5月 1 2012
2012年05月01日(火) マカオ(澳門) 1日目 | タイ,マカオ,香港旅行(7)
5時起きで出発準備をして、5:30に皆と別れて空港へタクシーで向かう。ANも見送りに空港まで来てくれる事になった。
こんな時間にタクシーが捕まるか心配してたのだが、結構すんなりつかまり、メータータクシーで、ガイドブックの料金と珍しく正しく、250B程度で到着した。いつもも、今回もだけど、空港から市内までの交通手段に悩むのだが、これなら最初からタクシーでも良いな。
空港でANともお別れ。
定刻通りのフライトでタイを発ち、昼過ぎに香港に到着。
香港-マカオ間はフェリーで往来が出来、旅行者も空港のトランジットと同様のレベルで、空港を出ることなくフェリーに乗り継ぎが出来る。
俺もこのままフェリーに乗り換え、マカオに向かうのだ。
マカオ行きのフェリーはいくつかある。だが、香港までに乗った飛行機に荷物を預けてしまった場合は、その荷物が自動的にフェリーに積み込まれると言う利便性はかられているのだが、逆にそれ用のフェリーは1つに限られてしまう。しかも、それようのフェリーは出港の間隔が長く、今回1時間以上待つ事に成ってしまった。運んでくれるのは便利だが、1時間待つくらいなら手荷物にしてしまえば良かった。
仕方なしに出港ロビーで時間を過ごす。一応ここも香港の国際空港エリアなので、WiFiが繋がるのが嬉しい。メールを送ったりと宿を探したりしていたのだが、ヤケに周りがやかましい。なんかもめ事でも有るのかと周りを見回したのだが何事もなく、単に一般人の声がでかいだけだった。そうか、ここはタイではなく中国だもんな。声の張り方が違うぜ。そして、空港内は、全般的に対応する人が無愛想である。なんか、昔の中国(北京)を旅行した頃を思い出した。う~ん、空港内は何処の国も比較的愛想が良い印象なんだがなぁ。
フェリーのチケットを買う為に幾らか香港ドルに換金したので眺めてみる。ふむ、香港ドルは同じ札でも色々な発行所があって柄や大きさが異なってややこしいのう。あと、コインは3枚重ねの様に成っているものもあり、ヤケに重厚だが製造コストを考えると無駄に感じる。中は空洞だったりするんだろうか。
ちなみに、マカオの通貨はパタカであるが、1パタカ=1香港ドルであり、香港ドルはマカオで自国の通貨と同じレベルで使える。そして、香港ではパタカが全く使えないと言う事なので、ここからはずっと香港ドル利用で行く事にした。
やっと出発時間となり、フェリーに乗り込み、1時間ほどでマカオに到着。
心配していた荷物も、マカオのフェリー乗り場で受取り、目を付けていた宿のエリアにタクシーで向かう。しかし、途中道が混んでいて進めなくなり、手前から歩くことになった。どうも今日はメーデーのため、集団行進している人が道を使っているので、あたりが渋滞している様だ。メーデーって世界共通で5月1日なんだな。
宿で値段を聞いたら、500HKDと相場より倍は高い。しかしこれは、メーデーである今日だけの話のようで、翌日は250HKD程度だった。他の宿も確認してみたが、何処も一緒であり、相当歩き回ったせいで非常に疲れた。結局諦めて最初の宿に決定した。
メーデーだとなんで値段が上がるのか。労働者の為の日に働くからだろうか?普通の高級ホテルでも倍なのかな?
宿は料金先払いであり、そんなに香港ドル持ってない。そこで荷物を置いて両替に行こうと思ったが、ダメだと言われて泣く泣く持っていく。しかし両替商が見あたらず、再び荷物を持って彷徨いつづける。仕方なしにカジノに入って両替。戻って支払、無事マカオの2日の宿が確定した。
宿の支払手続きの間、何人か部屋があるか確認してきたが、メイヨーメイヨーと言っていたので、俺が最後の部屋だったのだろうか。おっさんは、俺の為にキープしていてくれのかもしれん。だったら荷物も預かってくれと言いたいが。
マカオは、宿や外でも英語がほとんど通じない。北京語も通じるのか良く解らない。マカオ人が使うのは、ポルトガル語と、広東語であり、完全にすれ違っている状態だ。こうなると会話の際に、
何語で喋ればいいのか?
聞き返された時は、同じ言葉を繰り返すのか、それとも違う言語を使った方が良いのか?
とお互いが考えるようだが、元々重なるところが無いものだから、結局何にも通じてない感じである。こうなると、はなから身振り手振りのやりとりになってしまうな。
今日は、宿をゲットするのに疲れ切り、部屋で1時間半ほど休んだ後、19時頃に食事がてら夜の散歩に出掛ける。
宿は、マカオの中心であるセナド広場の近くであり、そのエリアは中国の街と言うより、ポルトガル風の建物だらけであった。建物は暖色系でライトアップされていいて、どこを撮っても写真が絵になる。良く見かけるマカオの写真って、この辺りの物だったんだな。
セナド広場の北側の散策コースを、カスタードケーキ(マカオ名物らしい)を食べたり、目に留まった観光名所を眺めて歩いてみる。散歩の道として有名な道は、夜だからかが完全に人気が無く、治安が悪そうで恐ろしく、足早に通り過ぎたりしながら、ぐるっと回ってセナド広場まで戻る。
晩飯には、セナド広場の対面の中華街エリアで、中華の店に入る。色々食べたいが、1品毎の量が多くて、結局1,2品になってしまうのが、一人旅のつまらないところだ。
飯の後は、リスボアカジノに行きすこしルーレットをやったりして過ごす。
ほかのギャンブルもルールさえわかれば(低レートで)プレイしたいのだけど、マカオならではの”バカラ”にしても、ガイドブック読んでも、実際のプレイを見てもルールが理解できない。結局、”大小”ぐらいしかルールは解らなかったが、結局参加はしなかった。というのは、みながヤケに高レートで戦っているから、そこに百円レベルでの参加がしづらいのである。
それにしても、賭けに使うコインの額面=HKDなんだろうか。もしかして、額面はちがうのか?額面どおりだとすると、そこらへんの貧乏なおっさんみたいな人もエライ勢いで賭けているんだが、俺にはとても真似できない。結局舞台だしものを見たり、無料コーヒを飲んで、無料水もらってホテルに帰る。
そういやぁ、深夜特急で沢木耕太郎がやった、音で当たりがわかったギャンブルってなんだったか。今はもう無いのかな。帰国したら読み直そう。
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5月 2 2012
2012年05月02日(水) マカオ(澳門) 2日目 | タイ,マカオ,香港旅行(8)
いつものように昼ごろまで寝て、起きてからは昨日と同じようなルートを散歩。
そのまま、地球の歩き方に紹介されている、散策ルートをそのままに、南にある媽閣廟へ向かおう。
建物もそれっぽい雰囲気だけども、先に夜のライトアップを見たので、面白みがすこし薄れる。
セナド広場の北側は、中華系の建物が多い。昨日は夜だったのでよく見えなかったので、何か他にもあるかと思ったのだが、昼見てもやっぱり、お店も、住居も、見所も中国系の建物が多い。
中華系以外のものは、聖ポール天主堂跡ぐらいか。
グルッと回って広場の南がわに突入したが、こちらも暫くは福隆エリアと呼ばれる中華系の街並みだ。ここで適当に昼飯を食べたが、やっぱり良く分からないものになってしまった。あんま美味しくない。
福隆エリアを少し歩くと、今度はポルトガル色が濃くなり、教会などが多くなってくる。このエリアは「マカオ歴史地区」と呼ばれており、見所見所にはマカオ歴史地区という文字と共に見所の説明が出ている。
俺は、この文字の看板を見かける度に、
「ラララオウイエイエイエイエ~ タンターン タタタターン♪ タンターン タタタターン♪」
と言うメロディと共に、
「んマカオ 歴史地区ぅ~。」
と、NHKシリーズ世界遺産100の鹿賀丈史のねちっこい声で頭に蘇ってくる。見所には全てこの看板が有るので、後半はずっと、鹿賀丈史と一緒に散歩してる気分である。
「ラララオウイエイエイエイエ~ タンターンタタタターン♪ タンターンタタタターン♪」
んマカオ 歴史地区ぅ~
んマカオ 歴史地区ぅ~
んマカオ 歴史地区ぅ~
んマカオ 歴史地区ぅ~
マカオ歴史地区は、ポルトガル風であり、教会だらけ。なんかそれぞれに特徴が有るのだけど、もうみんな同じに見えてくる。教会の中には、フランシスコ・ザビエルの右腕の骨を納めている所もある。
ザビエルの名は、日本では知らぬ人がいない程だが、他の国ではどのくらい有名なんだろうか。ただ、日本では有名は有名だが、あの髪型で有名になっているとは、ザビエル本人は思っても見なかっただろうな。
ザビエルの骨
媽閣廟の近くの丘の上のペンニャ教会では、ウェディングドレスと、タキシードの新婚カップルが写真をとっていた。何組も見かけたので、定番スポットなのだろう。
ここからはマカオタワーが見えたが、見て充分感があったのであそこまで行くのは遠慮しておこう。
マカオタワーの向こうは、Taipaのある別の島。
ペンニャ教会の丘を下り、媽閣廟へ向かう。
媽閣廟は、マカオ最古の中国寺院。ここで祀られている、阿媽閣が”マカオ”の地名の語源になったとの事。取り敢えずマカオの一番の歴史的見所であり、今でも現役の寺院であって、観光客のみならず、参拝客でも溢れている。
こすると水が波紋疾走!ふるえるぞハート!
廟の外ではやけに人々がアイスを(10HKD)買っているので、俺も買ってみたが味は微妙だ。小さいし。
廟を見学した後はタクシーで帰りたかったが見あたらないので、最短距離を歩いてセナド広場へ向かう。
セナド広場の前には図書館があり、フリーのwifiが使えるので、しばしそこで涼むと共にネットを利用させてもらう。一度ページがブロックされたが、これが噂の中国の検疫だろうか?
リンク先はニュースをたどっての飛び先だったので、定かではないがアニメとの関係のサイトっぽかったのだが、これは公共利用させるためのWifiなのでプロバイダの自主規制かな。
涼んだ後はセナド広場の周りを散歩。
セナド広場近辺の建物やショップ以外は、どちらかと言うと中国チックな建物になりますな。
おでんやが沢山あり、人気。
廬家屋敷内に展示されていた、苗族の泥笛。欲しい。
おでんやが多い上に、どこも流行っていて人も沢山並んでいる。そんなに美味しいのか。日本のおでんと一緒だろうか?
観光ついでにの教会に入ったら、ちょうどお祈りの時間だった。言葉も全く分からないので出たが、中国寺院だけでなく、今日観た教会とかも現役なんだな。
夕飯には、ポルトガル料理の伝統を守りつつ、アレンジしていると言う、プラタオと言うレストランに入ってみる。毎度のことだが、ここでも1人で入るとあまり色々なメニューが食べれない。あぁ、タイのTTの様な人がいてくれたらいいのに。
取り敢えず、伝統料理を適当に聞いてと2品頼んだのだが、品目としては少ないが、食べる量としては多すぎる。マカオのローカルメニューらしいが味がなんか微妙だ。あとお店的な問題でもあるが値段も高かった。どうもオーナーが、元総督府の料理長だからお高いのは仕方ないのか。つか、出てきた料理の量的に多いので当たり前か。
このビールも地元のビールらしい。
左のパンみたいなヤツの味が微妙だ。
飯の後はまた夜の街を散歩。昨日も観たが、美しくムーディーに、右から左までライトアップされているが、そのまま受け流してまたカジノへ向かう。
途中ミルクプリンの店を見つけたので食べておく。マカオは、昨日食べたが、カスタードケーキとミルクプリンの2つがなんかしらないが有名なのだ。
ちょっともの凄く美味いと言う程ではなく(毎度のことだが、情報に踊らされて期待しすぎているからかも)、グリコのミルクプリンの方が美味しいかもしれん。
カジノではまたまともにプレイもせずに、見学ばかり。う~む、やっぱりルールが分からん。
カジノは何処もライトアップを競ってる。こうでなくっちゃ、カジノじゃないな。そう言えば、ソンミって芸能人がマカオのカジノオーナーの娘って言ってたな。どのカジノなんだろうか?
カジノはルーム内は撮影禁止だが外はOKであり、オーナーご自慢のお宝が展示されている。なかなか、結構なものですなぁ。欲しくない物も多いが、スゲェ。でも、お高いんでしょうなぁ。
波動拳と待ちガイル
明日は朝から香港へ向かう。
また宿は考えてないのだが、重慶大厦というところなら安宿がいっぱいありそうだからいいか。いざとなったら数日ぐらいはちゃんとしたホテルでも取るとしよう。
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By 俺様 • 2012年 タイ,マカオ,香港 旅行日記 • 0 • Tags: マカオ旅行