4月 8 2013
2013年04月08日(月) ビガン(1) | フィリピン旅行(13)
朝、いつもの様に屋台村で朝食を食べる。
町の中央の州庁舎では、役員らしき人が大勢並んで何かセレモニー的なものをやっている。何をやってるのかよく分からなかったが、単なる朝礼かもしれない。
宿に戻ってチェックアウトを済ませると9:30頃。今日の目的地ビガン(Vigan)に向かうバスターミナルへ向かう。
バスターミナルに近づくと、昨日の俺を覚えていたのか、遠くから係の人が俺を見つけ、「オーイ!これだこれだ。早く乗れ!」と動き出しているバスを停めて乗せられた。10分間隔で出るだけ有って利用者が多く、ほぼ満席。バスはビガン行きだが各々降りたいところで降りることができ、料金もそれ次第。ビガンの場合はPhp100。
バスにもグレードが有るのだが、選べるほどよくわかっていない。とりあえず今日乗ったものはあまり乗り心地が良くないし、窓が汚くて外が見づらい。
ビガンまでは結構距離があるのだが、海岸線の一本道なので結構なスピードで走れるからか。2時間半ほどで到着した。
大きな地図で見る
ビガン(Vigan)は、16世紀からのスペインによる統治下で商業、貿易の拠点として栄えた街。街並みは、スペイン、中国、ラテンアメリカの影響を受けているといわれている。1999年、旧市街地が、ビガン歴史都市としてユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録された。
フィリピン中で最も当時のスペイン情緒あふれるコロニアルな街であり、俺がラオアグに求めていたものは、こちらに有りそうである。
本日は順調にたどり着いたが、例によって降りたところが街の何処か不明。ターミナルの近くで昼食をとりながら、場所を確認。もう、フィリピンはバスやジプニー等、運行会社によって場所が違うし、規模が違うし、地図に載ってなかったりするので、現在位置を確認するのが大変。
なんとか食堂のおばちゃんに場所を聞いて目星をつけ、まずは目星をつけていたコルデレラ・インという宿へ歩いて向かう。
歩きながら街並みを眺めると、綺麗な街だがこれまた大して特徴がない。
しかし、メナ・クリンロゴ通りに入ると、とたんにスペイン風でイメージ通りの街が出現した。そこだけ石畳になるし、カレッサ(馬車)も走っている。そして、コルデレラ・インもその通りに面した、まっただ中にあった。
宿は無事に取ることができ、Php1500/1泊で朝食付きだ。
ただし、部屋の掃除が済むまで入れないので、カバン預けて散歩に出かける。
このスペインの街並みは、どうやらこの通りのみの全長200m程しかなく、一歩外れると普通のフィリピンの街だな。そして道に面している建物はスペイン風であるが、そのほとんどがおみやげ屋である。
観光地としてはこの通りに集中している模様。また、外人より、フィリピン人の観光客が多いので、地元の人にとっても有名な観光地の様だ。
通りを眺めながら北へ抜け、聖ポール大聖堂とサルセド広場を眺め、ぐるりと裏通りを散歩して宿に戻る。
宿では例によって昼寝して、18:00頃に目覚めたので、夕食と夜景を見に出かける事にした。
やはりこの通りは観光を売りにしてるだけ有り、夜のライトアップも抜かりなく行われている。
今度は南回りにグルっと裏通りをあるいて食堂を見つけたので、そこで夕食。
食事は特にスペイン風というわけではなく、フィリピン定番の串焼きと魚。
食後サルセド市場を通りかかったら、何か騒がしく、人も大勢集まっている。
近寄ってみると、ここの噴水を使ったライトアップショーを行なっていた。毎晩やっているのかたまたまかよくわからない。あとで宿で聞いたら、毎日やっているようだ。その割には見物客もいっぱい集まっているし、音楽を何曲もつかった、時間も力もかけたショーだった。
宿の通りに戻ると、この時間のほうが観光客が増えていて賑やいでいた。
宿に到着。本日の観光終了。
明日も一日ビガン観光を楽しもう。
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4月 9 2013
2013年04月09日(火) ビガン(2) | フィリピン旅行(14)
ホテルで朝食を食べ、すこし休んでから朝の散歩に出かける。
出て直ぐの所にアイスクリーム屋がいたので、アボガド味を購入。Php40とサイズの割にいい値段する。味は濃厚でうまかった。
スペインの街並みではなくなるが、メナ・クリンロゴ通りの南の方をウロウロ。ここには、ヴィラ・アンヘラ・ヘリテージ・ハウスという、名家の個人邸宅だが、歴史的建物で宿泊も可能な建物や、何かよく分からないけど味のあるものが点在していた。
その後サルセド広場の方に移動。その、途中ツーリスト・インフォメーションがあるので立ち寄り、情報収集。
ここでは、カレッサ(馬車)による観光ルートが定番のようで、それの費用(訪問先の入場料など)のリストをもらう。カレッサ自体の料金は1時間Php150と結構安い。一人あたりではなく、馬車1台あたりだ。
とりあえずカレッサは午後にでも乗る事にして、プルゴス国立博物館に寄る。寄付としてPhp20。
ガイドがついてくるのだが、早口すぎてよくわからない、移動も急かされるので落ち着かず。ガイドは断ればよかった。
博物館をでてすこし中心から離れたたたりを彷徨う。うむ、歩いて楽しむには基本的にはやはり宿の近くの街並みを眺めるぐらいしかなさそうだ。
昼も近づいたので、公園の脇に屋台群があるのでそこで昼飯にした。
・でかい餃子もどきと、エビのかき揚げ。
その後、一旦宿に帰り、いつもの昼寝。気づくと16:00になっており、再び散歩に出かける。午後はカレッサに乗ることにする。
カレッサはその辺りに客待ちで溢れている。完全に需要過多であり、値段が安くなるのも仕方ないのか。
観光地では街全体で観光に掛かる費用の定価を決めている所が多い。これは、悪徳なキャッチなどを防いで、街の悪評が立た無いようにしていると思っていた。しかし、最低価格を守るという意図もあるんだろうと気づく。このカレッサあまりの情況だと、生活に困った人がどんどん値を下げかねない。
しかし、1時間Php150は安すぎないだろうか。マシンと違って生き物の馬を使っているので、維持費の面でリスクも高いだろうに。
カレッサは観光向けのルートはほぼ決まっていて、運転手が例のリストからチョイスして停まって、外で待って、次へと回っていくようだ。
聖ポール大聖堂をスタートした我がカレッサはプルゴス国立博物館へ向かったが、既に観光を済ませているので、直ぐに次の北にあるベルタワーに向かった。
ガイドブックにはこの辺りの情報がなく、地図も同じくガイドブックのものなので、こんなものが有るとは知らなかった。歩くには少し遠い距離で乗り物が必要な観光スポットである。ベルタワーの前には立派な教会もあった。
・教会ではまた結婚式(複数カップル)が開かれていた。んもう、みんな幸せなんだから。
・ベル・タワー。1591年に立てられたもので、かなり年季の入っている。現在、修復事業の真っ最中のようだ。
その後は街の東側をぐるりと回って南側にでて、博物館や、ブルナイと言う陶器工場などをまわる。
・俺のカレッサ。
・博物館。PIG SYSTEM TOILET発見。
観光を終えると、スタート地点のメナ・クリンロゴ通りに向かう。
やはり、この場所の観光といえばこの通りであり、さらにカレッサに揺られてと言うのが最大の楽しみと言えるだろう。
通りを北上したところで、カレッサによる観光終了。
近くの店でハロハロを食べた後、おみやげ屋を眺めながら宿に戻る。
・ハロハロ。なんか甘くない。メニューの写真に比べて貧弱。
・プレデターっぽい。
宿に戻ってちょっとだけ休憩し、また夜の散歩に向かう。
この通りは夜のほうが環境客が多い。もしかして平日は、地元の人が仕事後にちょっと寄ってみる的な楽しみ方をしてるのかもしれない。
夕食は適当に屋台ですませ、公園にむかってみたら、また音と光のショーをやっていた。やっぱり毎日やっているのか。
ビガン観光も本日で終了。
明日は南下して、場合によってはバギオ、可能ならばバナウェにたどり着きたいが、ちょっと行き方に不明な所が有って不安だ。
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By 俺様 • 2013年 フィリピン旅行日記 • 0