2000年5月6日(土) 晴れ 大阪発、名古屋経由、神奈川入り

 

Kの家にてダラダラ起き、ダラダラする。 今日は一気に大阪から神奈川まで移動なので憂鬱。 めんどい。 その様子をみてKが
「なぁ。帰えらんでええんちゃう?」
と何度も言ってくる。 こいつは俺様と名残を惜しんでいる訳でもなんでもなく、ただ『まかり間違って見合いが大成功に終わり、俺様がKより先に結婚してしまうんではないか』と言う事が心配なだけらしい。 前にもメールで『お前だけには負けたくない』とわざわざ送ってくるから、何かと思ったら結婚の事だったらしいし。 貴様の弟は既に結婚して子供までいるのに、何故俺様と張り合うのか謎だ。

しようがないので適当にダラダラ出発。 帰りは行きのルートの逆で、途中はまた名古屋に寄り『みそカツ』だけでも食べて帰る予定。

西名阪道路を通過し、国道26号に突入。 この道は一応一般道だが、ほとんど高速道路の様な感じになっている。 なにやら、つくった物の道の高低差が有りすぎて、高速道路に出来なかったらしい。 一気にブッチギって亀山まですすみ、そのまま休まず東名阪道路でゴー!!
この東名阪道路は、行きには”とうめいはん”と頭の中で読んでいたが、これは”ひがしめいはん”なんだな。 一応”とうめいはん”でも『東京-名古屋-阪神』で一応間違ってなさそうだが、西名阪道路(にしめいはん)が有るって事は、やはり”ひがしめいはん”なんだなー。 と思った。 そーれーだーけー。

名古屋西インターで下り、市街を通過しながら、「みそカツ」を喰わせそうな店を探してひた走る。 みつからぬ。 あってももう閉まっている。 まだ1時半なのに閉店が早過ぎるぞ。 名古屋は昼も閉店が早いのか?

結局なんだかんだ名古屋駅まで来てしまい、大名古屋ビルヂングを横目に松坂屋に到着。 名古屋駅の松坂屋のミソカツが美味しいと聞いていたの、最終候補として残していたのだ。
松坂屋の食事の出来る階に来たものの、どの店にも大抵みそカツがメニューにあり、何処が美味しいみそカツか不明。 諦めて適当な店に入る。 みそカツを頼もうと思ったが、メニューを見ると『名物セット』と言うのがあり、『みそカツ』、『きしめん』、『味ごはん』がセットにっているらしのでそれにする。 まあ、セットになっている物はどれも中途半端になってしまう気がするが、しょうがない。 俺様にはもはや時間が無いのだ。

カツにかかったミソが、単なるカツでは無い事を意味するッ!
これが『みそカツ』だッ!
ギャーン! バルバルバルーッ!

うむ。 甘いみそがいけるな。

平べったい麺が、うどんで無い事を意味するッ!
これが『きしめん』だッ!
ギャーン! バルバルバルーッ!

麺の形以外、味とか全てただのうどんな気がするのだが。 なんか、原料とかうどんは違うのか? きしめんってそれだけか?

どこからどう見ても、単なる混ぜご飯な気がするッ!
これが『味ごはん』だッ!
ギャーン! バルバルバルーッ!

・・・で、『味ご飯』と言うのも、名古屋名物なのか?

とりあえず、名物シリーズを喰ったと言う事実が出来たので旅立つ。 さらば名古屋。 また会う日まで。 あえるときまで。

名古屋インターから東名高速道路にローリングスタート!! 行きと同じ浜松湖で少し休み、旅立つ時に入ろうと思ったガソリンスタンドに入り損ねる。 ガソリンピンチ!!

案の定、次ぎの補給地点にたどり着く前にガス欠で停車。 ぬはぁ。 JAF入ってないんだよなー。 そう言えば丁度名古屋でJAFに入って助かったと、Yと話してたっけなぁ。
しかし、バイクには補助タンクの切り替え(なんて呼ぶんだ?)が有るので、recに切り替え再びゴー。 これって何キロ持つのか謎。 とりあえず省エネ速度80キロで走り続ける。 それにしても、高速道路は80キロが最高速度のはずなのに何でこんなに凄い勢いで車に追い抜かれるんだ。 けしからんな!! イヤ、言ってみただけ。

ちょっと走ると、20Km先にガソリンスタンドがある標識発見! 足りるのか? ハラハラしながら運転を続ける。 前傾して風の抵抗を少なくしてみたり、息を吐いて体を軽くした気分にしてみたり、呼吸をゆっくりにしてみたり・・・と、半分以上意味のない努力をしながらひた走る。 いいんだよ。 努力した気分で気が紛れればそれで良いんだ。 ハラハラして焦るだけ損だ!! 無だ! 無になるのだ!! 虎だ! 虎になるんだ!! と再び余計なことを考えながら気を紛らわす。 そして、ギリギリセーフ。 さすが俺。

うむ。 あとは何も無し。 そのまま川崎インターで降りて、途中飯喰って家に帰っただけ。
それにしてもさすがに大阪から一気に神奈川までは疲れるな。 もうやりたくなし。 車なら少しはマシなのだろうが。 まあ、今回は特にトラブルも無く、無難な旅だったのではないか。
バイクに関しても、いつものツーリング以上走ったが心配だったバッテリーもイカレなかった。 行きの途中で気になったバイクの異音は、どうもタコメータ付近に付けていた時計が、時によって角にぶつかっている音だったようだ。 めでたしめでたし。

とっぴんひゃらりのぷう