12月 17 2007
2007年12月17日(月)
休み明けで授業を受けてみると、不思議とJohnの言っている事が、スラスラ頭に入って来て理解できた。…と言う様な事は全くなく、相変わらずチンプンカンプン。猿がお経を聞いてるようなもんである。
ただ、自分が言いたい事は相手に伝えられるようになっていた。…と言う事も全くなかった。
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先週までOptionクラスにLSP(Listening, Speaking, Pronunciation)を選んでしまったのだが、俺の場合発音とか、そんな場合ではなく、最低限の文法が必須だ。
そこで本日からGrammarのクラスに移る事にした。本当はすぐにでも変えたかったのだが、1週間単位でしか変えられないらしく、ずっと待っていた。
指定されたクラスに行き、授業を受けてみるものの、難しくて全く分からない。どうも、Grammarのクラスは、Level3まであるらしいのだが、なんか俺の来たクラスは、そのLevel3らしいではないか。
俺がこのLevelとされた理由は、「Intermediate の D4クラスなら、Level3だ。」って事らしく、「またかよ!」って感じである。
いつまでも祟る初日のクラス分け結果だな。
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学校の帰りに、エージェントに寄って、ひとまず土日にザッと流し読みをした、”EssentialGrammar In Use”を返却。その代わりに「英文法のトリセツ じっくり基礎編」を借りて帰る。
この本は、日本にいる時にも良く目にしていて、評判も良いようで気になっていたものの、何故か今まで読む事をしなかった本である。
家に帰ってじっくり読んでみる。…おぉ、こりゃいいぞ。
本の文章は口語で書かれていて馴れ馴れしく、最初の内は読みづらいのだが、内容がとても良い。知りたかった基礎過ぎる内容が徹底的に解説されている。
俺なんかは解説と言った物を読むと、「だったら、こう言う時どうするんだ?」とか、「さっきの説明と食い違ってんじゃん!」、と言った事だらけで、結局悶々としてしまうタイプなのだが、この本ではそこら辺も
「こう言うと、ここまで読んでた人は○○と思ったでしょ?実はこれは、…」
と言う具合にしっかり解説されている。うぬぅ、こしゃくな。でも、凄い良く解るぜ。
当面はこれを教科書として学習する事を決定。
しかし、学校ではこの辺りの基礎も教えて貰えると思っていたのだがなぁ。生徒の評判では、今のジョンが特に文法を教えない先生らしいのだが、そもそも俺にとっては、クラスがIntermediateなのが全ての間違いである。中級クラスでは、こんな基礎的な事は教えなくて当たり前だ。
それにしても、「長期留学さえすれば喋れるようになると思ったら大間違い」と言う話はよく聞くのだが、そこらへんは実感するな。英語に触れる機会は増えるものの、勉強は自分で工夫して行くしかないだろう。
ただ、他にする事がない環境にいる、使わざるを得ない環境にいると言う事は大きい。ここら辺をより生かす方向で勉強していくように工夫して行かなくては。
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12月 18 2007
2007年12月18日(火)
なんか、この所、日本とオーストラリアがクジラ関係で揉めていると、こっちのニュースでは毎日取り上げられている。
Web等で日本のニュースを見ても、現在はその手の記事は見かけないな。何でだろう。しかし、こちらでは大きなニュースらしい。
授業中、なんか話がそれたらしく、その流れで先生のジョンもこの鯨問題に言及して、
「日本人は、しばらくは中国人ですと答えた方がよい。」
と言っている。冗談かと思ったのだが、真顔で、「冗談で言ってるのではないぞ。」と言っていた。つか、中国人も鯨食べてると思うんだが。
それにしても、オーストラリアの一般人がどれだけこの問題に注目していて、どういう感情を抱いているのか、いまいちよく分からないんだがな。
ステイ先のリビングでTVを見てる時に、このニュースが流れたら気まずい事に成りそうだ。
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今日のオプションクラスも、チンプンカンプン。
今日は、本来の先生が休みで、代理に来た先生と話しをしたところ、
「なんで君が、Level3に居るのか?」
と言われ、「こっちが聞きたい。」と言い返す。
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今週が終わると、クリスマス(年末?)休暇であり、2週間間が開く。
その時の勉強のために、チョット実力がまだ追いついてないが、「English Grammar in Use」をついに購入。45AUD。たけぇ。
この本は、英語を英語で解説しているのだが、日本語版もある。
どっちも英語版は英国からの輸入、日本語版は日本からの輸入のため、どちらも定価のほぼ2倍である。
ただ、価格はともかく、どちらが自分の勉強に良いのか悩ましい。
日本語版は、当然解説が日本語であり、日本人が陥りやすい間違いも、わざわざ追記してあったりする。細かく理解するにはよさ気である。
英語版は、解説が英語であるが、やはり英語を勉強する人のための本なので、その解説の英語自体が難解と言うわけではない。今後は、当然英語での英語の勉強をしなくてはならないのだから、折角なので、文法用語とかを、こちらで慣れておくのが有利だと思われる。
エージェントのNBさんも、この本の英語版での学習を強く勧めていた。それって俺の現在の実力が中級だと思っているからと言うのもあるが、それだけでも無く、英語で覚えないとかえって理解し辛いニュアンスが多いと言うこともあるのだそうな。
確かに、英語に限らず、何かを学ぶとき、特に外国の文化というものを学ぶ時には、それが必須であるのは、今までの経験からも良くわかる。言語なんて、その国の文化そのものであるし。ただ、それって上級の人の言うことであり、俺のレベルでは取り急ぎ必須ではない気はする。
内容をじっくり見比べると、英語版の方が版が新しく、節が多くてページが多く、お得感が有る。あと、英語版の方を持っている自分が、なんか素敵で格好良いので、英語版にする事に決定。最悪、本棚の見栄えに活用しよう。結局決め手はこんな事。
今日はシドニーブリッジを歩いてみる。
橋からの見晴らしは素敵。
橋は24時間監視されている。
帰りは間違えて自転車専用の通路を歩いてしまい
自転車がビュンビュン走っていて超危険。
部屋でじっくり読みふける。
基本的に、まだ内容は半分も理解できないのだが、この本の取り組み方法は、頭からやっていかなくても良い様に成っているので、分かる箇所や、知りたい箇所から少しずつ取り組んでみよう。
それにしても、英語で書かれた英語の解説書か。なんか不思議だ。
学習者の国の言葉で書く必要が無く、むしろそれ故に全世界で販売できるベストセラーではないか。
すると、日本語で書かれた、日本語入門書ってのも有りか?書くだけなら、俺でも書くスキルが無くも無い事になる。まぁ、実際は人に教えた経験でもないと、どこが勘違いされそうかと言う部分が見えずに難しいだろうけども。
既に、日本語にも人気が有って定番のこういった本があるのだろうか。あるならちょっと、読んでみたい。
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By 俺様 • 2007-2008年 オーストラリア留学 • 0