8月 14 2005
2005年8月14日(日) その4 チェンライ(ナイトバザール) | タイ旅行(10)
ここチェンライは、チェンセーン、メーサイと回ってまた戻ってくるが、その時に時間があるのか解らないので、ちょっと観光してみようかと考える。
しかし、バンコクのTATで言われたように、特に観光するような所が見あたらない。ガイドブックをみても、2ページ程度の情報であり、見所は無くのんびりと過ごすところだと書いてある。
一応、風変わりな仏像とかも有るようなのだが、ゴタゴタしている内に陽は落ちて暗くなってしまっており、ちょっと町中を離れると街灯も少なく、おっかなそうである。
そのかわり、バスターミナルあたりを中心に、ナイトバザールがはじまったので、そちらを眺めて回る事にする。
このナイトバザールは、毎夜行われているのか、たままたそのタイミングに俺が来合わせたのかは不明だが、なかなかの賑わいである。 ちょっと離れると殆どひとけが無くなるのだが、ココ付近だけ凄い人が集まっており、外人もどこからか沢山あつまりだしていた。
ここでは色々お土産が売っているのだが、まだ旅は長いので買い物する気はないので、あたりを眺めながら彷徨う。
こういうバザールでは、山岳の少数民族の独特のお土産などを売っている様なので、様々なものが見れて楽しい。
値段に関しては、売る側はもちろん値切られる前提でのファーストプライスだと思うが、それでも日本の感覚では値切る前から安い。 割り増しのファーストプライスにしても、インドやエジプトに比べると非常に控えめな割り増しブリであるな。
こういう買い物では値引き交渉等も、買い物の楽しみの内であるとは思うのだが、外人の値切り方を見てると酷いのが多い気がする。 どう見ても無茶な値段(なんでも10バーツにしろと言っている奴とか)を提示していたりする。 それで売り側が「それは無理だ」と言うと、「何でだ!10バーツで売れ!」とけんか腰だったりする。 どういうつもりなんだろう。
逆に日本人とかは何でも言い値の高い値段で買ってしまうのが問題だったりするようだが、ここで見た外人の値切りッぷりは、眉をひそめるものが多かった。
フラフラ歩いていると、偶にカエルの鳴き声が聞こえて不思議に思っていたのだが、暫くしてその原因がわかった。 木彫りの置物を売っている所にあるカエルから音が出ているのである。
このカエルは掌ほどの大きさで棒をくわえており、この棒を抜いてカエルのギザビザになっている背中をなでると、「ケロケロケロケロ」と、カエルの鳴き声のように鳴るのだ。 しかも、その音がなかなかよく、カエルそっくりである。 値段は、「1つで60B、2つで100B」らしい。 俺判断では値切る前から安い。
荷物になるので、まだ買い物はしないつもりだったが、仕方ない。 辛抱タマランくなったのでその値段で2つ購入。 つか、旅の最後の方にでも出会っていれば、土産様に大量に購入していたところだぜ。
その後も彷徨ったり、出店で何か食べたり、また歩いたりを繰り返しながら宿に戻る。
部屋ではカエルを思う存分鳴らし、満足したので、まだ11時前ではあるが早めに寝る事にする。
明日は6:00発のバスなのでな。
それにしてもこのカエルは気に入ったぜ。
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8月 15 2005
2005年8月15日(月) その1 | タイ旅行(11)
6:00発のバスに乗るため早起きする。 こんなに早起きしたのはいつぶりだろうか。
もう少し早く起きて、チェンライも少しは観光しようかと思ってもいたのだが、挫けた。
つか、まだ外は暗いので、これなら昨日の夜に行っても変わらないぐらい何も見えまいな。
ターミナルへ行くと、問題なくバスに乗り込む。
ウトウトしている内に外も明るく成ってきて、8時チョット前にチェンセーンに近づいた頃には完全に明るくなっていた。
今回も何処で降りるのか不明でドキドキしていたのだが、一応チェンセーンが終点なので、降りろと言われるまで乗っていたのだが、市街に入ると乗客も好きなところでボロボロと折りて行き、しまいには俺一人に成ってしまい、これまたドキドキ。
すると、「運転手がここら辺で降りろ」と言っているので降りる。
どうも、こういう小さい街だとターミナルのような物は無い様子。 それどころかバス停の看板らしき物もなく、乗り降りする場所も大体ここら辺という扱いのようだ。
ワット・チェディ・ルアンの大仏塔
チェンセーンは東側にメコン川が流れ、対岸はラオス。
元来は城壁に囲まれた街で、現在でもその城壁は残っているが、街はその外側にまで広がっている。
チェンライに輪をかけたような、と言うか完全に田舎街であり、TATに言われたとおりのんびり過ごすには良いところだが、観光的な見所は少ないみたいだ。
しかし、ついにメコン川に到着だ。
メコン川の方向は解っているが、わざと見るのは後回しにして、まずは屋台で朝食。 その後、街中を先に観光する事にした。
小さな街なので、歩いて充分観光は可能である。
この街でも当然現役の寺院もあるが、遺跡もいくつか残っている。 ワット・チェディ・ルアンは、高さ58mもの巨大な仏塔で迫力がある。 写真に収めるのに苦労してしまうデカさである。
適度に自分を焦らしたので、そろそろよかろうとメコン川に行ってみる。
ゴールデントライアングル行きボートの看板
黄色がタイ、ピンクがラオス、緑がミャンマー、赤が中国
ゴールデントライアングルに向かうボート。
俺独り占め。 旅は2人ぐらいがリーズナブルだ。
おお、これがメコン川か。 広いのう。 さすがに多摩川とは比べものにならん。
水の色は焦げ茶色で、触ってみるとひんやりと冷たい。 また、水の流れが結構早い。 対岸にはラオスが見える。
この川向かいには、文化も言語も違う国があるとはなんか不思議だが、日本のように島国に住んでいるからそう思えるのかもしれぬ。
ガイドブックを見ると、この付近の川の中頃にある小島はラオスの島らしい。
しかし、島単位なら決められるが、それらがない場所だと、川のどこからがタイで、どこからがラオスと言った取り決めがあるんだろうか? それが無いとね魚の取り合いで喧嘩になったりする可能性があるが。 きっとその喧嘩では、
「入ってないもんねー。空中だもんねー。」
とか、小学生のような事も言い出す奴がいたりしたに違いないぜ。
そんなことを考えながらしばしボンヤリ過ごす。
川には沢山ボートが停まっており、観光用か解らないがまだ殆ど稼働していない。 人もあまり通らず、閑散として静かである。
フト見ると、川縁を掃除しているおじさんがいた。
そこは、ここからメーサイの途中にある、ゴールデントライアングルまででるボート乗り場である。
ゴールデントライアングルとは、タイ、ラオス、ミャンマーの3国の境目になる場所であり、出来ればボートで川をさかのぼって行こうと思っていた、俺の次の目的地である。
おじさんは丁度そのボートの管理人らしいので、値段を聞くと、片道450Bで、往復なら500Bだ。
ボートも行ったら帰ってこなくてはならないので、基本的に往復を考えている料金設定であるな。 ボート自体も4,5人は乗れるので、それなりの料金だ。 俺は片道のみで、しかも1人でのるので高く付くのう。
まぁ、いろんな乗り物に乗るのも今回の旅の楽しみなので、このボートは外せまい。
他に相乗りするような人も見あたらないので、独り占めして、ゴールデントライアングルに向かうことにする。
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By 俺様 • 2005年 タイ旅行日記 • 0