2009年04月11日(土) 台湾(台北)

 

今日の最初の行動は、訪台の目的の1つ、法要への参加である。

台北の北にある芝山站の近くにある、慧濟寺に向かった。他のお寺は知らないけども、取り敢えず見た目は日本のお寺と違うな。ただ、内部に飾られている仏像などは、日本のお寺とくらべて違和感はないけど、ちょっと派手めではある。これまで他のアジアのお寺を見て来て思うのは、日本のおてらは、シックであると言う感想だ。
我々は早め到着した方であったが、それより前に到着されている方もおり、昨日の方々が準備も担当されているので、方々へ周りに挨拶をしたりする内に、どんどん人が集まってきた。<BR>
その集まってくる方というのも、俺としては、本・雑誌・ビデオやDVDで、こちらから一方的にしかお目に掛かった事のない方々ばかりである。それに、今回は特別な集まりである事もあって、激しくレアな方々までいらっしゃって、マニア垂涎の顔ぶれである。こんな集まりがあると知っていたら、勝手に個人旅行できて、紛れ込んで見物したりする人がいそうだ。見物料も取れるんじゃないだろうか。

先生がそれらの方々と挨拶して回るのについて回り、至近距離でで有名人をジロジロ眺めるが、こうしてみると普通の初老の方々がなのだが、あんな事や、こんな事やと、彼らの武勇伝が頭をよぎる。

 「試しに俺が殴りかかったら、どうなっちゃうんだろうか? せめて、この場に暴漢とか登場しないだろうか。」

とか、不謹慎な事を考えながら、一緒に写真を撮るなどして過ごす。
こういう時だからか、台湾人が元々そう言う風習なのか解らないのだが、もうやたらみんなで集合写真を撮りまくりである。先の重鎮の方々も含めて、希望すれば進んでツーショットで写真を撮ってくれる。ただ、日本のメンバーは出しゃばってしくじるのを警戒しているのかおとなしいので、集合写真が主である。
しかし、ふと見ると、超有名で有る事もあるが、俺個人にとって、かなりの影響や関係のある方を発見。その先生と全員で写真を撮ろうと言う事に成ったのだが、周りの人が気を利かせたのか誰も入ってこないため、俺とツーショットの写真を撮ることになり、良い記念の写真となった。握手もして頂き、

 「この掌や拳が、あの噂の…。 つか、ここで俺が殴りかかったら、どうなっちゃうんだろうか?」

と再び不謹慎な事を考えたりした。

法事に関しては、日本でも解らないので、台湾での中国語でのお経は全く解らない。そして長い。テキストが回ってくるのだが、当然読めないので、黙祷して過ごした。

法要が終わると、台北へ戻り、昼食に排骨麺を食べる。肉がごついが、柔らかくて美味かった。

                   排骨麺

排骨麺

                   総統府

総統府

その後、台湾ならではの買い物をしたり、中正記念堂を見学して過ごす。

                   正門

正門

                   中正記念堂

中正記念堂

夕方になると、記念挽會へ参加するために、台北市立教育大学へ向かった。
こちらにも早めに到着したので、展示物を見るなどして開始時間を待つ。

今日の挽會はイベントの見学だけなのだが、明日はこの場で我々の中からも交流のために、出し物を行う事になっている。そのプログラムが出来ていて、配布されたので内容を確認した所、出演者に俺の名前が入っている事が発覚。しかも、トリだ。
時間も少ないという事だったので、日本軍団では内容のバラエティを考えて、4組を予定者として提出してある。また、誰かの調子が悪かったら、と言う補欠として俺の名前を入れてあった。しかし、その意図はつたわらず、しっかりプログラムに記載されてしまってるようだ。ぬぉ、今回は見学のみと思って、気楽に過ごしていたのに、一気に緊張感が高まる俺。急に言われても心の準備が。取り合えず、下痢をしないように水には気をつけるとしよう。

挽會では、先の重鎮の方々の挨拶などがメインだが、中国語なので良く解らない。
しかし、最初に挨拶した先生が出し物を始めた。そのため、続く先生方もそれに続き、期せずして言葉が解らずとも、楽しめる物になった。

 「『撮影禁止』って張り紙が有った気がする。」

と言う声も聞こえたのだが、個人的にはその張り紙を見てないので、今の噂も聞かなかった事にして撮影を続行。ふっふっふ、これだけでも、台湾に来た甲斐があるって物であるな。

晩會が終了すると、ホテルの近くで解散。
俺はC叔父さんに、「紅焼刀削麺」の店に連れて行ってもらった。C叔父さんは華僑で台湾に過ごした事もあるので、ここら辺の過ごし方や、もちろん食べ物にも詳しくて頼もしいぜ。
紅焼刀削麺は、見た目も赤く辛そうだが、辛さには比較的強い俺には程良いぐらいであった。

                   紅焼刀削麺

紅焼刀削麺

しかし、明日の事を考えると気が重い。胃腸にダメージを与えてなければよいが。