8月 12 2005
2005年8月12日(金) その1 タイ入国→バンコク | タイ旅行(1)
タイ王国へゴー。
本日の飛行機は、BIMAN BANGLADESH AIRLINES。 この航空会社を使うのは初めてだ。
機内はあまり綺麗ではない。 スチュワーデスも何かイライラしている人が多く、客に水を汲もうとしたところ揺れてこぼしてしまった時、謝ってはいるが舌打ち連発していた。 チョット態度が悪い。
飛行機は、11:20成田発の 15:40にバンコク着だ。
バンコクの時差は、日本の-2時間なので、6時間20分の空の旅だな。 近いと思っていたが、それは他の国に比べればで、それなりに時間がかかるもんだな。
無事、バンコクのドンムアン空港に到着。
とりあえず日本円の現金をバーツ(BAHT)に換金。 50,000円が、18,110バーツだったので、1バーツ、2.76円。 およそ3円って所だな。 なんか、1現地通貨あたり、3円って国が多いな。 タマタマだろうか?
次に空港を出る前に絶対やっておこうと思った事がある。 帰りのチケットのリコンファームである。
本来は3日前ぐらい迄にすればいい事なのだが、俺の英語力では電話ではかなりしんどいと予想され、是非とも窓口で直接やっておきたい。 つか、このリコンファームが、現状の旅における不安事項のナンバーワンである。 これさえクリアすれば、最悪ビビって空港から一歩も出なかった時でも、帰りの飛行機は保障されるのだ。
と言う事で、何はさておきリコンファームに向かったものの、窓口が締まっている。 今日はタイ王妃の誕生日でタイは休日だからか、窓口は休みのようだ。 もうダメかもしれない。
仕方ないので、一番の不安点を抱えたまま旅を始める事にする。
とりあえず、バンコク市街へ向かう方法は、バス、タクシー、電車等があるが、電車を利用する事に決定し、駅へ向かう。
バンコク市街のホアランポーン駅迄は10バーツ。 席のグレードは良く解らないが選択の余地がないらしく、2等車両である。
しかし時刻表ではもう到着する時間なのだが、一向に電車が到着しない。 電車を待つ間、自分の身体がこの空気に馴染むのを待つ事にする。
この空気に馴染むと言うのは俺のイメージである。
外国に着いたばかりの時はいつも感じるが、自分が非常に場違いで浮いている様な気がするのである。
もちろんその通りなのだろうが、日が経つに連れてその違和感らしき物が薄れていく所だが、今回は積極的にその状態になる様にイメージしてみた。
まぁ、早い話が覚悟を決めているだけかもしれないが、そんな事をしている内にやっと電車が到着。 俺の身体も有る程度タイの空気に馴染んだ事と思う。 30分以上遅れた電車にも、「そんなもんだろう。」的な気分である。
電車は結構混み合っていた。
なんか、白人のバックパッカーの集団が大勢いるな。 そのメンバーは多種多様で、かなり年配の人も混じっていたりするな。 日本ではそのような歳のバックパッカーなんてあまりいないようだが。
しばらくしてホアランポーン駅に到着。
とりあえずの予定では、明日はバンコクで過ごし、明後日の昼頃にアユタヤーに着く様に向かい、半日過ごして夜行列車でチェンマイに向かう予定だ。 なので、ここでアユタヤー行きと、アユタヤ-チェンマイ行きのチケットを購入しておこうと、窓口に向かう。
…明日以降のチケットの窓口は、4時迄でやんの。 んもーっ! また予定通り行かぬではないか。 仕方ないので、明日また来よう。
とりあえず、本日の宿を決めなくてはならん。
タイではホテルの種類が、ランクによって呼び分けられている。 リゾートホテル(バンコクには無いか?)、シティホテル、ビジネスホテル、ゲストハウスや旅社と言った感じで、後半ほどお値段も安くなっているが、設備やサービスが悪くなってくる。
ただ、泊まるだけなら何処にでも有るのだが、大して宿に拘りもないし、バックパッカーを気取ってみたい気分もあるので、この旅中はゲストハウスメインで安くすませる予定である。
ゲストハウスと言えば、有名なカオサン通りである。
「タイに来たからにはここに行かねばなるまい!」
と、有る意味、カオサン通り自体を観光するつもりで向かう事にする。
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8月 12 2005
2005年8月12日(金) その2 バンコク(カオサン通り) | タイ旅行(2)
とりあえず景色も見ながらと思い、カオサン通りの方へ向かって歩くが、大して面白みがないのと、思ったより距離があるようだ。 そこで乗り物を使う事にする。
タイのタクシー系の乗り物というと、トゥクトゥクというオート三輪車、バイクタクシー、交渉制タクシー、メータータクシーなどである。 そのうち全部試すつもりでは有るが、メータータクシー以外は全て料金交渉をしなくては成らないうえ、現在全く相場も解らないので、今回はメータータクシーを利用する事にする。
タクシーに乗り込んだため、難なくカオサン通りに辿り着くものの、東西に延びるどちら側にいるのか良く解らず、現在位置を掴むのにてこずりながら、まずは宿を決める事にする。
ガイドブックに載っている、カオサン通りから近いゲストハウスの内から、適当にNEW
JOHNと言うホテルに決めて向かうが、細い道が沢山ありどれが地図に載っている道なのか判別が困難であったが、何とか辿り着く事に成功した。
駅から歩いている時に、「今日は王妃の誕生日だから宿は何処も満室だ」と言いながら自分のホテルを勧める客引きがいたが、空きは充分あるようだな。
タイのホテルでは、同じホテル内の部屋で、
・エアコンかファンか
・お湯が出るか出ないか
と言った設備を自分で選び、それにより料金が決まる。
とりあえず、ファンでお湯付きの部屋を選ぶと、一泊350Bだった。
インド、エジプトなんかは、どの部屋もお湯が出る言いながら出なかったりするんだが、『わざわざ料金を分けているぐらいだから、ちゃんと出るんだろうな』と思いながら、2泊する事に決定。
部屋に入り、まずお湯を確認するが、お湯なのかぬるい水なのか微妙な感じであるな。
カオサン通り
虫の屋台
王妃誕生祭
荷物を置いてやっと身軽になったので、再びカオサン通りに向かう事にする。
先ほどは迷いながらグルグル歩いていたので遠く感じたが、実際はこの宿のすぐ側だった。
カオサン通りは話に聞くとおり、バックパッカーだらけである。 それも白人だらけ。
そして出店がたくさん出ているが、それらは土産屋ではなく、旅行者向けの実用品を多く扱っている。 タイに旅行する人は、とりあえず現地で買いそろえればいいと言われるだけはある。
それらに混じって、何店か虫の屋台も有った。 もちろん日本のように、カブトムシなどの育てるための生きた虫ではなく、食用の虫である。
タイでは山間部の方では、重要なタンパク源として食べられているとは聞いていたが、バンコクでもこんな感じで売られているのか。
見ている間に、タイ人が何人か買っていたが、これらが、食事のおかず的に食べられるのか、おやつ的に食べられているのかは謎である。
もしかしたられ俺も旅行中に食べる事に成るのかもしれないと思って、
『食べるとしたらどれにするか?』
と一人悩んでみるが、いざと成らないと決心はつかぬな。 …まぁ、ゲンゴロウだけはどうもゴキブリに見えてしまうので遠慮したい所だが。
とりあえず、焼きそばっぽい物を食べながら、道を歩いてると、道の西端付近にステージがあり、何かイベントを行っていた。 周りにも黄色いロウソクを配って、参加へ誘っている。
今日はタイ王妃の誕生日なので、タイの至る所でセレモニーを行っているのである。 舞台上の人たちの合唱(俺には凄いオンチに聞こえるが、タイ語では上手なのかもしれない)やら、何やらが終わった後は、近くで盛大に打ち上げ花火が上がっていた。
タイでは王室が尊敬されているとは聞いていたが、どこか一ヶ所で盛大に行っている訳ではなく、各地でもこんな感じで祝われているのだなぁ。
そんなこんなで、通りをウロウロし続けていたが、12時過ぎても店も人も絶好調で一向に寂れる気配がない。 夜通しこんな調子なのだろうか? なんて考えていたところ、ふと、
「俺の宿の入り口が閉まるのは何時だろう?」
と心配になり、ダッシュで宿へ向かう。 来る時に使った細い道は、店の私道だったらしいところも多く、閉められており、結局最初に宿に向かった時のように大回りを強いられたが、宿にたどり着いてみると、入り口を閉める気配は全くなく、ホッと一安心である。 カオサン付近のゲストハウスなどは、それに合わせて、かなり遅くまでやっているのだろうな。
とりあえず本日は観光らしい観光はしなかったが、なかなか快適に過ごせて満足である。
タイは気温が高いが、例によって日本ほどジメジメしていないので、そんなに暑く感じないし。
物売り、客引きに関しても、さほどしつこく食い下がって来る人もいないので、そんなに嫌な目にも遭わなかったな。
そんな事を考えながら、ベッドで横になる。
カオサンはまだ賑やかで、俺の部屋まで喧噪が伝わってくるが、特に気になることもなく眠りについた。
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By 俺様 • 2005年 タイ旅行日記 • 0