8月 23 2003
2003年8月23日(土) 晴れ 飛騨高山へツーリング往路
今日はツーリングに、誘われてゆ~らゆ~ら、乱されてふ~らふ~ら、と参加する事にした。
メンバーは泊まり8人、日帰り1人。
行き先は飛騨高山なのだが、飛騨高山って、どんな所かほとんど知らない。
記憶を振り絞るに唯一、信長の野望(武将風雲録)で姉小路が大名の右上の三角形の土地、と言う事を思い出した。
これだけ知っていれば充分だろう。 準備万端だ。
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バイクのエンジンの不調は、先日金に物を言わせてオーバーホール済なので、心配なくて嬉しい。 朝5時に起きバイクを引っ張り出す。
・・・なんか怪しげな液が漏れているし。 色は黄色っぽい。 ガソリンかと思ったが臭いもしない。
どこから漏れているのかゴソゴソ探っている内に、液漏れも止まり結局どこから出ているのか不明である。 暑さでオイルか何か膨張して溢れただけだろうか。 エンジンをかけても普通に掛かるし、しばらく様子を見ても異常は見られない。
う~ん、しょうがない、見なかった事にしておこう。 または、猫が糞に続き、小便でもした事にしておこう。 猫めが。
集合場所の長野道のみどり湖SAに到着すると、既に全員そろっていた。 俺だけ10分ほど遅刻してしまった。 しまったな。 3時間半あれば十分だと思ったのだが。
猫の小便のせいで時間を取られたのが不味かったな。 猫めが。
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高山に着いてから思い出した。 ここは、NHKの連続テレビ小説「さくら」の舞台にだった所だった。
味のある古い町並みが、「高山市三町伝統的建物群保存地区」として観光名所になっているのである。
今回の幹事Kさんは、以前奥さんと三町のさらにど真ん中の宿に泊まった事があるそうな。
夜は提灯で照らされて、素晴らしい風情だと絶賛していた。
なので宿に着いて、飯喰ってから見に行こうかと思ったが、俺とKさん以外の人は興味ゼロの様子。
そして、俺も飯の時に誘惑に負けビールを飲んでしまったので観光断念。
今日の宿は町並みからはちと遠い。
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8月 24 2003
2003年8月24日(日) 晴れ 飛騨高山へツーリング帰路
そこで、せっかくなので三町に観光に行く事に。
三町では、宮川の朝市という有名な朝市があるらしいので、そこでお土産等も購入可能である。
あと、宿の女将に聞くと、「さくら」の舞台になったロウソク屋は三町ではなく、隣の町にあるそうだ。 なので、残念ながらそれを見る事は適わぬな。
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三町の近くの駐車場にバイクを止め、朝市を楽しむ。 いろいろ売っている。
「さるぼぼ」って飛騨のものだったのか。 なんか、吉田戦車が描きそうなキャラクターだ。
しばらく歩くと、なんか音がする。
行ってみると、どうやら「げんこつ」と言う飴の実演販売の様である。 飴というより、どちらかというと餅と言うか、きなこ餅の堅い物みたいな物である。
で、この長いアメを包丁で一つ分に切る時に、
ドンドンットット ドンドンットット カタタン カタタン
と、包丁とまな板でリズムを取ると言うパフォーマンスである。
これと同じか知らないが、たまに川崎でも実演販売している。
しかし、川崎のは2人組で、1人がリズムを刻んでいる横で、1人が普通に切っているのである。 そんなので良いなら俺でもできると常々思っているのだがな。
でも、ここの実演販売は一応リズムに乗りながら切っていた。
でも、飴を切らずに素振り状態の時は様々な波紋のビートを刻むのだが、いざ飴を切る時は結構単調になるのだ。 なんかガッカリである。
しかし、この飴切り職人は切った後、
「フフン どーだ」
となんか誇らしげな表情をするので、何かしらけて買うのやめ。
Kさんはこれが好物らしく5袋も購入していた。
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ほー、確かに味のある町並み。 夜になると提灯で照らされた風情は素晴らしいものであると想像に難くない。
しかし今は日も高くカンカン照りなので、風情が感じられず残念である。
でも一刀彫の店やら、Kさんの以前泊まった宿やら、何やらと、見ていて結構楽しい。
カラクリ人形まであった。
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その出口付近に、
「どうしても御試食下さい。」
と、なにやら妙な札と共に試食品が置いてある。 どうやらそこも、げんこつアメをうっているようである。 でも、例のパフォーマンスは無い様子。
「そこまで言われちゃ仕方ねぇ」
と試食をしてあげて話を聞くと、げんこつアメはこの店が元祖らしい。 そして、先にKさんが5袋買った所は後からやり出したとか。
でもどうやらあっちの方がパフォーマンスとかの効果もあって売れているみたいである。 でも、こっちの元祖の店は味に自信があるので、どう押しても食べてみて欲しく、先の妙な札で試食を勧めているのである。
あと、元祖の店は手作りだが、先の店は手作りではなく機械で作っているとか。
「でも、手作りって言ってた様な・・・」
とKさんの袋を見ると、
「職人手切り 職人の経験と勘で切ってます」
とか書いてあるし。 切るのは手切りだが、本体は機械でつくっておったのかい。 紛らわしいぞ。
まぁ、別に手作りだからといって味が良いとは限らないのだが、どうしてもと懇願されて食べた限りは、確かにこちらの方がきなこも多く、歯に付かないし、おいしい気がする。
あと、先の店は800円、こっちは550円となぜか安い。 Kさんもこっちで買えば3袋は多く買えたのだな。
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観光を終え高速道路へ向いながら、山を越え谷を越え。
高速道路に突入後は、渋滞を乗り越え乗り越え。 家についたのは23時。 バイクだからこの時間に帰って来れたのだろう。
それにしても、大阪に帰ったKさんは21:30に着いたとか。 ・・・大阪の方が近いのか? つか、向こうは高速が余り混んでないんだろうな。
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By 俺様 • その他の道中日記 • 0