4月 25 2012
2012年04月25日(水) タイ(バンコク) 1日目 | タイ,マカオ,香港旅行(1)
タイのバンコクへ向かう。
チケットは香港経由でトランジットであり、今日の所は移動して飯喰ってで終わりだ。
タイでの宿は、オーストラリアでのルームメイトTTが泊めてくれると言うのでお邪魔させていただく事にしている。その他、TTの繋がりもあって、オーストラリアでの話がフラットは、俺以外全員タイ人のタイ人宿に成っていたのだが、その頃のメンバーも今はバンコク近辺に戻っていると言うので会うのが楽しみだ。
行きのチケットは以下。
関西国際空港 10:05発 香港国際空港 13:00着
香港国際空港 14:25発 バンコクスワンナブーム空港 16:10着
関西国際空港からタイへ向かう。
関西国際空港ってこんな所にあったのか、と今頃知る。以前、オーストラリアからの帰国の際、成田行きより、ジェットスターを使って関空+国内移動費用の方が安かったので利用したが、到着しても右も左も、市街への行き方も解らず手探りだったが、こんな所から移動していたとは今の今まで知らなかった。
乗換えに香港国際空港内で少し過ごす。
空港から出なかったが、空港内はWiFi及びPCやスマホ向けの電源が利用できて便利である。その他、各国の空港の中でもトップクラスだ。国際空港ってその国の最新のインフラが提供されているのかも知れないが、香港の発展がうかがえる。
香港のイメージは、香港映画(時代劇の方)がほとんどで、あとは、漫画の拳児や映画イップマン辺りしかないのだが、それは香港返還前のイメージが主である。
そういうイメージを持っているからか、”香港”と言う文字を見かけて以来、「タンチモー ランホンチー テンションヤサンチー♪」と「フンタッタッタ フンタタッタ フンタタッタター♪(メロディーだけ)、と、ポリス・ストーリーとプロジェクトAのテーマ曲が代わる代わる頭の名をエンドレスで流れ出して困った。
タイのスワンナプーム国際空港は何度か利用しており、直近の利用は2年前のインドネシア行きの乗換だ。その時は途中下車してバンコク市街へ行くのにバスやタクシーなどを利用して不便だったのだが、今はスカイトレインができていて、バンコク市街へお手軽に行くことが出来るようになっていた。
列車はコイン型の切符で、コインなのにICカードのようにタッチする。でも出るときは投入口に入れる。不思議な使い方だ。
取り敢えず市街までの通貨が欲しいので、空港で両替にカードのキャッシングを使ってみた。3,000Bに150B(たぶん金額によらず、1回あたりの手数料)かかってしまった。こんな額でキャッシングすると、手数料って5%に成ってしまい大損して失敗した。近年、現地通貨の両替方法が色々あるので、良く解らなくなってきてしまったが、取り敢えず一番不味いやり方をしてしまった気がする。
バンコク市内には、BTSやMRT(地下鉄)が走っており、スカイトレインとも接続されている。BTSに乗換る駅で、TTが待っていてくれたので合流し、一緒にTTのマンションのクルントンブリーへ向かう。
TTのマンションは、俺の家より高級で1Fに警備員も、オートロックも付いてる。部屋は14階なので、場所は少し市街の中心から外れているけど、チャオプラヤー川越しに市街の夜景が綺麗に見える。それが気に入ってここに決めたんだとか。
ひと休みした後は、The Wave Restrauntへ向かう。若者向けのオシャレな屋外レストランだ。そこで、オーストラリアメンバーの1人、KN(女)とも合流。
KNとTTとは、シドニー時代の前のフラットでの知り合いらしく、今もバンコクに住んでいるので、良く会っているらしい。その他のメンバーのAMやANは明日、明後日あたりに会う約束をしているが、普段滅多に会ったり連絡を取ることもなく、その他のメンバーに関しては、何処で何をしてるかも解らないとか。
同じ国の人同士は連絡取り合ってるような気がしてたけど、俺も当時の日本のメンバーと滅多に会ったり連絡したりしないもんな。
KN曰く俺はシドニーの時よりハンサムになったらしい。あの当時と比べて少し太って、年をとっただけなのだが。タイでは、ふっくらしている方がハンサムの条件なんだろうか?
後は鏡で顔を見ると、我ながら疲れ切ってボロボロでこいつ死ぬんじゃないか?と思えるぐらい生気がないのだが、、あんまりエネルギッシュではない方が、ウケが良いとか有るのかもしれない。
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4月 26 2012
2012年04月26日(木) タイ(バンコク) 2日目 | タイ,マカオ,香港旅行(2)
今日はタイは平日なので、TTは仕事へ。
俺は借りた奥の部屋のベッドを乗っ取り、TTが出掛けたことも気付かず10時頃まで寝てた。
今日の予定は、昔アンコールワットのツアーで一緒になったKNM(日・男)に会う予定。彼はあのツアーの後、そのまま世界旅行をした後にタイに舞い戻り、そこで就職、さらにタイで転職をして、今もバンコクで生活している。連絡を取って、今日の夜に会う約束となったので、夕方まではバンコク市内をプラプラ見て回る事にする。
取り敢えず昼食は部屋の近くの食堂へ向かう。
昨日いくつかの定食屋を聞いていたので、その中のチキンライスのお店に決定。40Bほど。
その後、バンコクの中心地Siam(Central Station)にMBKショッピングセンターと言う、大型のショッピングセンターが出来たので見てみたら、と勧められたので行ってみた。
なるほど、大きなショッピングセンターである。ここに来れば何でも揃うな。
お店も綺麗で近代的な感じの物ばかりだけど、服売り場に関しては、まるで外の市場のようになっていた。
DVDショップでは、AVの様な物も売っていた。タイでもこんな感じで公に売ってよく成ったのだろうか?AV女優は日本人女優の物ばかり出回っているのだが、それは外人物なんらOKと言う事なのかも知れない。でも、西洋ものは無かった。
ちなみに、女優は「蒼井そら」が人気のようだ。中国で大人気とは聞いていたが、タイでも(そう言えば、韓国でも人気らしく、「ブルースカイ」とか呼んでたな)なのね。彼女はアジアウケするAV女優なのかも知れない。あとで聞いたが、AM(泰・女)の彼氏も、AV女優の中で一番好きだと言って憚らないらしく、やっぱり、タイでもAVは公になっているのだろう。
取り敢えず、ショッピングセンターにて、
①タイでもAVは流通。
②日本のAV女優が人気。
③中でも蒼井そらがナンバーワン。
と言う3点を理解した。
まだ、バンコクの中華街に行った事がなかったので行こうと思い、ファランポーン駅までバイタクで40Bと言われ、高いと思って歩くことにしたが、これが大失敗。充分その値段の距離であり、そのうえ道も間違えて大きくオーバーして、良く解らないところにヘトヘトで辿り着く。
そこに迷子になった中国人のおばさんに中華街までの道を聞かれ、俺も解らんので一緒に調べながら中華街へ歩く事に。
地図から現在地を確認するとまだ結構距離があり、俺はここからタクシーを拾って行こう思い、お代は出すから一緒に乗っていかないか?と提案したが、道を覚えたいから歩きたいらしい。なんか行きがかりじょう、放っておけず一緒に歩いていくことに。
おばさんは中国人で、ロスか何処かに長年住んでいて英語がペラペラな様子だ。タイの前に日本を旅行していたらしく、「なぜ、日本人は若者も英語が喋れないのか?」と心底不思議に思っているとか。確かに、旅行していれば何処の国でも若者は誰かしら(その人がどんなレベルでも)英語に反応してくれるのだが、日本はカタコトでも喋ろうとしないから不思議なんだろうな。
何とか目印にしていた中華街入り口に辿り着いた。
そこから近くのワット・トライミットを見学して、おばさんとは別れた。
つか、ここまで歩くのに結構つらく、一度宿に戻りたいんだとか。俺も近くなら一度部屋に戻りたいところではある。
彫刻に気合が入っている
人気の黄金仏
ワット見学にはどこかでお金を払う必要があったようだが、支払場所を求めて階段を上っている内に、とうとうそのまま黄金仏像をみてしまった。
その後、中華街の中心のヤオワラート通りやら横の小道に入ったしながら観光。
いかにも中華街って感じだ
ザクロジュース 40B。 チョット高い。
杏仁茶。タイの飲み物ではなく中国の飲み物らしく、この飲み物はTTは知らないと言っていた。
タイのおきまりのお持ち帰り飲み物ビニールで嗜む。なんかビリッとした刺激のある不思議な飲み物。(あまり美味しくない)
寄り道したり品柄、結構な時間歩き回って中華街の西側まで突破した。
KNM(日男)との約束の場所に向かうため、バイクタクシーでファランポーンの地下鉄駅へ行く。待ち合わせ場所のChitLom駅というのがここからだと上手く乗り継げない場所場所にあり、電車だが大回りとなり、危うく待ち合わせ時間に間に合わないかと思った。
ChitLomで連絡のため、公衆電話を使うが、電話はいつものように海外での強敵。電話でのコンタクト自体もさることながら、公衆電話機の使い方自体が良く解らず、だいたい壊れてるのかどうかすら判別が難しい。
と言うことで、四苦八苦してKNMに目印となるハーゲンダッツの前に来てもらい何とか合流成功。
本来の待ち合わせ場所は、チットロムセンターという大きなデパートの1Fと言っていたらしい。「待ち合わせ場所には大抵ココ。ここを知らないヤツはモグリ」と言われるが、旅行者にはそこまで求められるのは辛い。KNMはChitLomの近くのビルで働いているようだ。ちょっと覗いたが、入り口にセキュリティの為の、駅の自動改札がついており、立派なビルだった。(このビル自体がほとんど日本企業で埋められているみたい)
KNMに連れられジグザグ道を歩き、どこか場所を見失った所のレストランでタイスキを食べる。
タイスキは初めて食べた。タイ風すき焼きの事かと思ってたが、全然違った。でも鍋は日本のすき焼きに似ている。タイ人はスキーと呼ぶ。
そもそもこの名称のスキヤキは、日本のすき焼きと直接の関係性はないらしい。昔、「上を向いて歩こう」(英語での題名「スキヤキ」)が世界的に流行した際に、その知名度にあやかって料理形態が似ていることからこう呼ばれるように成ったらしい。
なので、肉を焼いたりシャブシャブしたりはなく、麺と野菜が中心である。とりあえずうまい。1000Bぐらいであった。
その後、夜の観光と言うことで、ナナと呼ばれる地区のゴーゴーバーへ向かう。なんか、ゴーゴーバーというと団塊世代のディスコみたいだ。
俺があまり夜の観光に興味がない事を知ってるKNMは、エロ目線ではなく、純粋に話のネタに成りそうな場所と言う事で、ナナに連れてきてくれたようだ。「ナナは男が可愛い」と言っていたときには、「む、そっちのケが有るのか?」と少し疑ったが、ゴーゴーバーは通常は女の子が水着姿で踊るのだけど、男バージョンが有ると言う事で面白いという意味なのだろう。タイはゲイがオープンだし。
ナナに辿り着くと圧倒された。俺は、そのエリアのどこかにゴーゴーバーが何件か有るのかと思ったのだが、エリア全体がゴーゴーバーの集合体だった。
3,4階建ての建て物が、コの字型に成っていて、各階に何件もお店があり、それぞれ特色が違うそうな。
店内は写真撮影禁止
KNMと二階の奥の一店に入る。
この地区はさすがに多くの店が競合してるだけ有ってか、中央ので踊っている娘は、どの子も若くて美人だらけである。しかも水着であり、「うむ、見るだけならこういのもまたよし」とジロジロ見ているのだが、目が合うと向こうからアピールして来るのであまりじっくり見れないジレンマに陥る。
と言うのは、このゴーゴーバーでは、ダンサーはアレが前提であり、踊っている娘で気に入った娘がいれば呼んで、別料金を払って奥の一室で、エロイ事をするシステムなのだ。一時期、日本のオッサンが女買いツアーでタイに押し寄せたってのも、多くはこのゴーゴーバーに来たって事のようだ。
俺は高いコーラ(200B)を飲んで眺めるだけである。気に入った娘と話すだけなら、その娘のコーラ代を出せばそれで問題ないのだが、その後に続く気がないのに、興味本位で呼んで時間取らせて邪魔をするのも申し訳ないので、目が合わないように、首から下中心をジロジロ眺める。みんなスタイルええのう。
それにしても、舞台のダンサーは時間経過と共に入れ替わるのだが、例のこの店の特徴である、男のダンサーが現れない。はて?と思ってKNMに聞くと、彼はニヤリとして、
「さっきから踊ってるダンサーは、全員男ですよ。」
と衝撃の発言。なに!男色的な話ではなく、ニューハーフって意味だったのか!
しかし、そういわれて改めてダンサーを見ても、男に見えぬ。答え合わせ後にも理解できない悔しさよ。日本のニューハーフなんか、どんなに綺麗でも「そう言われればそうか。」と納得し、野太い声や腕の太さ、股間の膨らみその他あら探しは出来るのだが、この店の漢は一人残らずそうは思えぬ色っぽさ。見かけだけならパーフェクトに女性だ。
こりゃあ、よく「タイでホテルに持ち込んだら男だった。」と言う笑い話があるが笑えない。この店数十人娘がいるが、誰一人として男と言われても信じられないレベル。そしてさっきまで、男の水着姿に喜んでいた自分がショック。
はるな愛とか、タイのニューハーフの大会でグランプリとか聞いたが、本当だろうか。タイならその手の企画が沢山ありそうだが、この店の誰にも勝てないと思うのだが。顔だけならどうか分からないが、スタイルとか総合では絶対かなわないのではないか。
ショックがさめやらない中、違う店(こっちは全員女)にも入ってみることに。う~ん、おもしろくない。つか、さっきの店の方が、女性的な外見的にも上な気がするんだけども。女性のアピールやらも少ないし、なんか、面白みに欠ける。単にさっきの方にびっくりしすぎたせいだろうか。
KNM曰く、「ダンサーは女ってだけで安心するが、男ダンサーは更に色々努力するから」って事らしい。こちらは、高いコーラを飲んだ後、早々に立ち去る。
ナナのエリア近くの大通りには立ちんぼが沢山いる。もうこの一帯そんな感じで、お店も一杯だ。
その中の援助交際バブにも入ってみる。…凄いなこの店のアングラ感。店の中央にカウンターがあり、客はそこで飲み物を飲むのだが、壁をグルッと隙間無く、その手の女性が立って並んでいるのである。
客は見たところ、日本人の旅行者も多く、何処でこんな店の情報を知るんだろうかと、思わなくもないが、ネットやそこらでその手の人はみんな知っていて、ここを目当てにタイに来る人も多いらしい。
KNMからは、TTの様に純粋なタイ人じゃなく、タイに住んでいる日本人だからこそ知っている事が聞けたので、楽しかった。まぁ、本人がそういう遊びが好きと言うこともあるのだけども、夜の遊びに限らず、タイの生活全般において話が聞けたし。
俺は案外、男のゴーゴーバーが楽しめた。カルチャーショックでもある。
それにしても、男と解っていても胸とか見えたらドキッとしてしまう自分に気付いて、なんか嫌だったが、そう言う自分もいるんだだなぁと、思わぬ自分探しの旅となった。
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By 俺様 • 2012年 タイ,マカオ,香港 旅行日記 • 0 • Tags: タイ旅行