12月 18 2013
2013年12月18日(水) 有馬温泉→三宮:トルコ家庭料理ケナンで私も考えた
今日は雨が降っていて結構寒い。
しかし、昼前に有馬温泉を出て高野山へ向かう予定である。
とりあえず景気付けに宿の金泉にはいる。ああ、温まる。
外が寒くて温泉で温かいなんて、人間として出かける理由がみつからないのだが、しかたない。渋々宿をあとにする。
来る時は三宮から電車だったが、三宮とは手頃なバスがあるのを今更発見したので、今回はバスを利用する。
バスはついでに大阪行きもあり、高野山へに行くならそちらへ行く手もあったのだが、今回の旅行では三宮にも用事がある。それは「トルコ料理 ケナン(Kenan)」に行くこと。
このお店は、「トルコで私も考えた」の作者、高橋由佳利の旦那さん(トルコ人)がやっているお店である。
あの漫画しばらく休止していたが、最近トルコで私も考えた トルコ料理屋編が始まり、このお店を開店する話がコミカルに描かれており、読んでとても行きたく成った。
しかし、それに気づいたのが、俺が大阪を去った後の事だったので、それいらい関西方面に来るチャンスを伺っており、今回機会を得た。
バスを降り三宮駅から少し歩くとお店を見つけたが、まだ閉まっている。中に人の気配はするのだが、開店時間ギリギリまであかない様だ。
時間つぶしにこの通り沿いを歩いてみると、このあたりはコジャレた異国テイストな感じである。
漫画にも出てたインド料理やらしきものや、店を決定するのに、高さが低いと悩んだ排気口らしきものも眺めたりする。
そんなこんなしてる内に店が開いたようなので入る。
旦那さんは漫画と比較して「なるほど」という感じである。(髪型あたりが特に)
今日はお店の予約をしておいたのだが、予約は不要なぐらい空いていて、というより店を出るまで他のお客は来なかった。
料理は週替り家庭料理ランチ。とてもうまい。ヘルシーな感じだが、これでなんでトルコ人が太るのか謎だ。
最近は、日本でもトルコ料理としてケバブが至る所で食べられるが、家庭料理が食べれるところはあまりみかけない。つか、俺もトルコ旅行の時も含めて家庭料理を食べたのは初めてかもしれない。
しばらく無言で食べながら、店の様子や旦那さんをチラ見。お店は奥さんも偶に手伝いに来る事が有るらしかったが、今日は別の店員さんの様だ。
チラ見していた旦那さんと何度か目があって、微笑みかけられたりしたので話かけてみる。
旦那さんは日本語ペラペラであり、話し好きでも有る様子だ。店は混む日もあれば、今日のようにガラガラの日もあるらしく、今日は向こうも少し退屈していたようにも見えた。
話は漫画に出てくる話とか、神戸と横浜は似てるとか、俺がトルコに行った時の話とかに及ぶ。
日本では「色白は七難隠す」と言うことわざが有るが、トルコでは「ぽっちゃりは100難隠す」という言い回しがあり、女性はふくよかな方が好まれるなんて話も聞いた。でも最近はやはり西洋文化の影響もあり、女性本人も太るのは好まない感じにもなっているとか。
色々話をしていたら予定よりかなり長いをしてしまった。
お店を出て、急いで高野山に向かう事にする。
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12月 18 2013
2013年12月18日(水) 高野山 恵光院
三宮から高野山に向かう。
高野山って交通的にちょいと、いや、かなり不便である。
さすが、真田幸村を始め戦国武将が何かあると高野山にが蟄居させられたりするわけだ。
電車を乗継ぎやまの麓までくると、次はケーブルカーに乗り換える。
周りを見回すと、中高生ぐらいの子も数人乗っており、それも通学に使っているっぽい。ここを毎日通っているとはおどろきである。つか、山の上に民家とか生活圏があるとは思ってなかった。
なんて感慨にふけりながら、ケーブルカーに乗り込もうとしたら、何やらめまいがして、ホームと車体のあいだに足を突っ込んでこける。
どうしたのかと訝しながら周りを見渡してみると、ケーブルカーの床と、階段になっているホームの角度が不思議な感じでずれており、なんか見ると平衡感覚が狂う。
改めて見ても、再びめまいがするぐらい平衡感覚がくるう。なんかのトリックみたいである。
…なんて思っていたら、もう一度こけてしまった。なんだこれ。怖いぞ。脛に小学生の頃いらいの派手な擦り傷を作ってしまった。
目眩がするのは俺だけだろうか?
二度も大ゴケしたが、幸い人に見られる事もなかった様だ。
平静を装いケーブルカーに乗り込み頂上へ向かう。頂上の高野山駅でケーブルカーをおりてもまだ移動は終わらない。今度はバスで中心地へ向かう。ようやっと、目的地の恵光院にたどり着くが18:00近くになってしまった。
17:30につけば、宿で阿字観という真言宗の瞑想の体験も出来たのだが、間に合わず残念であった。
しかし、8時からナイトツアーという、お坊さんによる、夜の高野山の墓案内のイベントがあるらしい。ならばと、それに申し込んだが、こっちも本日の雨や雪による悪天候につき中止になってしまって残念。
仕方なしに風呂に入って食事を摂る。
今回でお遍路最終宿だが、ここにきて宿坊に泊まるのも、また食事付きも初めてだ。
結構ゴージャスな食事が出るもんだな。
食後することもないので、写経したのちはさっさと眠ることにする。
しかし、幾つか離れた部屋に外人団体客が泊まっているようだが、テレビが大音量でスゲェ煩い。
各部屋隣とはフスマで隔てられているだけなので、音が筒抜けである。
結局深夜まで音が鳴り響き中々寝付けなかった。外人もわざわざ高野山の宿坊になにしに来てるんだか。明日も早いというのに。
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By 俺様 • 2013年 有馬温泉・高野山, 2012年 四国88箇所巡り(お遍路) • 0