2001年4月30日(月) エレガントインド旅行(10):おいでませアンベール城

おいでませ、アンベール城

おいでませ、アンベール城

 

アンベール城塞(Amber Fort)

 アメールは、1037年以降、マハラジャ・サワイ・ジャイ・シンがジャイプールに遷都するまで都が置かれていた村で、村を見下ろす小高い山の上に要塞と宮殿が建っている。
城塞の建設は、1592年にラージプート族のラジャ・マン・シンによって開始され、その後、何代にもわたって増築が重ねられた。

 

美しい壁と美しい俺様

美しい壁と美しい俺様

像使いとのバトルを終えた俺様とTを、

 「何をしてたんだ?」

と言う顔をしたダーラムさんが迎えられ、アンベール城に入場する。

アンベール城は城塞とは思えぬえらい凝った装飾が施されており、もし俺様がこの城を守るとしたら、門に傷一つつけられるのすらイヤンな感じである。

城の内部に突入すると、入り口に劣らぬ装飾がそこかしこに施されている。 これらに使われる塗料は、宝石を砕いたものを使っているとの事。 金持ちにしかできない芸当である。

塗料もすごいが、装飾も非常に細かい。 ダーラムさんは、

 「ヒジョーにイイ仕事してマース」

を連呼していた。 この『イイ仕事してます』は物を褒める時の、ダーラムさんの口癖っぽい。

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とにかく内部の美しさには圧倒され、ただひたすら壁を眺めながら道を進む。
しかし、いくら凄いものもこれだけ沢山あると、なんだか普通に思えてきてしまい、最後の方はもうどうでもよくなってしまうから、俺って贅沢にできているなぁと思った。

ちなみにここでダーラムさんよりマメ知識。

 「街の名前に『プール』とつくのはヒンズー教、『バード』とつくのはイスラム教の街でース。 ここはジャイプールなので、ジャイと言う王様が作ったヒンズー教の街デースヨォ。
そして、ヒンズー教の建物には、必ずガネーシャ像がありマース」

なるほど。 勉強になったぜ。 ガネーシャってあの象みたいな、ヒンズー教の象だな。 しかし、感心しているTの横で、

 『「ガネーシャゾウ」と言うと、『ガネーシャ像』の事だが、『ガネーシャ象』だと思っている人もいるんだろうなー。 象に似ているし。』

 とか、余計な事を考えたりしてた俺。