11月 15 2007
2007年11月15日(木) ラオス(ルアンバパーン):コールドリバーゲストハウス
今日も朝から長距離バスの旅。ルアンバパーンへ向かうぜ。
今日のバスは、前回より質が悪い。明日ならVIPバスが有ったらしいのだが、この町で1日待つのはチョット嫌なので、普通のバスである。
ポーンサワンからルアンバパーンまでの道は、あのガイドブックの書き込みの「フラフラだったよ」に該当するところであり、前回以上にグネグネしており、ゲロ吐く人(ラオス人)続出。俺達がビエンチャンからポーンサワンに来た時のバスで本を読んでいたときの外人さんも、この同じバスに乗っていたのだが、その人は相変わらず本を読んでいたがまったく大丈夫な様だ。つえぇな。俺も酔わずに頑張ったぜ。
我慢すること数時間、ルアンバパーンへ到着。
YSは車に酔ったわけではなく、今日は朝から風邪をひいたらしく、体調が悪い。そこで今日はゆっくり部屋で休みたいとの事で、部屋をシェアせず、別々の部屋に泊まる計画である。
最初メコン川沿いの宿を探したが空きが見つからないので、YSはもう一つの宿街の方に行ってみると言うので、取り敢えずここで別れる。俺も暫くメコン川沿いを探していた物の、見つからないので、YSの行ったカーン川沿いの方へ足を運ぶ。途中YSが現地の人と話をしている所に出くわしたが、何か話が長そうなのと、小便がしたかったので先に進み、コールドリバーと言うゲストハウスに宿を取る。YSも後から来て、同じくここに宿を取った。
知らなかったが、ここは日本人宿で有名なようだ。俺が宿に着いたときにも、入り口のテーブルに大量の日本人がにたむろっていた。彼らは随分と仲が良さそうだ。話を聞くと、途中で出会ったり別れたりはしたが、この宿に自然と集まって、集結したような感じらしい。
俺は荷物を置いて、街をブラブラしに出掛ける。
ルアンバパーンは、街並みが世界遺産である。ただ、何処のあたりがそう言うポイントなのか良く解らなかったのだが、取り敢えずビエンチャンより綺麗で栄えている感じである。暗くなってきたら、ナイトマーケットも始まった。ラオスでの売りはどうも織物か何かのようだな。
歩き疲れたので、ネットカフェに入り、ネットを繋いだ途端に停電が起こった。
しばし待つが、一向に復旧する気配がないので、諦めてホテルに帰る。帰り道も真っ暗である。デット島を思い出すぜ。停電でなくても、市街の中心からチョットはずれると、街灯も少なく、元々結構暗そうだ。
それにしても街全体の停電なので、あたりが真っ暗なので星が凄く綺麗である。
この所、夜空を見上げるって事をしてなかったな。ゆとりが無くなると、上を見る事をしなくなると聞くが、だとしたら俺はこの所まさにゆとりゼロだったのだろう。
なんか今日は停電したおかげで、星に気付いたし、それも特に綺麗に見えたし、得した気分だ。
部屋に帰ってからも停電が続いているので、ベランダに出て星を眺めて悪くない時間を過ごした。誰かツレがいると、こんなの自分に酔っているみたいで照れくさいくて出来ないところだ。一人っていうのも良いもんだのう。
—
11月 16 2007
2007年11月16日(金) ラオス(ルアンバパーン):コールドリバーゲストハウス
今日は、まずワット・シェントーンに向かって歩いてみる。街並みを見るために、一度西の方に出てから、Sisavangvong通りを北東に向かって歩いてみる。この道沿いに見所が色々あるようだ。
ルアンパバーンは街並みが世界遺産である。確かに、ノンビリとした良い街である。
街並みが世界遺産というと、ベトナムのホイアンを思い出す。あそこは当時の古い建物を保存していこうとしている感じがしたのだが、ルアンパバーンはあまり、統一感無く新しい建物なども混ざっているな。何処かちぐはぐな感じが否めない。
所々流し見しながら歩き、街の端にあるワット・シェントーン(Wat Xieng Thong)に到着。
ここは、1560年に建てられた、ルアンパバーンで最も有名で美しいと言われている寺院である。仏像が安置されている祠には、1950年代の生活風景を描いたモザイク画が施されている。
確かに美しい寺院で、ノンビリ眺める。そういや、ラオスで見た絵はがきは、必ずと言っていいほど、この寺院の写真の物があったなぁ。
モザイク画も素晴らしい。しかし、1560年に建てられたのに、1950年代の生活風景を描いてあるというのは、どういう事なんだろうか?
今日は、こんな感じで散歩したり、戻って昼寝したりして過ごし、夕方になったので、恒例の夕陽を眺めに行く事にする。聞くところによると、ルアンパバーンでは、プーシーと言う寺院が、夕陽スポットと成っているそうだ。何故なら、プーシーは高さ100mほどの高さの丘の上にあり、頂上からははルアンパバーンの街や、メコン川が一望でき、夕陽を見るにはもってこいであるのだ。
しかし、この丘の階段が結構急であり、この俺でも途中一回休憩を入れた程である。ガイドブックによると、200段を越える階段で、歩くと約30分はかかるそうな。
何とか日没に間に合って頂上に到着した。すると、同じ宿の日本人の人々が、ほぼ全員いた。毎日いるのか、それともたまたまだろうか。どちらにしろ、ここは夜景スポットとして外人もいっぱいであり、完全にサンセットショーである。アンコールワット近くの、プノン・バケンと同じだな。そんなに良いポイントなら仕方有るまい。
と言う事で、俺が到着したときには既に結構な人がいたのだが、その後も続々と集まりだした。場所的に余り広くもなくギュウギュウである。あと、最も西端の位置は、それこそタタミ一畳ほどの広さに、多くのカメラマンが群がっており、彼らのせいでよく見えない。
俺は適当なところに陣取ってサンセットを眺めたが、夕陽はメコン川に落ちるかと思ったら、山があってその裏に落ちていったのでチョット残念である。
う~ん、ルアンバパーンの夕陽は有名なので、ここなら良い夕陽が観れるかと思ったのだが、思ったほどではないな。出来れば、メコン川の水平線が見える様な所を探したい。
…しかし、何で俺はこんなに夕陽に拘ってるんだっけ?たぶん、漫画のアジアのディープな歩き方を読んで、 帯に、
「オレはメコンの夕陽を見たぞ!」
とあって、主人公が凄い良い夕陽を見たと言うシーンがあったからだったと思う。
たしか、あれもルアンバパーンの街だったと思うのだが、どこか良い場所が有るのだろうか。ただ、あの漫画を思い返してみるに、タイも、カンボジアも、ラオスも、だいぶ想像していた雰囲気と違うな。ここ数年で結構変化したのだろうな。
日が落ちると早々に外人の人はいなくなるのだが、俺も含めて日本人は、その後もしばし留まって余韻を楽しんでいる様である。国民性の違いだろうか。
その後丘を降り、昨日も行ったレストランで晩飯を食う。
昨日は、牛肉のステーキを喰って美味しかったが、少し堅かった。今日は鳥のステーキを喰ってみると、これがスゲェ美味い。何でこんなに美味いのだろうか。そういや、ラオスの鳥は何処で食べても全部放し飼いの地鶏なので美味いという話を聞いた事があるな。だからかもしれないが、これは美味すぎるぞ。
地鶏ってこんなに美味いとは驚いた。
—
By 俺様 • 2007年 タイ・カンボジア・ラオス旅行 • 0