12月 10 2007
2007年12月10日(月)
今日からさっそく、語学学校スタート。
初日はホストマザーが学校まで送る決まりになっているようで、一緒にバスに乗ってCentralステーションまで行き、そこから歩いて学校に向かう。
これでバスの乗り場と、大体の乗っている時間がわかったものの、まだ見える景色が皆同じに見えるため、一人で降りる自信がない。明日大丈夫だろうか。
俺の通うEmbassyCESと言う学校は、Centralステーションから少し歩いた、Oxford Steetと言う、ゲイで有名な通りの真っ只中に有った。
この学校の、Academic Year Abroad(AYA)というコースを2期申し込んでおいた所、無料で2週間のサービスレッスンが貰えた。
そのAYAのスタートは2週間後なのだが、その前にサービスレッスンを使うことにしたので、今日から2週間、一般のコース(General)を受講する事になる。
Generalコースは毎週受け入れを行っており、初日のオリエンテーションでは、新入生がいっせいに集まって、必要書類を書いたり、説明を受け、テストを受けて、各自の実力にあったクラスに振り分けられる。
筆記テストに関しては、たいした量は無く、もちろん、俺は全然答えがわからないが、難解というわけではないと思う。どうせ俺は最低のクラスからゼロから教えてもらう気満々なので、全然緊張しないぜ。
筆記試験の後は、1人1人にテストの結果の通知とインタビューが行われる。俺は筆記は半々ぐらいであまり良い成績ではなかった。
インタビューではなんかいろいろ聞かれたが、言われてる事が半分もわからないので、「多分こんなことを聞いているんだろう」と想像して回答する。回答といっても、文法知らないので、単語の羅列である。
その結果、「Intermediateのクラスにする。」といわれた。Intermediateと言われても、それ自体がどんなレベルかわからず確認すると、中級らしい。イカン。適当ながらベラベラ喋ったのが災いして、ある程度聞き取れていると思われた気がする。
「中級なんて無理無理。俺文法まったく知らないよ。」
と言った(つもり)なのだが、「ハッハッハ ユーなら全然大丈夫」とか言われたのだが、疑わしくてゲンナリする。本当だとしたら、その下のクラスとかは、ABCのアルファベットも知らないぐらいのレベルなんだろうか。
ここで俺の輝かしい英語のスキルを纏めておくと、
・高校3年の時の学年末テストで3点。しかも120点満点のテスト。
・大学受験時の試験で、英語の偏差値30。
・この前のTOEICの結果300。その前は220。
てな感じだ。
やけに、3のつく数字と3の倍数に縁があるが、本当に英語に関しては、3のつく数字3の倍数に限らずアホである。
基本的に自分がギリギリの、高いレベルのクラスに入れれるのは歓迎であり、望むところではある。今までの経験上、そういう環境は自分を一気に引き上げて上達を早めるし、上手くいかなくても、そこそこの上達は見込めると思う。ただ、それはギリギリでもそのレベルに達している場合であり、達していない時は、完全に取り残されてしまうと思うのである。自己評価では、今回は後者だと思うのだが、もう決まったものは仕方ない。学校の判断に従おう。
最後に学生証を受け取る。学生証だが、オーストラリアでは語学学校の学生は、交通機関における割引は使えないんだそうな。学割を結構期待していたのだが残念。今日のバスも片道5AUDほどだったが、毎日往復の交通費を払うのは痛いのう。
それにしても学生証の写真だが、例の日焼けで真っ黒であり、松崎しげるより黒い。その上マダラで凄い汚らしい。この写真を半年使わなくてはならんのか。つか、俺は現在こんな顔してたのかと、今更ながら驚いた。
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今日はこれで授業も無く解散。まだ昼である。
時間も有るし、日本で留学を手配してくれた留学エージェントの、アルク・グローバルパートナーズはシドニーにオフィスがあると連絡を貰っていたので、訪ねてみる事にする。
オフィスはタウンホールの駅から少し歩いた所に有るらしいのだが、見ていた地図は左が北になっていることに気づかずにエライ彷徨ってしまったが、何とか発見。
シドニーではどんな小さな道でも名前がついていて、交差点にはちゃんと通り名の札があるので、基本的にアドレスは探し当てやすい。
オフィスの中には、3人のスタッフがいた。みんな親切であり、これからの事やら色々相談する。
話の中で、「学割が使えぬ。想定外だ。」と泣きを入れたら、トラベルパスと言うものが存在することを教えてもらう。トラベルパスは値段により様々なタイプがあるが、1週間使い放題のパスである。
俺の利用範囲と条件に合うやつは、Redと言うやつで値段は25AUD。現在このままでは家からバスで1往復で10AUDも使ってしまう俺としては夢のようなパスだ。あとこのパスは、当日の15:00以降に購入すると、明日から1週間使えると言うおまけ付である。使わない手はねぇ。やはり現地に住んでいる人の話はいろいろ聞いておくもんだな。
帰りに早速、トラベルパス・レッドを買おうと思ったのだが、聞いていた売り場が見つからぬ。そこに限らず、そこかしこで売っているらしいのだが、何処で買えるのかイマイチわからず、今日の所は断念。普通にチケット買ってバス乗って帰る。
旅行時と一緒で、慣れないバスは降りる場所が難しい。1時間ほどずっと地図を眺めて乗っていたので疲れた。
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12月 11 2007
2007年12月11日(火)
今日は初授業である。
Intermediate(中級)のクラスがD1~D7(?)ぐらいまであり、俺はD4らしい。1から順にレベルが上がっていくらしいのだが、何で俺が4なのかいよいよ持って謎であるが、まぁ授業を受けてみなくてはよくわからない。
D4教室に行って見ると、教室のメンバーは、何人か欠席しているようだが、日本人×4、韓国人×4、ブラジル人×2、タイ人×2、トルコ人×1と言う塩梅である。この学校は日本人率が低いはずなのだが、何故か今はこのクラスに集中しているらしい。
先生のJohnが来て授業が始まる。
勧め方は、Intermediate向けのテキストがあり、それに沿って、リーディング、ライティング、スピーキングと言った事を、担当の先生のやり方で進めていくようだ。
それにしても、全然わからん。
まずJohnの言っている事が全く解らない。かなりゆっくり喋る先生なのだが、聞き取れても基本的に言ってる単語がわからないので、チンプンカンプンである。わからないにも程がある。途中やれと言われた課題も、やれと言われた事自体気づかないし、やってみても全然わからない。そこら辺はまぁ良いとして、
「○○について、隣のやつと話せ。」
的な事を言われると非常に困る。俺はできなくてしようが無いものの、相手にとってはこんなやつ困るだろう。
そんな感じで、とりあえず授業は終わるが、「ずっと困っていた」という感想だけが残った。
クラスには日本人が沢山いて、休み時間などで話をするとき、「日本語で良いですよ」と言ってくれるので助かった。大体俺は、授業のみならず学校のシステムも良くわからず、そこら辺を聞く事ができるのが嬉しい。日本出国前は、「学校に日本人がいても、日本語つかわねぇぜ!」とか、尖った事を考えていたものだが、そんな事より利便性を優先である。尖るのはもう少し後にしよう。
ちなみにクラスのみんな、
「最初のころは先生が何を言っているのか、ほとんど聞き取れなかった。そのうちなんとなくわかって来るんだけど。」
と言っていたが、俺ほど聞き取れていなかったのか知りたい。
冷静に判断して、少なくとも俺はこのクラスの実力は無いな。
他の人も初めての時は、もっと下のレベルのクラスから始めて、順々にレベルを上げてこのD4に来ているらしい。そのため
「最初からこのクラスなんて,、凄いですよ。」
とか言われてしまう始末。違う、それは違うぞ。
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午後はオプションクラス。
さっきの午前のクラスは、Coreクラスと言って、同程度の生徒を集めたクラスでのメインとなる授業なのだが、オプションクラスはクラスに関係なく、特に自分が希望するジャンルの授業を受ける事ができる。
俺は良くわからずに、Listening, Speaking, PronunciationをターゲットとしたLSPと言うクラスを昨日選んだらしい(自覚なし)。
クラスに行ってみると、このクラスの先生も先のJohnであった。よくよくこの先生と縁があるらしい。
今日は、RONNIE BARKERのと言うコメディアンのDVDを鑑賞し、その中で出てきた単語についての解説だった様である。このDVDはみんな聞いて笑っているのだが、俺だけ笑えん。くそう。
悔しいので、雰囲気でみんなが笑う前に笑っておく。
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帰りがけ、駅の窓口でトラベルパス・レッドをゲット。もちろん、3時以降に購入だ。
シドニーはバスも電車も運営会社が一緒(国か?)なので、このパスは、電車、バスの両方を使えるのである。
俺の場合、ホームステイ先の家から最寄り駅までもバスを使わなくてはならず、それならばそのままセントラルまで乗った方が良いとの言う事でバスだけを使っていた。だが、このパスを使えば料金を気にせず両方使えるし、電車も使えるので所要時間が短くすむな。
せっかく乗り放題なので、今日は帰る前に電車でCircular Quayに行ってみる。
Circular Quayはシドニーの北にある港の駅であり、駅を出ると左にシドニーブリッヂが見える。
シドニーブリッヂ
そして、右方にはオペラハウスだ。
オペラハウス
ふむ、コレが噂のオペラハウスか。こいつは、「世界三大がっかり」の有力候補なのだが、なかなかどうして、良い感じじゃないかと、俺は思う。これって世界遺産にも登録されているんだな。
これは入り口からチョットだけは入れるのだが、現役のオペラハウスであるので、なんかのチケットを買わなくては、まともに中に入れない。そのうちなんか見にきたい。
Circular Quayの駅前付近では、路上パフォーマンスをしている人も多い。
その中で一風変わった音が聞こえてきたので見ると、アボリジニ風の人が、長い筒のような木に口を当てて、
「ヴボォオオオオ~~~ン ヴオッポ ヴオッポ」
と音を出している。
おぉ、あれは、リジュ・リドゥじゃないか。初めて見たぞ、聞いたぞ。なんとも不思議な音色よな。
リジュリドゥ
その後散歩ついでに、さらにも少し西にある、ロックストリートを散策。
だが、慣れない土地を歩き回っているうちにヘトヘトになってしまい、適度に切り上げて家に帰る。
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By 俺様 • 2007-2008年 オーストラリア留学 • 0