、以前のTの家にも、部屋番号の札の所に鉛筆で記号が書かれていたな。
Tに聞くと、
「あの記号、いつから有るかわかんないんだけど、消してるつもりなんだが、いつの間にか有るんだよな。 ハテ?」
なんて言っていたのを覚えている。
その当時は、何の事だったか解らなかったが、今思うとあれ、訪問販売の暗号だったんだな。 Tが消しても、次の販売者がまた書いていたのだろう。
ちなみにその記号は、「☆」で、上の表によると、「押せば何とかなる」。
…まったくだ、T相手なら押せば何とかなるだろうな。 さすが本職、見る目があるぜ。
—
6月 20 2005
2005年6月20日(月) 訪問販売の残していく暗号メモ
何となく、詐欺についてどんなもんがあるのか、「あなたを狙う詐欺の手口77―ウマイ話には“裏”がある」を読む。
うむ、まぁ聞いた事有るような物ばかりだ。
んでもって、こうして読むと、
「こんなのに引っかかるわけない。」
と思う。 んだが、実際そう言う状況に陥ると、あんがいスンナリ填ってしまうんだよな。
と言うのは、俺も絵画商法みたいなのに捕まった事があるからだ。
今から10年ほど前、現在川崎のミスタードーナッツが有るところに、以前は絵画商法をやっている所があったのだ。
店の前で、絵はがきみたいな物を配っているので、ティッシュ感覚で受け取ろうとしたところ、店に入れと執拗に迫られた。 まだウブだった俺は、「見るだけで良い」という言葉に従い店に入った。
まぁ、おきまり通り、頃合いを見てボス的キャラクターが参戦。 そして、じっくり時間を掛けながら、
「見るだけで良い」→「気に入ったのはどれ?」→「それは、ちょっと高くて●●万円です」→「そっちならもっと安くて●万円」→「分割なら●円」→「日割りにすればコーヒー一杯」
みたいな型にハメられつつ話を聞かされ、軟禁状態に陥った。
幸い、俺を引き込んだ担当が不慣れっぽく、こちらになかなか強く言えない感じだったので、ボスがちょっと席を外した隙に脱出した。 んだが、途中
「この状況から抜け出せるのなら、もう良いか。」
と、何度も思いそうになり、その気持ちを打ち消すのに苦労したんだよな。 当時、そう言う絵画商法なんて話も余り知られてなかったので、今思うと危なかったな。
この話を、幼なじみの友人にしたところ、こいつは思いっきりこの商法にハマッテ60万円ぐらいの、ラッセンのシルクスクリーンを買わされていた事を知って笑った。
彼は、騙されたという事を心の奥底では理解しているのだが、それを認めたような事を口にしたくない様で、
「いや、確かに高いが俺は満足して買った」
「本当は80万円だったのをまけさせた」
「照明器具までサービスされた」
「これはサイン入り」
等々、色々買った理由を述べるのだが、何度か話を聞いている内に、
「今思うと何で買ってしまったのかと思わないでもない。でも絵は悪くない。」
と言う所に落ち着いている。 暗に騙された事を認めだしているようだ。 今でも彼の部屋に遊びに行くと、大きくこの絵が飾られている。
まぁ、一度遭遇してみないと、買ってしまう心境はわかんないだろうな。
最近、秋葉原の駅を出た辺りに、同じように絵はがきを配っている女がいるので、どんな感じか知りたかったらついて行ってみれば良く解ろう。
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本には、詐欺と言うか、訪問販売関係の話も見かけた。
訪問販売と言えば、「訪問した家の玄関、ポスト、ガスメーターなどに暗号やシールを貼り付けていく」と言うのが有名である。
その暗号内容が何か知りたかったのだが、残念ながら本には載ってなかった。 そこで、ネットで探したところ、悪徳業者の闇の暗号一覧を発見。
それによると、
との事だ。 ほー、そうだったのか。
そう言えば、以前のTの家にも、部屋番号の札の所に鉛筆で記号が書かれていたな。
Tに聞くと、
「あの記号、いつから有るかわかんないんだけど、消してるつもりなんだが、いつの間にか有るんだよな。 ハテ?」
なんて言っていたのを覚えている。
その当時は、何の事だったか解らなかったが、今思うとあれ、訪問販売の暗号だったんだな。 Tが消しても、次の販売者がまた書いていたのだろう。
ちなみにその記号は、「☆」で、上の表によると、「押せば何とかなる」。
…まったくだ、T相手なら押せば何とかなるだろうな。 さすが本職、見る目があるぜ。
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